油断するとすぐに雑然としてしまう冷蔵庫。「常にカオス… 」というお家も少なくないのではないでしょうか。本記事では、冷蔵庫の上手な収納法を、ユーザーの口コミアイデアとともにご紹介。便利な収納アイテムも集めました。
誰にでも、そしてすぐにできるアイデアばかりなので、ぜひ試してみてくださいね!
使いやすさが一番!冷蔵庫収納の基本の考え方
冷蔵庫収納の基本は使いやすいこと。家電の中で最も生活に密着したもののひとつといえる冷蔵庫。食事の支度以外にも、飲み物を出すなど、家族みんなで使うものです。収納を見直すときは、ライフスタイルに合わせた収納を。どんなに見栄えがよくても、使いづらい収納はNGです。
定位置を決める
収納を見直すとき、欠かせないのが「定位置」を決めておくことです。上の段にはジャムや海苔の佃煮、ドレッシングといった比較的長く入れておくもの、真ん中の段には豆腐や厚揚げ、こんにゃくといった素材類、そしていちばん下の段には作り置きのおかず、というように大まかに入れるものを決めておきましょう。
こうすることで、買い物前のチェックも簡単ですし、取り出す時に「あれはどこだったっけ… 」と探すことも少なくなります。
作り置きは中身が見える容器に入れる
作り置きのおかずや保存食などは、中身の見える容器に入れてしまうようにしましょう。見えないものは、忘れてしまいがち。見えない容器に入れる場合には、中身と作った日付を書いたシールを貼っておくなどして、いちいち中身を確認しなくてもすむようにしておくと便利です。
冷蔵室は詰め込み過ぎに注意
冷蔵室は詰め込みすぎると冷えません。目安としては、容量の7割くらいに留めておくと効率よく冷やすことができます。詰め込みすぎると、よく冷えない割に電気代がかかるといったことになりかねないので注意しましょう。
一方、フリーザーは隙間なく詰めたほうが効率が上がります。ポンポン放り込むのではなく、整理して詰めることがポイントです。
冷蔵庫収納のアイデア集
では、皆さんからのアンケートで寄せられた冷蔵庫収納のアイデアをご紹介しましょう。
包装パックから出して収納する
買ったままの状態で冷蔵庫に放り込んでいませんか? 複数個パックで買ったものはひとつずつに分けてしまったり、よく使うサイズに切って保存したり。しまうときに、使うときのひと手間が省けるように考えてしまうようにしましょう。
タッパーは同じもので統一する
いろいろな形状のものが一カ所に詰まっていると、どうしても雑然とした印象になります。タッパー類を統一すれば、スペースを有効に使えるだけでなく、見た目にもスッキリした印象になりますね。
日付を付箋で管理する
冷蔵庫にしまったのはいいけれど、奥へ追いやっている間に古くなってしまうことってよくありますよね。冷蔵庫にしまうときには、作った日や賞味期限を書いておくといいですね。また、古いものが奥へ行ってしまわないよう、新しいものは左側から入れるようにするなど、しまうときの原則も決めておくといいでしょう。
余裕を持ってスペースを空けておく
冷蔵庫の中に「余白」のスペースをつくっておくというアイデアもありました。足の早い残り物はその「余白」スペースへ。忘れてしまうことがなくなります。
100均アイテムをフル活用する
100均アイテムを利用している、という声はたくさん聞かれましたよ。サイズや形が豊富にそろっている100均アイテムは、細々としたものが多い冷蔵庫収納にとって頼もしい味方です。自分にあったレイアウトを考えてみましょう。
買い物前は冷蔵庫の中身を整理整頓する
冷蔵庫に収納する前、つまり買いすぎに注意することも大切ですね。買い物に行く前に、冷蔵庫の中をチェックして、何がいくつあるのか在庫を確認しましょう。常備しておくものをホワイトボードに書き留めておいてもいいですね。在庫確認とともに、除菌をすると一石二鳥です。
冷蔵庫収納のお役立ちアイテム
では、冷蔵庫収納に役立つアイテムをご紹介します。新しく買い足す必要はありません。家にあるものを上手に使って組み合わせてくださいね。
ブックエンド
フリーザーの収納に便利なのがブックエンド。餃子やミックスベジタブルなど、立てて保存できるものを並べると省スペースになるうえに、取り出しやすさや見やすさもアップしますね。それ自体は薄いものなので邪魔になることはありませんし、また本体が冷たくなるので、冷却効率も上がります。
プラスチック収納ボックス
いろいろな大きさや形がそろっているプラスチック容器は、小分け収納に欠かせないアイテムです。醤油や酢といったよく使う調味料をひとつにまとめておけば、お料理するときに容器ごとキッチンに出すだけでOK。同じデザインでそろえておけば見た目の印象もよくなりますね。
紙袋
野菜室の間仕切りに便利なのが紙袋。家にある紙袋を野菜の形状に合わせて選んで並べるだけ。何がどれだけあるのかが一目瞭然になるので、買いすぎや腐らせてしまうことを防げます。コストもかかりませんし、汚れたら捨てればいいという点もいいですね。
牛乳パックをドアポケットの仕分けに活用
牛乳パックもコストいらずの収納アイテムです、短めに切ってドアポケットに並べておけば、チューブ類はもちろん、ベーコンや薄揚げなど、見落としがちなものを見やすく保存することができます。また、ケチャップやマヨネーズなどが残り少なくなったときに逆さにして置いておくにも便利です。
ジップロック
使いかけの野菜をまとめて保存しておいたり、凍らしたものを立てておいたり、何かと便利なジップロック。大きさのバリエーションも豊富なので、ストックしておくと便利です。
無印良品 重なるアクリルボックス
無印良品のアクリルボックスは、いろいろなサイズがそろっているうえ、スタックできるので重宝します。中身が見えるので、忘れてしまう心配もなし! チーズやコーヒーフレッシュ、タレ類など、小さなパッケージのものを小分けにして入れておくといいですね。
毎日使うものだから、気持ちよく整理しておきましょう
1日に何度も開け閉めする冷蔵庫。その度に何がどこにあるのかを探さないといけないというのは、結構なストレスですよね。とはいえ、厳密なルールを作っても、家族みんながその通りにできるかどうか… 。冷蔵庫収納を長続きさせるためのコツは、ルールを簡単にすること。難しく考えずにやってみてくださいね。
構成・文/清塚あきこ(京都メディアライン)