名前ランキングサイトでも上位に入る名前の読みに「かいと」があるのをご存知ですか? 主に男の子の名前で人気の高い「かいと」ですが、どんな漢字を当てることができるのでしょうか。
この記事では「かいと」と読む名前のなかで特に人気の「海斗」を解説。ほかにも「かいと」と読むおすすめの名前もたくさん紹介するので、ぜひ赤ちゃんの名付けの参考にしてみてくださいね。
近年人気の名前「かいと」
明治安田生命が毎年行う赤ちゃんの名前ランキングで、「かいと」は2020年に17位にランクインしています。他にも「はると」「みなと」「ゆうと」「あおと」など「と」で終わる名前が近年では特に人気の傾向にあり、「かいと」もそのうちの一つです。
「かい」も「と」も、当てられる漢字がたくさん存在するので、漢字のチョイスによって名前のイメージやオリジナリティなど、ママパパの好みの名前にすることができるのも「かいと」のポイントです。
参考:明治安田生命
人気の「海斗(かいと)」について解説!
「かいと」と読む男の子の名前で最も人気の一つが海斗です。ここからは海斗という名前にはどんな意味があるのか、漢字から読み解いていきましょう。
海の意味や由来
広大な範囲に水をたたえ、さまざまな生き物が生息する海。人もまた海の恩恵を享受しており、地球の命を支える重要な存在です。
海は「うみ」「かい」、人名では「あま」「み」「か」などの読みを持ちます。水をあらわす「氵(さんずい)」と広い、深い、暗いなどの意味を持つ「毎」から成り立っている漢字です。
海は、大自然の海という本来の意味や「人の海」「知識の海」といった、物事や人がおびただしい量であることや、空間が広大であることを意味します。海を使った名前からは、海は器の大きさや、心の広さ、豊かさといったイメージが想起されます。
斗の意味や由来
斗は「と」という読みを持ち、神社やお寺で手を清める手水舎で良く見かける柄杓(ひしゃく)を指す漢字です。また、柄杓の形をした星座「北斗七星」にも斗の字が入っていることから、夜空に輝く星座をイメージさせる文字でもあります。
斗は男の子の名前の止め字で特に人気が高く、宇宙の壮大さに関連付けて無限の可能性や器の広さといった意味が込められます。
海斗に込められる意味やイメージ
海斗という名前は広大な海や宇宙の意味を持つ斗を組み合わせているので、スケールの大きな人、未知の可能性を持つ人、広い心を持つ人、豊かな人生などのイメージが込められます。
「かいと」と読む名前のおすすめ10選!
ここからは「かいと」と読むおすすめの名前について、漢字の意味を交えて解説します。
参考:赤ちゃん命名ガイド
会人
人と会う、集まるといった意味を持つ会は、名前では人との縁に恵まれるという意味に。人は、男の子の名前の止め字によく使われます。会人には、人との縁が絶えず、助け合いながら生きていけるようにという願いが込められます。
凱斗
勝利を告げる喜びの声「かちどき」を意味する凱。勝利を引っ提げて帰ることを指す凱旋(がいせん)でも知られています。
凱斗という名前には、喜びあふれる人生や、勇気を持って物事の成果を勝ち取ることができる人、器の大きな人といった意味が込められます。
夏絃
生命力あふれるイメージの夏は、活発さや元気さ、繁栄などをイメージして名前に用いられます。また、丈夫でしなやかな楽器の糸をあらわす絃は、その性質にあやかり音楽の才能や人を楽しませる能力といった意味が込められる漢字です。
夏絃という名前には、エネルギッシュで人を明るくする芸事の才能に秀でますようにという願いが込められます。
快門
快活、快晴など、さっぱりと気持ちの良いさまをあらわす快は、名前でも同様の意味を持ちます。また、一門や門構えなど人を迎えるずっしりとした建物の門のイメージから、名前でも古風な貫禄を感じさせるのが門という漢字です。
快門という名前には、活力にあふれ、自分の世界を切り開くことができる人といった意味が込められます。
恢斗
大きさや広さ、盛んなさまを指す恢。恢斗という名前には、大きな可能性を持つ人、大器、心が広く豊かな人といった意味が込められます。
楓絃
秋に葉が鮮やかな色に染まるのが楓(かえで)の木。名前では、春夏秋冬に応じて美しく変化する楓のようなしなやかさや木のように大地にしっかりと根を張った人という意味が込められます。
弦楽器の糸を指す絃と組み合わせた楓絃は、環境の変化に動じず、音楽の才能を開花させることができるようにという願いや、堅実さ、人を楽しませる力を持つ人といった願いが込められる名前です。
檜斗
檜(ひのき)は香りよく丈夫で、日本の家屋にも良く用いられる木を指します。檜斗という名前には、木のように大地にしっかりと根を張り、斗があらわす星座の輝く宇宙のように無限に枝を伸ばしていけるようにという願いが込められます。
海音
広大で、スケールの大きなイメージの海。音楽、音色など、耳を通じて人の心に影響を与える音と組み合わせた海音という名前は、音楽の大きな才能に恵まれますように、海の音のように人の心を安らげる人になりますようにといった意味が込められます。
絵都
絵画などの印象が強い絵ですが、もともとは糸を折り合わせてできる織物を指す漢字でした。また、都(みやこ)は古来より華やかで豊かな都会を指す言葉です。絵都という名前には、人や物事が織物や都のように集まる、恵まれた人という意味が込められます。
駕弦
物事を超える、しのぐといった意味を持つ駕は、名前でも課題や困難を乗り越えられる人という願いが込められます。また、弦は楽器や弓に張られた糸を指し、名前では弦のような丈夫さやしなやかさをイメージして用いられる漢字です。
駕弦という名前には、しなやかさ、強さや柔軟さでどんな困難も克服できる人になりますようにという願いが込められます。
名付けの際のポイント
ここでは、赤ちゃんの名前を考えるときのポイントや注意点をご紹介します。
名前の響き
名前は書くだけでなく、声に出して呼び合うものでもあります。名前を考えるときは、実際に声に出して響きも確認してみましょう。名字とのバランスも大切なので、響きを確認するときはフルネームでも声に出して呼んでみてくださいね。
どんな意味を名前に込める?
お子さんにどんな人になってほしいのか、どんな人生を歩んでほしいのか、健康や長寿、繁栄など、ママパパの願いを名前に込めるためには用いる漢字や響きの持つ意味やイメージをしっかり検討することが大切です。
同じ「かいと」の響きでも、漢字によって意味やイメージが大きく変わるので注意しましょう。
姓名判断
名前の画数からその人の運命や性格などを占うことを姓名判断と呼び、古くから日本では名付けのときに参考にされてきました。神経質になる必要はありませんが、いくつかの名前候補で迷った際などは姓名判断も判断基準に入れてみましょう。
姓名判断には、Webサイトで無料で診断できる手ごろなものから、神社やお寺で占う本格的なものまであります。
「かいと」と読む気に入った漢字を探してみよう!
名前は同じ読みでも、選ぶ漢字によってきりっとした印象からやわらかく優しい印象まで大きく変わります。「かいと」の響きが気に入ったならば、ママパパの考える名前の意味やイメージに沿ってふさわしい漢字を探してみてくださいね。
文・構成/HugKum編集部