ミーレの食洗機を徹底調査! メリット・デメリット、選び方をまとめました♪

 家を新築するときやキッチンをリフォームするときに、ミーレの食洗機を見かけたことはありませんか?  海外ドラマで出てくるような大きな食洗機です。ここでは、ミーレの食洗機についてご紹介します。

ミーレ 食洗機のメリット

SNSで話題になることも多いミーレの食洗機ですが、どこが優れているのでしょうか?そのメリットや魅力についてご紹介します。

フロントオープンドアで大容量

日本の一般的な食洗機は引き出しのように手前に出す、スライドオープンドアを採用しています。これに対して、ミーレはフロントオープンドアを採用しているのが特徴的です。ドアが手前に倒れるように開くので、構造上デッドスペースが少なく、大量の食器を入れることができます。

容量は45cm幅で7人分相当の食器51点、60cm幅で12人分相当の食器84点が収納可能です。特に、60cm幅は容量が大きく、国産でこれを超えるものはありません。

4人家族であれば3食分の食器を一度に洗うことができる計算です。朝食から夕食まで食器を溜めておいて夜中に一気に洗浄すれば、夜間電力で電気代を節約できるだけでなく、環境への負担も軽減できます。

稼働中の騒音レベルは41dBです。これは人の会話より静かな音と定義されていて、夜中でも安心して使用できる設計になっています。

4人家族の朝食&夕食の食器も収まる大きさ

 

パナソニックや三菱など国産メーカーのスライドオープンドアの容量は、45cm幅で最大6人分相当の食器44点です。60cm幅はパナソニックのみ展開中で、容量は7人分相当の食器50点です。ミーレの食洗機はいかに大容量かが分かります。

また、国産メーカーでフロントオープンドアを採用しているのはリンナイのみです。45cm幅で8人分相当の食器56点を収納可能なので、こちらはミーレに引けを取りません。しかし、60cm幅の商品は発売されていないので、それ以上容量の多いものを求めるなら、ミーレ食洗器の検討が賢い選択と言えます。

※食器の点数は日本電機工業会(JEMA)食器洗い乾燥機に関する自主基準に準じています。

使いやすいバスケット

スライドオープンドアの場合、深い引き出しに上から下に入れるように食器を並べます。ミーレのフロントオープンドアの場合は、ドアを開くと食器を並べるバスケットが外に出てきます。これにより、あらゆる角度から食器を効率よく収納できます。

また、入れたい食器や鍋などに応じて配置を調整できるので、家族構成や使用頻度によってフレキシブルに変えられます。

背の高いグラスもすっぽり入るよう設置可能です。ミーレ独自のカトラリートレイは各カトラリーが重なり合わないように収容されるので、汚れがきれいに落ち、傷がつくこともありません

寿命は20年

ミーレの食洗機は20年の使用を想定してテストを実施しているため、耐久性に定評があります。2年間無償のメーカー保証に加えて、有償でプラス3年間または8年間延長することも可能です。

リンナイやパナソニックでは設計標準使用期間を10年と設定しているため、ミーレの想定期間は非常に長いことが分かります。

デザイン性の高さ

ドア材をキッチンと同じ素材にカスタムできるので、統一感のある仕上がりになります。操作パネルが表に出ないドアタイプもあるので、そこに食洗機があると分からないほど、さりげなく設置可能です。

水の使用量が少ない

センサーウォッシュ・自動プログラムを使用した場合、ミーレ食洗機の消費水量はたったの6.5Lと謳われています。リンナイのフロントオープンタイプが12L、パナソニックの深型で9Lとされているので、容量の割に水の使用量は少なくてすみそうですね。

水の使用量が少ないと水を温めるエネルギーも削減できるため、消費電力も少なくて済みます。

圧倒的な洗浄力

3ヶ所に設置されたスプレーアームが隅々まで洗浄水を届け、下洗いしなくてもスッキリきれいに洗えるよう考えられています。水温や水圧も自動で調整されます。

繊細なグラスや食器も優しく洗い上げ、ワイングラスの名門・リーデル社も推奨しているほどです。

ミーレ 食洗機のデメリット

優秀なミーレの食洗機ですが、ウィークポイントも存在します。ここではミーレ食洗機のデメリットをご紹介します。

高額

一般的な国産の食洗機と比較すると、非常に高額です。国産の食洗機は10万円台から、フロントオープンタイプのリンナイでも45cm幅で206,800円から設置可能です。

一方で、ミーレの標準ドア装備タイプ45cm幅は送料込みで355,300円から、60cm幅は379,500円からの取り扱いです。ハイグレードモデルになると764,500円のものもあります。

容量の大きさや20年を見込んだ耐久性など考慮すべき点は多々ありますが、国内メーカー品と比べて初期投資は高額になります。食洗機本体だけでなく、専用の洗剤も60個入りで3,740円と高めです。1日1個使うと1日当たり62円のランニングコストが掛かることになります。

乾燥機能が無い

国産の多くの食洗機は食器洗い乾燥機であり、乾燥機能が付いていますが、ミーレの食洗機には乾燥機能はありません。洗浄プログラムが終わると、自動的にドアが開き、余熱により自然乾燥する仕組みです。

ただ、センサードライ機能があり、センサーで庫内の温度や食器の量を確認し、室温に応じて自然乾燥しやすいよう最終のすすぎ温度を調整しています。

また、グレードによってはエクストラドライという機能を搭載しています。これは、最終のすすぎ温度やファンの運転時間を調整し、グラスやプラスチックなど乾きにくいものでも、より良く乾燥させる機能です。

取り付けられないキッチンもある

ミーレはドイツのメーカーです。日本のキッチンにも取り付け可能ですが、すべてに対応できるわけではありません。工務店やキッチンメーカーに設置できるかしっかり確認しましょう。

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ミーレ 食洗機の選び方

ここではミーレ食洗機の選び方をご紹介します。

開口部の幅を選ぶ

45cmと60cm幅から選択可能です。設置するキッチンやスペース、容量などを確認して選びましょう。

ドアのタイプを選ぶ

ドアのタイプは3種類あります。1つ目は標準ドア装備タイプ、2つ目はフロントパネルをキッチンの外観に合わせることができるドア材取付専用タイプ、3つ目はそれに加えて操作部が表から見えないオールドア材取付専用タイプです。

オールドア材取付専用タイプは取っ手もパネルも無いため、2回ノックするとドアが開くノックツーオープン機能を搭載しています。調理や片付けでも汚れない手の甲を使うので、手軽で実用性の高い機能です。使い勝手や見た目、価格などを考慮し総合的に判断しましょう。

機能を確認し、グレードを選ぶ

洗浄プログラムの種類、洗剤を自動投入するAutoDos、グラスをきれいに洗えるブリリアントライトなど、グレードによってさまざまな機能が搭載されています。

専用アプリを使ったスケジュール管理、電気料金が一番安い時間帯を選んで運転するECOスタート付き予約タイマー、水量と電力量の目安消費レベルがディスプレイに表示されるエコフィードバック、水温や運転時間を自動調節してエネルギー消費を最大20%減らすエネルギーセーブ機能などハイテク機能も見逃せません。ハイグレードになるほど価格も上昇するので、優先順位を確認して決めていきましょう。

ミーレ 食洗機の使い方

洗剤を入れて、電源を入れます。プログラムを選び、ドアを閉めてからスタートボタンを押します。センサーで温度や水の量を調整するので、予洗はしなくても大丈夫なのが嬉しいポイントです。

つい汚れたお皿やカップをきれいに予洗してから食洗機に入れてしまう人もいるかもしれません。ですが、汚れをセンサーで検知して水温や水量を調整するため、きれいにしすぎてしまうと洗いが不十分になる可能性もあります。ミーレは予洗なしで使いましょう。

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ミーレの食洗機で快適な暮らしを手に入れよう

ミーレの食洗機はいかがでしたか。大容量のミーレの食洗機があれば、大人数の家族でも食器洗いの手間がかからず家事の時短に大きく貢献してくれます。長い目でみると家事の負担を軽減してくれてお得な食洗機。毎日の暮らしに取り入れてみませんか。

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文・構成/HugKum編集部

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