まとめ買いや下味をつけた食材の保存に便利な冷凍庫。上手に整理して使うと、いろいろなメリットが生まれます。今回は、冷凍庫収納のポイントから、冷蔵庫の形状に合わせた収納のコツなど説明していきます。さらに、実際にみなさんのアイデアがつまった冷凍庫収納術をSNSからピックアップしました。ぜひ参考にしてみてください。
目次
ズボラさんこそ必見!冷凍庫収納を活用するメリット
食材保存に欠かせない冷凍庫。整理整頓はうまくできているでしょうか? 冷凍庫を整理するとさまざまなメリットが生まれます。上手に整えて、使いやすく、無駄のない冷凍庫収納を目指しましょう。
食材の使い忘れが防げる
スーパーなどで食材をまとめ買いをして、冷凍保存している方がほとんどだと思います。しかし、買った食材を冷凍庫にパンパンに詰め込んでしまうと、奥にある食材の存在を忘れてしまい、そのまま賞味期限がかなり過ぎてしまったという経験もあるはず。冷凍庫をうまく整理すると食材の使い忘れを防ぐことができます。
余計な食材を買わなくなる
きれいに整理整頓されていると、何がどれくらいあるか一目瞭然になります。冷凍庫の「在庫」がしっかり把握できれば、余計な食材を買わなくて済みます。
スペースが増える
整理整頓すると、冷凍庫内がすっきりきれいに片付くので、スペースに余裕が生まれ、さらに多くの食材を冷凍保存できるようになります。
掃除がしやすくなる
整理整頓されていると、食材の出し入れがしやすくなるので、掃除がしやすく、常に冷凍庫をきれいに保つことができます。
節電になる
食材がごちゃごちゃに入っていると目的のものがなかなか見つからず、冷凍庫を開けている時間が長くなりがち。そうすると余計な電気を使ってしまいます。整理整頓されていると、そうしたこともなくなり、節電効果が期待できます。
冷凍庫収納のポイント
冷凍庫をきれいに整理整頓し、食材を上手に収納するためのポイントを紹介していきます。無駄にしていた電気代や食材をなくしていきましょう。
入っているものをいったん全部出す
まず冷凍庫の中に何が入っているのか、整理・分類するところから始めましょう。そのためには、いったん中に入っているものを全部取り出します。
要るか要らないかの区別をして、整理していきましょう。食材の傷みを抑えるために寒い時期に行うのがオススメです。
保冷剤をまとめる
気づいたら冷凍庫のあちらこちらに保冷剤がたくさん置いてある。そんな経験はありませんか。
保冷剤を保存しておくときは1つの容器にまとめましょう。容器に入りきらないものは捨てるようにすると、必要以上に増えすぎず、きれいに収納できます。
保存した日時や期限を記入する
食材をしまう際には、賞味期限や、冷凍保存した日付を記入するようにしましょう。記入することで、いつ保存したのかわからなくなることを防ぎ、古いものから順番に使っていくことができます。食材のロスを防ぐことにもつながります。
隙間を作らない
冷蔵庫は詰めすぎると冷却効果が下がりますが、冷凍庫はなるべく隙間を作らないようにすることがポイントです。隙間があると扉を開けたときに冷気が逃げやすくなってしまううえに、外気が入りやすくなって、冷凍機能が低下してしまいます。
冷凍庫の形状別・収納のコツ
冷凍庫の開閉方法によっても、収納のコツは変わってきます。扉の種類には「前開き式」、「上開き式」、「引き出し式」の3種類あります。それぞれの上手な収納方法について紹介していきます。
引き出し式の収納方法
引き出し式の場合は、上から食材を入れます。その際に食材を上から重ねてしまうと、下にある食材が見えなくなってしまいます。引き出し式の場合は、縦に入れる収納を意識しましょう。開けたときに上から食材を一目で見渡すことができ、食材の取り出しも簡単にできるようになります。
前開き式の収納方法
前開き式の場合は、横から食材をいれることになります。どうしても食材同士が積み重なってしまい、下の方の食材は取り出しにくくなってしまいます。
ボックスや引き出せるケースなどを使って収納すると、下の方の食材も取り出しやすくなります。
上開き式の収納方法
上開き式の場合も、引き出し式と同じように上から食材を入れます。やはりこちらも仕切りスタンドなどを使って、縦に入れる収納を心掛けましょう。深さがある場合は、前開き式のようにボックスを重ねての収納もおすすめです。
冷凍庫収納アイデア①仕切りを活用
SNSで見つけた、実際のご家庭での上手な収納アイデアを見ていきましょう。まずは仕切りを活用した冷凍庫収納アイデアです。
かごを使った小分け収納
ネギ、チーズ、ブルーベリーなどは、小分けで保存しておくと便利。小さい保存袋にわけ、カゴに入れて収納しています。立てて並べてあるので、探すのも簡単。メッシュ状のカゴなら水分が溜まることもなく、霜も付きにくいので、清潔に収納することができます。
突っ張り棒で吊るし収納
突っ張り棒を2本使い、ダブルクリップを使って食材を入れた袋を菜箸にとめ、吊るして収納しています。さらにダブルクリップにはラベルをつけて食材などの名前を書いているので、どこになにがあるか、一目瞭然。しっかりと縦に並べてあるので、食材が下に埋もれる心配はありません。
フリーザーエンドで仕切って収納
セリアで購入できるフリーザーエンド(冷凍庫で使う、ブックエンドのようなもの)を使った収納方法です。好きな場所に置けるので、ざっくりとグループ分けし、立てて収納することができます。
冷凍庫収納アイデア②100均アイテムや専用容器を活用
ほかにも、収納にはかかせない専用容器や100均アイテムを使って、みなさん、さまざまに工夫しています。
ニトリの冷凍庫整理トレーを使って整理整頓
ニトリの冷凍庫収納トレーを使った収納です。いろいろなサイズが揃っているので、組み合わせて使うことができます。食材ごとにわけて、きれいに整理整頓できます。
セリアのスライドケースを使って長さを調節
セリアのスライドケースを使った収納です。その名前のとおり、長さが自由に変えられます。なので、さまざまな大きさの冷凍庫に対応できる優れもの。スペースを無駄なく利用でき、食材をきれいに、たくさん収納できます。
キャンドゥのジップバックで色分け
キャンドゥのジップバックも冷凍庫保存の強い味方。おしゃれなうえに、開け閉めがしやすいよう持ち手がついています。たとえば、3色の色違いを鶏肉・豚肉・牛肉など、お肉の種類でわけて収納することができます。
冷凍庫収納を上手に
冷凍庫収納のさまざまな工夫やアイデア、いかがでしたか。つい上に重ねてしまったり、手前からどんどんしまいがちな冷凍庫。気がついたら、何がどこにあるのかよくわからない、なんてことも少なくないですが、ルールを決め、収納アイテムを活用すると、使いやすく、整理しやすい冷凍庫になります。
ぜひ今回紹介した収納方法やアイテムを活用して、ワンランクアップの冷凍庫収納をめざしてください。
文・構成/HugKum編集部