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リビングに子どもスペースを設けるメリット
お子さんが小学校に入学する頃になると、家で学習する時間が多くなります。そんなときにおすすめなのは、リビングに子どものためのスペースをつくること。リビングに子どもスペースを作ることには、さまざまなメリットがあります。
リビング学習している家庭は9割以上
以前HugKumが行ったアンケートでは、入園・入学を迎える子どもを持つ家庭での9割以上が、子どもの家庭学習を行う場所として、「リビング・ダイニングなど親の目の届くところ」と回答していました。
子どもの学習習慣に詳しい、花まる学習会代表の高濱正伸先生によると、小学校中学年くらいまでの子どもは、勉強中でも親のそばにいることを感じていたいものだとか。パパママにとっても、目の届く範囲で子どもが勉強していれば安心できるので、リビング学習は親子双方にとってメリットが大きいということです。
リビング学習のポイントは下記記事でも紹介しています。
子ども部屋と違い、親の目が届く
子ども部屋には、「自分のための空間」を持つことで、子どもに自立心が芽生えるというメリットがあります。小学校高学年以降になれば、子どものプライベートも大切になります。
でも子ども部屋では親の目が届かず、子どもが部屋でゲームをしているのか、勉強をしているのかわからないというデメリットがあります。特に低学年のうちは、子どもが何をしているのか、親の目が届くほうが安心。リビングに子どもスペースがあれば、親は家事をしながら子どもの様子を見守ることができます。
わからないことを親に質問できる
小学校に入学したばかりの子どもは、ひらがなや漢字の書き取り、算数の計算など、新しいことをたくさん習いはじめ、わからないことがたくさん出てきます。
リビングで学習していれば、そんなときも親にすぐ質問できます。1人だけで勉強する習慣がまだない子どもにとって、ママパパの存在を感じることができるリビングは、安心して勉強できる空間になります。
リビングに子どもスペースを設けるときのコツ
リビングに子どもスペースを作るとき、ポイントを抑えておかないと、子どものおもちゃやモノで散らかってしまうこともあります。リビングに子どもスペースを設けるときのコツを紹介します。
家具やラグで仕切りを作る
子どもスペースにはおもちゃや絵本などのアイテムがたくさん。でもリビングにそれらがあると、散らかった印象になってしまいます。
そこで低めの家具やラグ、マットなどで空間を仕切るようにしてみましょう。子どもにとっても、自分が遊べるスペースが明確になるうえ、リビング全体がきれいに見えます。
部屋の隅やソファ周辺にレイアウト
子どもスペースをリビングのどこに設けるべきかは、各家庭の間取りによって異なります。リビングの隅の一画に設けてもいいですし、ソファの前や横に作ってもいいでしょう。
リビングに十分な広さがなくても、ソファの背面部分のエリアを子どもスペースを作ることもできますし、さまざまな場所にレイアウトできます。
収納グッズを利用する
子どもスペースを作るときは、収納グッズを活用してください。カラーボックスやポリエチレンケースなどの収納グッズを置き、遊び終わったあとは、そこに子どものおもちゃを全部しまいましょう。部屋全体がスッキリします。
賃貸でもできる!リビングに子どもスペースを作るアイデア
実際に子どもがいる家庭では、どんな風にリビングに子どもスペースを設けているのでしょうか。実例を見てみましょう。賃貸物件でも、工夫して子どもスペースを作っているご家庭があります。
リビングの一画にキッズデスクを設置
リビングの一画にキッズデスクをおいて、子どもスペースを作ったのが、こちら。お絵描きや工作をしたり、2人の子どもはデスクで思い思いに遊んでいるそうです。シンプルなデザインなので、リビングのインテリアを邪魔していません。
パーテーションで仕切り
リビング横のスペースにプレイマットをおいて、子どもスペースを作っています。格子パーテーションをつけているため、子どものおもちゃ類はリビングからは見えないのだそうです。空間をさりげなく仕切るパーテーションが、いい役割を担っているようです。
子どものリビング学習に最適!おしゃれな勉強家具のおすすめ
子どもがリビングで学習するときにピッタリな、おしゃれな勉強家具をご紹介します。
机「コンパクト キッズデスク」
横幅90cm、奥行き44.5cmのコンパクトデスクなので、リビングの一角にもフィットします。3つの収納スペースがあり、子供のランドセルも入ります。子供が大きくなったら、ママやパパのデスクとしても使えそうです。
椅子「E-toko 子供チェア」
人間工学にもとづいてデザインされ、子どもの成長に合わせて、高さを変えられます。天然木を採用しているので、リビングやダイニングにしっくりなじみます。
本棚「runit 絵本ラック&ミニデスク 」
低い絵本ラックなら、子どもが自分で絵本を取ったりしまったりできます。引き出し式の収納と、ミニデスクもセットになっているので、子どものおもちゃを収納して、お絵描きや工作の場所としても使えます。
収納「キューブボックス」
横35×高さ35×奥行29.5cmのキューブ型収納ボックスです。扉がないオープンタイプ、中に棚がついたタイプもあり、ボックスを横に並べたり上に積んだりして、自由にレイアウトできます。
テーブル「Kidzoo デスクセット」
天然木パイン材を使った、温かみのあるキッズデスク。コンパクト設計なので、リビングやダイニングの限られたスペースにも設置できます。デスクと椅子は両方とも、子どもの成長に合わせて、高さを2段階で調節できます。
子どもスペースのあるリビングをおしゃれにするアイテムのおすすめ
子どもスペースをリビングに設けても、リビングはやっぱりおしゃれに見せたいもの。そこで、リビング全体をすっきり見せることができる、おすすめアイテムを紹介します。
マット「ジョイントマット」
好きな枚数をつなげて、自由にレイアウトできるジョイントマットは、子どもスペースを作るときに便利なアイテム。クッション性があるので、子どもがころんだときも安心で、防音効果や防水性もあります。保温性と断熱性にも優れ、オールシーズン使えます。
ラグ「丸形ラグ」
子どもスペースをキュートに仕切ることができる丸形ラグ。やわらかい肌触りで、汚れたら丸洗いOK。ブルーやグリーンなど、カラーバリエーションも豊富です。
テーブル「子供用デスク」
子どものお絵描きなどに使えるデスク。A5判の学習帳をちょうど開けるコンパクトなサイズなので、リビングの隅などに置いても気になりません。子どもが成長した後は、携帯電話やリモコンなどを置いたりできる簡易テーブルとして使えます。
収納グッズ「カラーボックス」
3段のシンプルなカラーボックス。横向きにも縦向きにも使え、リビングと子どもスペースを仕切ることにも使えます。オフホワイトやナチュラル、ブラックなど、カラーバリエーションが豊富なので、リビングのテーマカラーに合わせて選べます。
椅子「ボックススツール」
椅子と収納、2つの機能を備えたボックス型の椅子。子どものおもちゃ入れにして、キッズチェアとして使えます。しかも、約100㎏まで耐えられるから、大人が座っても大丈夫。オレンジ、グリーンなどカラフルな色があり、リビングのアクセントにもなりそうです。
ちょっとした工夫でリビングに子どもスペースを
リビングに子どもスペースを作るといっても、専用のアイテムや高額な家具を揃える必要はありません。ちょっとした工夫で、親も子どもも安心して過ごせるスペースが作れるはずです。今回紹介したアイデアやグッズを参考に、リビングに子どもスペースを作ってみてください。
文・構成/HugKum編集部