5位 無香料
600人中101人、16.8%の方が無香料かどうかを意識していると回答しました。ご近所の洗濯物から風に乗ってやって来る香りに辟易! なんて、困りますものね。近年「香害」という言葉も耳にするようになりました。香料の中にはアレルゲンになる物質も多いとされているとか。
4位 香りが好み
600人中224人、37.3%の方は、好きな香りかどうかが選択のポイントのようです。お洗濯の途中や干す、取り込む、たたむ、着る時などに、好みの香りがほんのりすればハッピーな気分に。
3位 液体タイプ
600人中265人44.2%の方々が、液体タイプかどうかを意識していると回答しました。水に溶けやすいので時短、濃縮されているのでコンパクト、汚れに直接塗れるなど、使いやすく頼もしいですね。
2位 値段・容量
600人中314人52.3%の方がコスパ重視です。家族の洗濯物をほとんど毎日洗うのに使いますから、ここは譲れないところですよね。
1位 洗浄力
「洗浄力」。当たり前ですがこれが最重要ポイントですね。600人中463人で約8割でした。お子さんたちの泥汚れソックスや、パパのYシャツ、ママのおしゃれブラウス等、衣類に合わせて洗剤をえらぶことも大切です。
目次
洗浄力と経済
アンケートの結果は、洗浄力と値段が1位,2位でした。複数回答ですから、これを基準に香りの有無やパッケージ、ネーミング等で購入を決めていらっしゃるのではないでしょうか。
SDGsや、ESGなどが叫ばれる昨今、消費量が多い洗剤は、メーカーもESGを意識した経営を行ってきています。容器に再生プラスチックを使用し、誰もが簡単に扱えるようなユニバーサルデザインを取り入れた物が出てきています。生産過程や消費者が使用するにあたり、人体・生物や環境に配慮した様々な工夫、天然原材料が枯渇しないような調達方法の研究も続けているそう。メーカーは消費者が求める1位2位に応えるべく、企業努力をしているのですね。夏空にはためく洗濯物のもと、毎日消費する身近な洗剤と社会の動きとがリンクしていることに、ちょっと思いをはせてみては。
構成・文/橋本恵子