子どもの「夏休みの宿題」をスムーズに終わらせるコツは“すぐ整える”整理収納にあった!

夏休みの宿題をスムーズに終わらせるには?

「家事育児に追われて家の中がゴチャゴチャ!」「本当はスッキリ暮らしたいのに」という悩みを抱えていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。子どもとの暮らしに“整理収納のコツ”を取り入れると、親の負担やストレスが減り、子どもの生活力を育むことができます。

8歳、6歳、4歳の3児の母である整理収納アドバイザー・水谷妙子が隔週でお届けする「整理収納のコツ」シリーズ。

今回のテーマは「夏休みの宿題収納」です。

いよいよ夏休み。子ども達にはたくさん遊び、充実した日々を送ってもらいたいですね。その一方で、夏休みの宿題もしっかり取り組んでほしい…!新学期を迎える時に慌てないよう、夏休みに入るタイミングで宿題の仕組みを整えましょう。小学3年生の娘がいるわが家の実例とともに、宿題収納術をご紹介します。ぜひチェックしてみてくださいね!

夏休みの宿題を全部出す

まずは宿題の整理からはじめましょう。子どもが持ち帰った夏休みの宿題を、とにかく全部出します。保護者向けのプリントに宿題の説明があれば照らし合わせます。夏休みの宿題の全体を把握するためにも、子どもと一緒に確認してみましょう。通っている小学校や学年によって内容は異なりますが、ワークブック、プリントなど、夏休みの宿題の形式はさまざま。保護者のサインや丸つけ作業があることも。どうなったら完了なのか、宿題のゴールを確認しておきます。

わが家の娘は3年生なので、夏休みの宿題も3回目です。宿題の内容について、先生から説明を受けて理解するようになりましたが、1、2年生の時は「これ、なんだっけ?」とよく把握できていないこともありました。学年が上がるにつれて子ども自身が管理できるようになりますが、特に低学年のうちは親子で一緒に確認することで抜け漏れを防ぎ、進捗具合もわかりやすくなります。

チャレンジしたいことを追加する

せっかくの長い休み期間。小学校からの宿題の他に、子ども本人が頑張りたいこと、深く学びたいことなど、興味関心に沿ったテーマがあれば積極的に取り組みたいですね。夏休みに入ったらなるべく早めに決めて、全体の宿題計画に入れておくと実行しやすくなります。アイデアに困った時は本屋さんや量販店の子ども売り場を覗いてみましょう。夏休み特設コーナーに自由研究のキットやムック本などがたくさん販売されているので「これ、やってみたい!」と方向性が固まるかもしれません。

ちなみに、わが家の娘がこの夏チャレンジしたいことは「絵を描いて応募する」と「アラビア語を勉強する」でした。突然言い出したテーマに親としても驚いたのですが、子どもの新たな興味関心に触れ、とても新鮮な気持ちです。親である私たちも、子ども時代のワクワクドキドキを思い出しながら応援したり、一緒に楽しめるといいですね。

宿題セット① ボックス収納

夏休みの宿題の項目出しが終わったら、いよいよ収納です。バラバラに置いてしてしまうと無くしてしまったり、進捗状況がわかりにくくなるので、特に理由がなければ「宿題セット」としてひとまとめに収納します。

一番簡単なことは、書類用のファイルボックスにまとめる方法。宿題をざっくり入れていくだけなので管理もラクラク。ファイルボックスはナナメカットのタイプを使えば中身が埋もれず出し入れしやすくなります。写真の半透明のファイルボックス は、無印良品の「ポリプロピレンスタンドファイルボックス・A4用」です。

リビングやダイニングなど、家の中で移動して勉強する場合は、持ち手付きのファイルボックスを選ぶとより便利です。写真はPLUS(プラス)の「PPキャリーボックス+」という商品。軽量タイプなので子どもでも持ちやすいです。中央の持ち手はスライド式で、持ち運ぶ時だけ飛び出る仕様です。ファイルボックス自体は折りたたんで収納できるので、使わない時も邪魔になりません。

宿題セット② ファイル収納

わか家で毎年実践している方法です。無印良品の「ポリプロピレン携帯に便利なスリムポケットホルダー A410ポケット」を使います。透明のポケットがついていて、横から差し込むだけで簡単に出し入れできます。見開きで使えばA3サイズまで収納できるので、大きな用紙もそのまま入れることができます。

マスキングテープでそれぞれの項目をラベリングしておけば、中身が迷子になりません。ラベルをはがせばファイルはまた別の用途で使うこともできます。一冊のファイルにまとめておけば、学童や登校日など外出先に持ち出す場合は特に便利です。

これらの商品以外にも、大人用の事務用品には宿題セットに便利なアイテムがたくさんあるので、探して活用してみてくださいね。

夏休みの宿題は、収納しすぎない

最後は、宿題の置き場所です。夏休みの宿題は「収納しすぎない」ことがポイントです。うっかり存在を忘れてしまわないよう、いつでも取り組めるようにしておきます。子どもが毎日いる場所、必ず通りかかる場所、視界に入りやすい目線〜腰の高さに設置します。わが家の場合は、ダイニングの壁面の一角に宿題セットを置くようにしています。

一言日記やコツコツ観察して記録をつけるものなど、毎日の継続が必要なものは更に置き場を工夫します。例えばわが家の場合、毎朝学校から配られた検温表をつけています。保護者が検温&サインをするのですが、夏休み中も引き続き記入することになりました。他の宿題とまとめてしまうと、ウッカリ忘れそうな予感…。そこで、子どもと相談して食卓のすぐ横にクリップで挟んで引っ掛けることにしました。体温計も横にあるので、これなら忘れないはず!

検温表に限ったことではありませんが、毎日の習慣にするには「どこに置けば忘れない?」と冷静に考えてみることが大事です。いつでも視界に入るようにしておくと意外とスムーズに習慣化できてクリアすることもあります。ぜひ、家の中を見回して、子どもと一緒に夏休みの宿題の置き場所を決めてみてくださいね!

いかがでしたか?今回は「夏休みの宿題収納」をご紹介しました。時間が経つと面倒になりがちなので、なるべく早いうちに確認して宿題に取り組みやすい環境を整えましょう。今年の夏も暑くなりそうですが、健康で充実した夏休みを過ごせますように。参考になれば嬉しいです。

https://hugkum.sho.jp/jiyuukenkyu

記事監修

整理収納アドバイザー
水谷妙子
無印良品で商品企画&デザインを13年間務める。手がけた商品は500点超。調べた他社商品は5,000点超。2018年「ものとかぞく」を起業し、個人宅や店舗などの整理収納サービスやお片づけ講座を行うかたわら、雑誌やWebでも活動中。フォロワー6万人を超えるInstagramでは、マネしやすい整理収納アイデアやモノ選び情報を発信中。8歳6歳4歳の3児の母。

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