女性にとって欠かせない美容については、若い頃は雑誌の美容企画を読み込んだり新商品は欠かさず試したり、なんて人も多かったはず。でも、歳を重ねるといつものアイテム、いつものお手入れでなんとなく・・・とおざなりになりがち。特にママになると、自分の時間が取れず、スキンケアやメイクが最小限になってしまったという人も少なくないですよね。でも、美容の情報は日々進化しているもの。また、年齢が上がるほど、細かなケアが大きな差となって現れます。今一度、美容について考え直してみませんか?
美容本とは?
美容を基本から見直すのにぴったりなのが「美容本」。雑誌の美容企画は、流行りのメイクや新商品の紹介がメインになるのに対して、美容本は、美容家がスキンケア・メイクを根本から見直す指南をしてくれたり、美容にこだわりを持つインフルエンサーがその生き方から身につけたテクニックを教えてくれるものなど、自分にあったケアを徹底的に学ぶことができます。
美容本はこんな人におすすめ
美容本がオススメなのは、今の美容を見直したいと思っている人たち。若い頃から同じスキンケアでは、大人の肌には物足りなかったりとうまく対応できていないことが多いもの。また、メイクについても、ずっと同じメイクをしているけどいいのかしらと悩んでしまう人や、年齢を重ねた肌を若々しく見せる方法を知りたい場合にぴったり。
年代別の美容本の選び方
美容本は書店に行くとズラリと並んでいるもの。どんな本を選べばいいかのか迷ってしまいますが、年齢によっても変わってきます。求めるものと違うものを読んでも参考にならないばかりか、残念な結果になってしまうことも。それぞれの年代ごとに選び方をまとめました。
20代
美容初心者の20代では、基本となるスキンケアやメイク術を学べる美容本がオススメ。きちんと基礎を知ることで、長く若々しい肌を保つことができます。またトレンドのメイクをいろいろと試せるのもこの年代。自分の個性を生かしたメイクを探すのも楽しいですね。
30代
そろそろ自分なりのスキンケアやメイクが確立してくる時期。でも、年齢が上がったことでケアをアップデートした方がいいことも。また、なりたい自分像が見えてきた場合には、ただの美容本というよりも、著者の生き方も含まれた本を読むといい影響を与えてくれます。また、30代後半になったら、エイジングケアもスタートしましょう。シミ対策・ハリ対策などの美容液を追加したり、週に一度はパックをするなど肌の調子をしっかりチェックして先を見据えたケアを取り入れていきましょう。
40代
自分のスキンケアやメイクをずっと続けている人も多いですが、そのメイク古くないですか?と思われてしまうことも多いのが40代。かといって、トレンドを取り入れすぎたメイクはちょっと肌の質感に合わないことも。同年齢の著者が書いた本や、年齢にあったメイクを取り入れるのがベスト。また、スキンケアについても、抜本的な見直しが必要なことも。間違ったケアを続けていないか、一度基本に立ち返ることも大切です。
おすすめの美容本8選
0〜12歳の子を持つママたちに、オススメの美容本を教えてもらいました。実際に読んでみて役に立ったものなので、ぜひチェックして!
大人のための美容本~10年後も自分の顔を好きでいるために
雑誌の連載や書籍の執筆、メイクやライフスタイルを提案するアトリエ「mnuit」を主宰、ビューティアイテムプロデュースなどを行う美容家・神崎恵さんの本。3人の息子を持つ母でもあり、子育て世代のママでも無理せず取り入れられるのがポイント。また、エイジング対策に主眼が置かれ、大人の肌に合うコスメの選び方、使い方、気になる最新美容医療の本当のところが紹介されているので、美容をアップデートしたい人にぴったり。フェイスラインを引き上げるメイクから、髪に美しいツヤを出すヘアコスメまで、大人の女性をキレイにする情報がたっぷり!
わたし史上いちばん“盛れる”秘密のオルチャンメイクII
韓国でトレンドになり、日本でも流行っているオルチャンメイクを指南するのは、メイクアップアーティストPONY(ポニー)。取り入れ方が難しいメイクも、分かりやすいDVD付きで、 基礎から応用まで、秘密のテクニックがすべて公開。また、話題のメイク方法である、それぞれの骨格や肌質、目のかたちに合わせた秘密の骨格メイク法もあり、自分の顔を生かしたメイクを学べるのもポイント。基本から応用まで、ていねいにステップごとに解説されているので、メイク初心者にもオススメです。
品よく可愛いが叶う 大人のマスクメイクBOOK
新型コロナ禍で悩んでいる人も多いマスクをしたメイク。マスクメイクといえばこの人!というざわちんがプロデュースした美容本。メイクや肌トラブルに悩む女性必見! 10年にわたってマスクメイクをしてきた著者だからこそ伝えられる「本当に変われる」マスクメイクテクニック! マスクをすることで、「いつも通りのメイクだと、しっくりこない」「目の周りを強調しすぎてキツい印象になった」「化粧くずれが気になるし、肌荒れもつらい」というような、マスク生活ならではの悩みを解消。メイクだけでなく、マスクの色選びから、肌荒れ対策まで徹底網羅。いつものざわちんのモノマネメイクは一切なく、純粋にきれいで可愛いが追求された美容本になっています。マスク生活でメイクに自信が持てなくなってしまったという人は必見です。
佐伯チズメソッド 肌の愛し方育て方 ―今までだれも言わなかったスキンケアの新提案50
伝説の美容家と言っても過言ではない、佐伯チズさんの美容の総まとめ本。チズさんが全国20万人の読者の切実な肌悩み、例えば、毛穴の開きで肌のキメが粗い、目の下のクマが消えない、肌が乾燥してうるおいがない、シミがどんどん濃くなる、くすみが気になるなど、あきらめてしまいがちな悩みにも丁寧に解説。確実に改善できるテクニックがまとめられています。難しさのない、ちょっとしたアイディアで美容が楽しくなること間違いなしです。
必要なのはコスメではなくテクニック
雑誌でも人気のメイクアップアーティスト、長井かおりさんの美容本。流行も関係ない! 年齢も怖くない! コスメに頼らなくていい!と銘打ちながら、極上の自分になれるトレーニングが満載。だまされたと思って、この本の「手つき」どおりに化粧水を塗れば、目尻の小じわくらいなら、2週間で消えるそう。ビューラーの上げ方を知ると、まつ毛が見たこともないくらい上がったり・・・。長井さんがプロの現場で得たことを、一般の人にも体得してもらえるように、あますところなく紹介されています。自分でできるコツ次第で、美しくなれる、無駄のないスグレ本です。
akiico Beauty 「年を重ねてもキレイ」のために 私が実はやっていること、ぜんぶ。
38歳、2児のママでありながら、とても実年齢とは思えない透明感ある美しさで注目されるインフルエンサーakiicoさん。子どもとの公園遊びではすぐに日焼けをするし、肌リスクは多い生活。だからこそ、放っておくことなく、しっかりケアをするのがakiicoさん流。きれいを保つ秘密は「肌を育てるスキンケア」と、「透明感を仕込むメイク」。そのために大切にしているのは、「日々じっくり自分を観察」し、「変わっていく自分を受けとめること」。肌の微差にこだわり、今の自分をキレイにみせてくれる方法を日々アップデートしていくこと」が基本だそう。「未来の自分のために、今行動あるのみなんです」と語るakiicoさんの言葉や生き方には共感する人も多いのでは。実践しているスキンケアやメイク、使っているアイテムなどがすべて紹介されているので、すぐにマネできるのもポイント。キレイのためのヒントがぎゅっと詰まった1冊です。
女医が教える、やってはいけない美容法33
美容には、良いと言われながらも、実は悪影響というケアも少なくないもの。例えば、「クレンジングしながらマッサージすれば一石二鳥」、「毎日シートマスクでうるぷる肌に」、「化粧水は100回パッティングで肌に入れ込む!」などは、WEBの美容記事やSNSでの口コミなどでよく書いてあるもの。でも実は根拠のないことだったり、逆に肌には悪影響とを及ぼしていることもああるのだそう。TVや雑誌でもおなじみの「銀座ケイスキンクリニック」の慶田朋子院長が、豊富な知識と丁寧でわかりやすい説明で、巷にあふれる間違ったスキンケアや美容法をズバッと斬ります。自分なりのケアで大丈夫なのか不安になっている人や、ケアを一度見直したいという人にはぴったり。
すべては「乾かない肌」でいるために
「毎日のスキンケア」と「身だしなみメイク」の基本を説いたこの一冊。美容専門誌『美的』の専属モデルであり美容講師でもある有村実樹が教えるオトナのための美容の教科書。これまで100人以上のヘア&メークを体験してきたモデルだからこそわかるメイクのテクニックや美肌作りの考え方をまとめた一冊。すべてのメイクの土台になる、1日中乾かないでいられるスキンケアのコツや「地味すぎず、短時間で仕上がる」毎日のメークの基本はママなら必見。また、化粧直しがいらない「崩れないベースメイク」など、すべて自らのテクニックで、完全すっぴんからメイクの仕上がりまで順を追って解説されています。
美容本を活用して美肌にアップデートして!
読んでみたい美容本は見つかりましたか?その場しのぎのケアになっている人も、美容本ならじっくりと学び直しができることがわかりましたよね。自分が求めているものや、ケアを一から見直したいなど、気になっていることを網羅できるような1冊に出会えれば、その先何年も美肌を保てるはず!
文・構成/HugKum編集部