なかなか海外旅行に行けない日々が続く今だから、料理で旅行気分を味わおう!おうちで手軽に作れる”台湾風料理”のレシピが満載の『弾丸トラベライターの台湾妄想旅ごはん』から著者の門司紀子さんおすすめ料理を親子で作ってみた様子をレポート!すぐに実践できる、詳しいレシピも紹介します。
身近な食材で簡単に作れる!台湾料理
タピオカ、ルーロウファン、台湾カステラなど日本でも大人気の台湾料理。調味料など、材料を揃えるのが大変そう…と思っていたのですが、この本に書いてあるレシピの材料は、近所のスーパーで手に入れられる食材ばかり。調理方法も簡単で、日常的に活用できるのも嬉しい!大人だけでなく、子どもが喜んでくれそうな料理がたくさん載っています。
親子におすすめ①【おつまみ葱油餅】のレシピ
【材料】
直径約7cm×4個分
・冷凍パイシート・・・1/2個
・青ねぎ(小口切り)・・・大さじ2程度
・塩・こしょう・・・少々
・干し桜えび・・・小さじ1程度
【作り方】
1 冷凍パイシートを冷凍庫から出して10分ほど、常温に置いておく。やわらかくなったら半分に切って正方形2枚に。1枚につき青ねぎ大さじ1程度をのせ、塩・こしょうをしたら、手前からくるくるとパイシートを巻き、長さを半分に切る。
2 半分に切った生地を縦にし、断面を指で押しながら平らに丸くのばし、中央に干し桜えびを2~3匹埋め込むようにのせる。
3 フライパン(テフロンでない場合は油を適量ひいて)を中火で熱し、2の記事の表裏両面がきつね色になるまで焼く。
パイ生地にネギ!?と意外な組み合わせに驚きましたが、これは美味しい!子どもと一緒に、ねんど遊びの感覚で楽しみながら調理できました。とても簡単にできるので、「おかわり」のリクエストにもすぐに応えられました。わが家の定番メニュー決定です!
親子におすすめ②【もどし芒果(マンゴー)のクラフティ】のレシピ
【材料】
20×15㎝くらいの耐熱皿1台分
・ドライマンゴー・・・50g
・無調整豆乳・・・250mL
・卵・・・2個
・薄力粉・・・大さじ2
・きび砂糖・・・10g
・バター・・・10g
・粉糖・・・適量
【作り方】
1 豆乳をバッドや深さのある器に入れ、ドライマンゴーを浸して冷蔵庫でひと晩もどしておく。
2 1からマンゴーをいったん引き上げる。オーブンは170度に予熱を。ボウルに卵2個を割り入れ、きび砂糖を加えてよく混ぜ合わせたら、薄力粉を振るいながら加え、ダマにならないように混ぜる。さらに溶かしバターと1で使用した豆乳を均一になるよう混ぜる。
3 オーブンシートを敷いた耐熱皿にざるなどで濾しながら2を入れ、マンゴーも並べる。オーブンで30~35分焼く。焼き上がりの温かいままでも、粗熱をとって冷蔵庫で冷やしてからいただいても。好みで粉糖をトッピングして。
「ドライマンゴーを豆乳に漬けてもどす」というところから興味津々な子どもたち。実験を楽しむように、何度も冷蔵庫を開けて確認していました。少ない材料で、こんなに本格的なクラフティが作れることにびっくり。焼きたては、とろ~りとした食感で、冷やしたらプルンとした食感にかわりどちらも美味しかったです!
家族で楽しめる!台湾妄想旅ごはん
今までに何度か海外の料理に挑戦しよう!と思って買った本はいまだに本棚に置いたまま…なのですが、この本に書いてあるレシピは手軽に用意できる材料で簡単に作れるものばかりなので、すぐに実践できるのが嬉しい!珍しい調味料をいろいろ買い揃えて残してしまうという心配もありません。
海外の料理に挑戦すると子どもたちからの評判がいまいちということが多いのですが、この本に載っている料理なら喜んで食べてくれるので作り甲斐がある!ごはんやおやつを食べながら、「台湾ってどんなところなんだろう」、「今度行ったらこれを食べてみたいね」と家族で妄想旅を楽しんでいます。
著者プロフィール
門司紀子(もんじのりこ)
フリーランス&ライター。大学在学中に女性ファッション誌の編集アシスタントを経て独立。『Oggi』や『美的』などで企画・撮影ディレクション・執筆まで担当。担当する記事はビューティー関連をメインに、食、料理、旅、ファッション、ゴルフまで多岐にわたる。趣味は弾丸食い倒れ旅&自作料理を友人たちに振る舞うホームパーティー。美的.comで毎週末発信中のキレイを引き上げるサラダレシピ「美容エディター・門司紀子のToday’s SALAD」連載中。
Instagramアカウント @norikomonji
文・構成/やまさきけいこ
「身近な食材で、誰でも簡単に、おいしく台湾ごはん」
アイディア満載の簡単再現レシピと、妄想交じりのオリジナルレシピを合わせた80皿。そして、台湾食に対する熱い想いのこもったエッセイを、1冊にまとめました。