ラン活とは?いつから始める?年間スケジュールやママパパ体験談をご紹介

「ラン活」という言葉は知っていますか?4歳・5歳のお子さんを持つママ・パパだったら知っている方が多いのではないでしょうか。これは、「ランドセルを買うための活動」=ラン活です。

ラン活とは?

「妊活」「保活」に励んできた方からすると、またそんな活動が……しかも大変そう。と思ってしまうかもしれませんね。今回はそんなラン活のすべてをご紹介。ぜひ先に知識を得て、ランドセル選びをお子さんと楽しんでくださいね。

ラン活はいつから?

まずは、ラン活はいつから始めるか分かりますか?先輩ママ・パパがいつ頃から探し始めたのか聞いてみました。

Q.ランドセルはいつごろから探し始めましたか?

ランドセルを探し始めるのは、5歳の4月〜8月が多く、一番は5月ですね。有名ブランドだと、4月から展示会を行うところもあるので、GWでちょうど見に行きやすいのかもしれないですね。って、ラン活ってそんな早いの?!と衝撃を受けたママ・パパも多いのでは。そうなんです、知っておかないとまずいんです。

Q.ランドセルはいつごろ購入しましたか?

先のグラフから分かるように、購入についても、春にいろいろなブランドを見に行ってそのまま5、6月、いくつか見て検討して夏頃には買うという人が多いようですね。

ラン活の流れとスケジュール

そしてラン活は年々早まっているので注意が必要。欲しいランドセルがある場合、もう買えなかったということも少なくないので、スケジュールをしっかりチェックして。

1月~4月:新作モデル発表・発売開始

早いところはなんと1月に新作モデルをWEB等で発表。その後、カタログ送付が始まります。WEBにはスケジュールが掲載されていることがほとんどなので、人気が集中するランドセルを買いたい人は、1年前にはチェックを初めて。

4月~6月:人気モデルが完売し始める

4月頃から販売が始まるランドセルで、人気のものは10分程度で完売してしまうことも!買いたいランドセルと決めておく必要があります。

8月~9月:値引き・アウトレットセール

夏から秋にかけて、まだランドセルが買えてない、また人気商品が欲しかったのに買えなかったという人は、型落ち品の値引きやアウトレットセールを狙うのもオススメ。型落ちといえど、1〜2年前の新品であれば、全く問題なく使えますよね。また、ショールームで展示されていたような商品がアウトレットとして安く買えることもあるので、その場合には、自分の目でしっかり確認して、気になる点がないかをチェックして購入するのも手です。

長い目で見るとランドセルは6年間使うものなので、1〜2年違ったり、小さな傷程度であれば、普通に使うのと同じかもしれないですよね。

翌1月~翌年度のランドセルスケジュールが出る

つい、1月でも買えるのね〜なんて呑気に思っていると、それはもう次の学年用!カタログなどは出ていても購入はできないので気をつけてくださいね。

先輩ママパパの体験談

ここで、6〜7歳(現1年生)のお子さんを持つママ・パパにランドセルに関する情報をリサーチ。なかなか情報が分かりにくいランドセルについてポイントをチェックして。

店舗で実物を背負って確認

カタログは、WEBや冊子で届きますが、実際に見てみないと色のニュアンスが分からなかったり、子どものフィット感が分からないもの(フィット感は1年で変わるものですが・・笑)。1年生になるんだというテンションが親子ともにあがりますよね。

「お店でいろいろなものを比較しながら選んだので決めやすかった」(30代・広島県・子ども4人)
「いろいろなカタログを見たりしたけれど、ちゃんと店頭で背負ってみたりしたのが良かった」(30代・広島県・子ども2人)

早めに決めたほうがいい

とにかく早めに、というのはラン活の一番のキーワード。気になるランドセルは、ひと通り見て、ある程度絞ってから、もう一度店舗に行って、最終的に決めるという人も。早めに動くからこそできるワザですよね。

「早く買わないとすぐなくなってしまう。何ヵ月も早めに買わなくてはならないから、良いランドセルが買えてよかった」(40代・高知県・子ども3人)
「早めに開始したので、気になるお店には2回訪問して納得いくランドセル選びができました。 子どもの気に入った色と親の気に入った色が違いましたが、子どもの意見を尊重しました。 」(30代・愛知県・子ども2人)

型落ちは低価格の狙い目

人気のランドセルは高価格のものが多いですよね。欲しいと思いながらも、ここまでは出せない、なんていうことも。そんな場合には、型落ち狙いもあり。ブランドごとのコンセプトは大きくは変わらないものなので、型落ちだからと気にならず、いろいろと選べてかえってよかった、なんていうこともあるかも。

「型落ちでも可愛くて格好良くておしゃれなものが沢山あり、なおかつつ安く購入できて良かった。」(20代・北海道・子ども2人)
「古い型が値引きされているのをたまたま見つけて安く購入できたので慌てて買わなくてよかった」(40代・宮崎県・子ども1人)

本人に選んでもらうことで成長を実感できた

まだまだ5歳の子どもにランドセルを選ばせるのは早いような気がしますよね。でも、女の子であればピンクやパステルカラーがいい、男のであればかっこいいデザインなど見た目のよさを自分で言う子は多く、意外だったと思う人も多いよう。女の子のピンク好きは多々問題になりがちですが・・・笑

「子どもが自主的にランドセルの色やデザインを選んで決めていた姿を見て、子どもの成長をしっかりと感じることができたのは良かったです」(40代・群馬県・子ども2人)
「本人が好きな色が決まっていて、なかなか珍しい色なうえに気持ちが揺らがなかったので、即決できた」 (30代・静岡県・子ども4人)

親が目星をつけてから子どもと話し合うとスムーズ

いきなり店舗に行ってたくさんのランドセルを見せると、子どもはなんでもいい、分からない、となりがち。親がある程度これかな、というものをいくつか決めて、実際に見せてあげるとバタバタすることなく考えることができるよう。

「あらかじめ親の方で候補を出してから聞いたので大きな混乱がなくお互い満足したものが買えた」(30代・神奈川県・子ども1人)
「インターネットでメーカー毎の特徴を調べ、メーカーはほぼ決めた状態で店に行き、子どもにデザインや色を決めてもらったので、スムーズに納得して購入できて良かった」(30代・静岡県・子ども3人)

検討不足で後悔してしまうことも

後悔してしまうことが多いのが、ランドセル選びにあまり時間をかけず、デザイン重視で、重すぎた・使い勝手が悪かったなど子どもにとってかわいそうなことになってしまうことも。また、昔は、男の子は黒、女の子は赤が基本だったので、それに縛られてしまうと、かなりカラフルな色が多い中、もっと選ばせてあげてもよかったと後悔してしまったママも。焦らずしっかり検討するのが大切ですね。

「おじいちゃんおばあちゃんが買ってくれることになったのですが、デザインで子どもが選んだので、機能や軽さ等確認せずに購入してしまい、実際に使ってみると不便に思う事もありました」(40代・北海道・子ども1人)
「サイズと色ばかりを気にして、重さを気にしなかった。今、重くて仕方ないとランドセルを使いにくそうにしている」 (30代・広島県・子ども2人)
「長く使える様に意識しすぎて子どもが好きな色を選ばせてあげなかった。実際に入学するとみんな色々な色を持っていて、もっと柔軟に選ばせてあげれば良かった」(30代・神奈川県・子ども3人)

コロナ渦の影響も

2021年入学の子達は新型コロナに翻弄されてしまったというパターンも多かったよう。例年ならは多く開催される展示会がなくて実物が見れなかったということも。気になる店舗にぱっと行くことができないのも不便ですね。

「コロナ禍だったので展示場などで実物をみれなかった。 品質は良いが、思いの外大きく感じた」(30代・千葉県・子ども2人)
「コロナ禍で予約しないとランドセルを選ぶ事も出来ないのが苦労しました」(40代・神奈川県・子ども1人)

ランドセルの人気メーカー

これからランドセルを購入する人に向けて、人気のランドセルをご紹介。どんなブランドがあるの?と分からない人がほとんどですよね。今チェックして、購入に備えましょう!

フィットちゃん

フィットちゃんには3つのポイントが。背負い心地がいい、カラバリや形が豊富・機能が満載。フィットちゃんという名前の通り、分厚くて柔らかいクッション素材が華奢な子どもの体に優しくフィット。また、2022年は、種類がなんと全190種あるそう。タブレットが入るサイズ感になっていたりと工夫が凝らされているのがポイントです。

https://www.fit-chan.com/

ママパパの口コミ

「フィットちゃんはその名の通り子どもの体にフィットして、体の小さい子供でも一人で背負うことができます。縫製もしっかりしていて、6年保証もついているし早めに購入すれば特典がたくさんついてきます」(30代・東京都・子ども1人)

セイバン

聞いたことがある人も多いのが「天使のはね」セイバン。軽く感じる設計をはじめ、体にかかる負担を減らす機能が、体が大きくなる6年生までしっかりサポートしてくれます。98%の医師が子どもに勧めたいというお墨付きです。

https://www.seiban.co.jp/

ママパパの口コミ

「使用して4年目ですが、壊れることや傷むこともなく、メーカー保証もしっかりしているので安心。種類別に性能の違いが分かりやすくパンフレットやインターネットにまとまっているので選びやすい」(30代・静岡県・子ども3人)

ふわりぃ

1967年に初めてお手入れが簡単なクラリーノランドセルを始めた老舗ブランドのランドセル。ふわりぃのポイントは大容量・軽い・清潔など子供の6年間を的確にサポートしてくれます。また、14項目から選べるフルオーダーメイド、4つの基本型からパーツを選べるイージーオーダーランドセルは自分だけのランドセルという愛着もぐっとわきますよね。また、障害児用のランドセルも用意しているという先端企業でもあります。

https://fuwarii.com/

ママパパの口コミ

「軽くて背負いやすかった。内ポケットのファスナーがラウンド型だった。背面が白は嫌だという子供の希望に合っていた。クラリーノタフロックNeoで表面が丈夫」(30代・岡山県・子ども2人)

池田屋

ハイブリッド構造の池田屋ランドセルは、牛革だけ、人工皮革だけで作るランドセルでは実現できない「軽さ、丈夫さ、防水力の高さ」が特徴。ハイクラスのランドセルながら、全11シリーズ・82色から選べる豊富さ。使うことのほぼないカバー裏ポケットや、表面の刺繍をなくすなど、ランドセルの劣化をギリギリまで追求したデザインにはママ・パパも納得ですね。

https://www.pikachan.com/

ママパパの口コミ

「池田屋さんでしか説明を聞いていないのですが、かなり細かいところまで考えて作られていると思いました。 あとは、軽くてよい、メンテナンスや保証がある」(40代・千葉県・子ども2人)

土屋鞄

ハイクラスのランドセルの中でも人気なのが土屋鞄。「ランドセルはこどもたちにとって人生で最初の鞄。初めて手にするものだからこそ、“本物”を届けたい」という創業者の熱い想いから誕生。150を数えるパーツと300を超える手仕事によるランドセルはオーソドックスなデザインで、6年間をしっかりと支えてくれます。

https://tsuchiya-randoseru.jp/

ママパパの口コミ

「縫製が素晴らしいです」(30代・東京都・子ども2人)

鞄工房山本

半世紀に渡って「どんな時代でもいいものをつくらなければなけない」という想いを受け継ぎながらランドセルを作り続けてきた、鞄工房山本。奈良の工房で一貫して製造されたこだわり。シンプルに見えながら、こだわりのデザインパーツが子どもの心を惹きつけます。ランドセルを楽しく紹介する動画が満載のウェブサイトもぜひチェックして。

https://www.kabankobo.com/

ママパパの口コミ

「デザインがシンプルで、色も落ち着いている。人工皮革のものを買ったけど安っぽくなく、丈夫で長持ちしそう」(40代・奈良県・子ども2人)

ランドセル工房生田

職人のこだわりと、現実的な使いやすさが盛り込まれた生田のランドセル。また、ランドセルのお届けには、大阪芸術大学の学生が製作したオリジナルボックスに入って届くという素敵なこだわりも。ランドセルを出したあとは、おもちゃや宝物、学校の作品をしまったりと、ランドセルへの愛着もさらに増すはず。

https://www.randsel.jp/

ママパパの口コミ

「丁寧に作られている」(30代・兵庫県・子ども1人)

モギカバン

モギのオリジナルランドセルは100年近くもの歴史の中で、伝統は守りながら、その時々の環境や時代性に沿ったモノづくりをしてきたブランド。老舗ブランドとは思えない、素材・デザイン合わせて182種類が揃います。シンプルながら、存在感のあるデザインなど選びがいのあるブランドです。また、遠方でショールームに来られない人に向けたレンタルサービスも。おうちでじっくり試せるのはうれしいところですね。

https://randoseru.mogi.me/

ママパパの口コミ

「手頃な価格でありながら様々な色やデザインのランドセルが豊富にあり、丈夫でしっかりとした作りのランドセルだからおすすめです」(40代・群馬県・子ども2人)

イオン

イオンのランドセルは軽々背負える「かるすぽ」。教科書などの荷物が多い小学生の体への負荷を軽減するために、すべての「かるすぽ」に背おいやすさを追求した背あて、背カン、肩ベルトを搭載。また、大容量のメインスペースに大きなサブポケットで、荷物を手提げに入れずとも全部収納することができます。かるすぽなどで、重くなってしまう心配もなし。イオンではかるすぽ以外にも「天使のはね」「PUMA」なども扱っているので、お気に入りのランドセルが必ず見つかるはず!

https://www.aeonretail.jp/kidsschool/

ママパパの口コミ

「種類が豊富で、うちの子が一番気に入ったデザイン、色の組み合わせのものがあった。」(30代・島根県・子ども2人)

ラン活で失敗しないために

早い時期に動かなければいけないラン活では、失敗してしまったなんていうことも聞くことも。6年間使うものなので、納得したランドセルを選びたいですよね。先輩ママ・パパの言葉とともにポイントをチェック!

子どもと実物を見る

これは一番大事。カタログやウェブサイトでは、質感や重さ、細かい仕様がわかりません。実際に店舗やショールームに行って決めるべき。また、遠方の場合にはレンタル試着サービスをしているとところもあるので、どうしても見たいブランドはしっかりチェックして。

機能やディテールにこだわりすぎない

機能が凝ったものも多く、便利に使えるように思いますが、実際に子どもはその通りに使わないことも。また、細かい金具や刺繍のディテールにこだわり始めるとよく分からなくなることも。6年間で好みも変わるので、調べすぎて沼にはまらないようにして(笑)

購入方法を事前にチェックしておく

欲しいランドセルが決まっても、人気のものは一瞬で完売、ということも。そうならないためには、事前に会員登録しておくなど、すぐに買える状態に。また、ブランドサイドなどで購入の仕方もきちんとチェックして買い逃さないようにしましょう。

6年間使い続けることもない

つい、6年間使う、と考えるとプレッシャーになりがちですが、ランドセルは毎年販売されるもの。もし、保証なしで壊れてしまったり、子どもの気分が変わったら買い替えるのも実はあり。大きな心で考えておきましょう。

先輩ママ・パパからのアドバイス

「なるべく早いタイミングでリサーチを始めて、可能であれば実物を見に行って、実際に子供に背負わせて選ぶことをおすすめします。自分で選ぶことで、子供のランドセルへの愛着もより強くなると思います」(40代・奈良県・子ども2人)
「色んな機能(ポケットがたくさんついてるとか)がついているものを買っても結局子供は適当に荷物を入れてしまうので、シンプルなものが1番だと思います」(30代・広島県・子ども2人)
「昔と違い壊れたら新しいのを買えば良いので適当に探しても大丈夫 」(40代・埼玉県・子ども3人)
「値段もデザインもピンキリですが、大差はないので直感でお気に入りがあればそれに決めるのが良いと思います。情報収集すればする程に混乱して沼に・・・」(30代・埼玉県・子ども1人)

ラン活は子どもの気持ちを忘れずに

どうしてもラン活はママ・パパの情報戦になりがちになりがち。特に欲しいものがある場合には、年長さんになる前にはちらちらとサイトをチェックしておいたり、先輩ママ・パパに聞いたりして、情報を頭に入れておきましょう。でも、ともすると、親の好みが先行してしまうことも。きちんと子どもにもサイトを見せたり、説明をしたりしながら、好みを聞いてあげましょう。毎日背負う6年間が楽しいものになるように、子どもが大切にできるランドセル選びをしてあげましょうね。

 

文・構成/HugKum編集部

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