離乳食の献立の立て方は?時期別献立例や注意点を離乳食インストラクターが解説!

こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。離乳食がスタートすると、大人のごはん以外に離乳食の献立も考えていくことになります。今日は毎日のことだからこそ、ママが少しでも楽ちんに献立を考えられるように、そのコツをお伝します。

まずは、離乳食の時期別献立スケジュールをチェック!

まず、各時期の離乳食のスケジュールを確認しましょう。

・離乳食初期

最初の1ヶ月は1回食 2ヶ月目から2回食

・離乳食中期

1日2回食

・離乳食後期

1日3回食

・離乳食完了期

1日3回食と1~2回のおやつ

 

離乳食の献立表の作り方、5つのポイント

マンネリを避ける5つのポイントとは?

毎日の離乳食の悩みの一つが「マンネリしてしまう」ということ。では、どうすればマンネリを避けることができるのでしょうか?離乳食の献立を考えるときの5つのポイントです。

・月齢に合わせた食材使う

赤ちゃんの月齢に合わせて食べられる食材を使います。

・いろいろな食材にチャレンジする

今まで野菜は何を食べてきて、新しく何が食べられるようになるのかな?ということを書き出してみてもいいですね。

・栄養素を考えてみる

炭水化物(ご飯、パン、麺類)、ビタミンミネラル(野菜、海藻、果物)、タンパク質(大豆、牛乳、卵、肉、魚)を、献立の中にまんべんなく取り入れます。

・赤白黄緑黒を取り入れる

食材の色に注目してみましょう。赤白黄緑黒を献立の中にまんべんなく取り入れると、おのずといろいろな食材を使うことができます。

・とりわけ離乳食を取り入れる

大人料理からのとりわけ離乳食を考えると、大人料理、離乳食の2種類を考えなくていいので気持ちが楽ですね!

 

1歳児の離乳食の献立例

3回食になり、栄養の大部分を食べ物で摂るようになる1歳の赤ちゃん。そんな1歳の赤ちゃんの献立を見てみましょう。

離乳食の献立例(1歳2ヶ月

・鶏ひき肉と野菜のうどん

・なめこの白和え

・イチゴ

・鶏ひき肉と野菜のうどん

大人も調味料を更に加えて同じうどんでいただきます。

<材料>

ゆでうどん 90g
鶏ひき肉 10g
にんじん 10g
たまねぎ 10g
ニラ 3g
かつお昆布だし 200ml

<作り方>

・うどん 下茹でして1cm

・鶏ひき肉 湯通しする

・にんじん、たまねぎ 1㎝千切り

・ニラ 5㎜幅

1.かつお昆布だしでにんじん→玉ねぎの順に煮る

2.鶏ひき肉とうどんとニラを入れて煮る。

3.しょう油0.5mlを入れる。

 

・なめこの白和え 

大人も調味料を更に加えて同じ白和えをいただきます!離乳食では豆腐の水切りは必要ありません。

<材料>

豆腐 25g
ほうれん草 5g
なめこ 3g
すりごま 一つまみ
味噌 0.3g

<作り方>

・ほうれん草、なめこ みじん切り

1.豆腐を湯がいて湯切り、他の材料も湯がいて湯切り

2.豆腐をすり鉢で滑らかにする

3.残りの材料を混ぜ合わせる

離乳食の献立例(1歳3ヶ月

・牛肉と野菜丼

・にんじんのお浸し

・スティックバナナ

・牛肉と野菜丼

大人はハヤシライスでいただきます!

<材料>

牛肉 15g
ゆで大豆 10g
玉ねぎ 10g
じゃがいも 10g
大根 10g
ほうれん草 3g
かつお昆布だし 150ml
味噌 0.5g

<作り方>

・牛肉 脂肪を取り除き1㎝

・ゆで大豆 湯がいて薄皮をむく

・玉ねぎ 1×1㎝に切る

・大根 じゃがいも 1㎝角 じゃがいもは水にさらす

・ほうれん草 下茹で1㎝

1.だしに、大根→玉ねぎ→じゃがいもの順に入れ煮る

2.大豆と牛肉を入れる

3.出来上がり前に、ほうれん草と味噌を入れて全体に味をしみこませる

4.ご飯の横に添える

・にんじんのお浸し

大人は、ごま油と調味料を加えてナムルでいただきます。

<材料>

にんじん 10g
きゅうり 5g
もやし 5g
かつお昆布だし 大1
しょう油 0.3ml

<作り方>

・にんじん、きゅうり 1㎝の千切り

・もやし 1㎝幅

1.すべての食材を湯がいて湯切りする

2.だしとしょう油を加える

 

離乳食の献立例(1歳半

・ご飯

・トマトとオクラの味噌汁

・鶏団子のあんかけ

・スティック温野菜

・トマトとオクラの味噌汁

大人も調味料を更に加えて同じみそ汁をいただきます。

<材料>

豆腐 15g
トマト 10g
オクラ 5g
かつお昆布だし 100ml
味噌 0.5g

<作り方>

・豆腐 1㎝角

・トマト 湯むき1㎝角

・オクラは塩で少々でもんで水で洗い、下茹でしてみじん切り

1.かつお昆布だしに材料を入れて煮る

2.味噌で風味づけ

 

・鶏団子のあんかけ

大人は肉団子を素揚げして、餡に調味料を更に加えていただきます。

<材料>

かつお昆布だし100ml
鶏ひき肉 15g
レンコン 5g
しいたけ 3g
ほうれん草 3g
水溶き片栗粉 小1/2~1/3
しょう油 0.3ml

<作り方>

・ほうれん草 湯がいてみじん切り

・しいたけ、レンコン みじん切り

1.鶏ひき肉、しいたけ、レンコン、ほうれん草、片栗粉をしっかりとこねて団子にする

2.かつお昆布だしに団子を入れ、弱火で蒸し煮にし、取り出す

3.2の煮汁にしょう油を入れて煮立たせ、水溶き片栗粉でとろみつける

4.肉団子に3をかける

・スティック温野菜  

大人も一緒に食べられます。

<材料>

にんじん 10g
大根 10g
きゅうり 5g

<作り方>

・野菜すべてスティックに切る

1.野菜を茹でる

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離乳食が2回食になったときの献立の進め方、注意点は?

ポイントは、食べる量、時間、食材の変化


離乳食初期の2カ月目から2回食になりますね。2回食の献立の進め方のポイントは、

・増えた回数分は少量からスタート

急に、全量を与えるとお腹がびっくりしてしまうかもしれません。1回目は全量、2回目は1/3程度の量からスタートして、日数をかけて全量に近づけましょう

・午後は食べ慣れた食材を

新しい食材はなるべく病院の空いている午前中に食べ、午後は食べた経験のある食材にしてみましょう

・1回目と2回目は別メニューにする

マンネリしないためにも、1回目と2回目に使う食材に変化をつけてみましょう。

 

保育園ではどうやって離乳食の献立表を決めているの?

1カ月を通した栄養バランスを考慮

保育園で献立を立てるときは、1日の栄養バランスももちろん大切にしますが、1カ月を通して栄養バランスを整えていきます。また、子供たちの好むメニューと苦手なチャレンジメニューも取り入れます。また2週間ごとの献立を作っている園もあります。

2週間ごとの献立の利点は、1週目は食べられなかったけど3週目は食べられるようになった!など子供の変化を見ることができますし、1週目に不評だった場合、3週目に改善を入れることもできます。

 毎日の献立作り。ママが疲れないためにも計画的に行いたいですね!

 

献立監修光岡明里(離乳食インストラクター・栄養士)

記事執筆

中田馨|離乳食インストラクター

一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在13歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、20年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで2500人が受講。

 

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