子供がかわいいと思えない…。こんなことを思っているのは私だけ?子供がかわいいと思えないことで悩んでいても、ママ友にも相談することができず、自分は親失格なのではとひとりで悩んでいませんか。
今回は我が子のことをかわいいと思えない心理と対処法を探っていきます。
「子どもがかわいくない」と思うのは私だけ?
「子供のことがかわいくない」と思うことは、よくあることなのでしょうか。そこで今回は、0~12歳の子供がいるママパパを対象にアンケートを実施。一体どれくらいのママパパが我が子をかわいくないと感じたことがあるのでしょうか。
Q.我が子がかわいくないと思ったことはありますか?
今回のアンケート結果によると、70%のママパパが「子供がかわいくないと思ったことがない」と回答。一方、「時々思う(思ったことがある)」と回答したママパパは26%、「いつも思う(思っていた)」は、2.5%を占めました。ほとんどのママパパが子供をかわいくないと思ったことがないと回答するなか、「かわいくない」と思ったことがあるとの回答は3割ほどみられ、決してめずらしいことではないよう。では、どのような場面で「子供がかわいくない」と思ったのか、ママパパの体験談をみていきましょう。
子どもがかわいくないと思ったことがあるママパパの体験談
子供が言う事を聞かなかった時、態度が悪いとき、反抗的な時・・・。子育てが思うようにすすまなかった時にママパパは子供をかわいくないと思ってしまう傾向があるようです。
上の子・下の子、性別の違いで感じることも
兄弟姉妹がいる家庭では、ついついきょうだい間で比べてしまい、上の子や下の子がかわいくないと思ったことがあるよう。力の強い男の子、口の達者な女の子など性別によって子供の特徴の違いがみられ、ふとかわいくないと思ってしまうこともあるようですね。
子どもがかわいくないと思う心理や原因
では、なぜ子供がかわいいと思えないことがあるのでしょう。考えられる原因をみていきましょう。
産後うつ・育児うつ
子育てによる心理的不安により心のバランスを崩してしまう「産後うつ」や「育児うつ」。経産婦ママにも発症することがあり、うつ発症の時期には個人差があります。「子供がかわいいと思えない」という症状も産後うつ・育児うつが原因である場合もあります。
そのままにしておくと症状が長引くこともあり、早い段階で医療機関による適切なケアが必要です。「やる気が出ない」、「食欲がない」、「眠れない」、「理由がなく不安・恐怖に感じる」、「イライラしがちになる」、「泣くことが増えた」などといった症状がみられる場合は、すぐ医師に相談するようにしましょう。
思うように子育てが進まずイライラすることも
子育ては理想と現実がかけ離れているもの。「歯は磨いた?」、「トイレに入った?」、「宿題は終わったの?」、「ご飯は残さず食べて!」毎日繰り返し言っても、言うことを聞いてくれず育児も家事も毎日がドタバタ。イライラしがちになっていませんか。子供が言い訳をするようになったり、「ママなんて大っ嫌い!」なんて言葉も言ったりするようになり、つい「この子かわいくない」なんて思うこともあるもの。パパや家族、お友達と話しをしてイライラを抱え込まないようにするのも大事ですね。
きょうだいで比較してしまっている
今回のアンケート結果でも上の子、下の子、性別によってかわいくなと感じたことがるとの回答がみられ、きょうだいで知らず知らずのうちに親が比較してしまい、上の子もしくは下の子が「かわいくない」と思うこともあるよう。いつも長女に厳しく叱ってしまいがち、末っ子はいつまでたっても小さくてかわいいけど・・・、なんて思うこともよくあることのようです。きょうだいがいる家庭では、それぞれの子供とママもしくはパパが二人っきりになれる時間を作ってお出かけしてみるのもひとつの方法。ひとりひとりの子供と向き合える時間をつくってみることで、子供の心も満たされママパパも改めて子供への愛情を再確認できることも。
子どもがかわいいと思えないときの対処法
子供がかわいいと思えないとき、どのように対処したらいいのでしょうか。頑張りすぎず、心に余裕をもって子育てができるように心がけてみましょう。
家事・育児の分担を心がける
乳幼児の頃はママが子供に24時間つきっきりとなり、パパの帰宅は深夜のためママが家事や子育てを100%担っている家庭も少なくないようです。特に初めての子育てでは、家事も育児も完璧にしなければと思ってしまい、ママが頑張りすぎてしまっていませんか。そんな日が続いてしまうとママの心のバランスが崩れてしまい「子供がかわいくない」と感じることが増えてくることも。家の中が汚い日があれば、レンチンの手抜き料理の日があっても大丈夫。パパにもできる限り家事・育児に参加してもらえるように夫婦でじっくり話し合ってみましょう。
息抜きができる時間を作る
心に余裕をもって育児をすることで、子供への愛おしさが実感できる場合も。子育ては、体力と忍耐力が必須。そのためにも、時には家族やパパに子供をみてもらい、一人になれる時間を作ってみることも必要です。自分なりに心をリフレッシュできる方法を考えてみるのもいいでしょう。
悩みを解決した先輩ママパパのアドバイス
24時間子供と一緒にいられるのも入園するまでのわずかな時間だけ。そうとはわかっていても、毎日の子育てに疲れ果ててイライラしがちになっていることも。幼稚園や保育園に入り、子供のいない時間がでてくることで、ママパパの心にも余裕がでてくるようですね。
ひとりで悩むことはせず、家族や友人と話してみましょう
今回のアンケート結果によると「子供がかわいいと思えない」と感じたことがあるのは約3割を占め、決してめずらしいことではないということがわかりました。毎日の子育てで心のバランスが乱れてしまっていたり、思うように進まない子育てにイライラしがちになってしまっていることが原因の場合も。ママパパが心に余裕をもって子育てができるように、家族や親しい友人に相談してみるようにしましょう。
文・構成/HugKum編集部