余った卵白のいい使い道は?
捨てるにはもったいない卵白の使い道を0〜12歳の子を持つママ・パパにリサーチ。おすすめの使い方を教えてもらいました。
卵白の使い方アイディア集
まずは卵白が多く余ってしまった時のアイディアを聞いてみました。特に無理せず、普通に使っているようです。
白身の多い卵焼き
気にならないのが、白身を多めにした卵焼き作り。黄身も入っているので、色味が変わらないのもいいところ。
大きな目玉焼きにする
黄身を一つ入れて、残った白身で大きな目玉焼きにするという案も。子どもも喜びそうです。
卵白をたくさん使うお菓子を作る
卵白をたくさん使うお菓子を作るのも手ですね。メレンゲは白身のみで作るのでより卵白が多いといいですよね。
味噌汁やスープに入れる
具のひとつとして、スープや味噌汁に入れるという人も。ふわふわの溶き卵はコクが出ておいしいですよね。
おつまみ&おかず編|卵白を使ったおすすめレシピ
幼児誌『ベビーブック』『めばえ』(小学館)から卵白だけを使ったプロのレシピをご紹介。まずは、子どもが喜ぶおかずやちょっとした夜食にもぴったりな、卵白をとっておきたくなりますよ。
【1】豆腐でカサ増し!つくね丼
水きりなしで使った豆腐が、まるでお肉のような食感。ヘルシーメニューでパパ、ママもうれしい。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
【A】
鶏ひき肉 300g
木綿豆腐 1丁(300g)
卵白 1個分
長ねぎのみじん切り 1/2本分
片栗粉 大さじ4
しょうゆ 小さじ1
おろししょうが 小さじ1/2
サラダ油 大さじ1/2
長ねぎ(ざく切り) 1本分
【B】
水・みりん 各大さじ4
しょうゆ 大さじ2
砂糖・酒 各大さじ1
オイスターソース 大さじ1
片栗粉 小さじ2
ご飯 茶碗3杯
◆作り方
【1】【A】を粘りけが出るまで1分ほど混ぜ、食べやすいように成形する。
【2】フライパンに【1】を並べてサラダ油を回しかけ、強火で熱してパチパチ音がしてきたら中火にして5分、返して5分水分をとばすように焼く。ふたをして弱火で4分ほど焼いて取り出す。次に長ねぎを入れ、ふたをして弱めの中火で時々返しながら3分蒸し焼きにして取り出す。
【3】【2】のフライパンを拭き、【B】を入れてへらでよく混ぜ、中火にかけて混ぜながらとろみがつくまで加熱する。【2】を戻し入れ、2分ほどからめる。
【4】器にご飯を盛って【3】をのせる。
*大人は卵黄をつけて食べる。
教えてくれたのは
みきママさん
オリジナルの節約ごちそうレシピで人気の〝おうち料理研究家 〟。ブログ「藤原家の毎日家ごはん。」は1日平均120万PV以 上のアクセスを誇る。夫と三人の子どもの五人家族。
『ベビーブック』2015年10月号
お菓子編|卵白を使ったおすすめレシピ
卵白だけを使ったふわふわ食感のスイーツや、卵白なしでは作れないレシピが登場しました。
【1】甘夏のふわふわヨーグルトムース
泡立てた卵白を加えて口当たりをよく。
◆材料
(小さめのグラス×6個分)
甘夏 1個
【A】
プレーンヨーグルト 200g
砂糖 60g
卵白 1個分
【B】
粉ゼラチン 5g
水 大さじ2
◆作り方
【1】甘夏は皮と薄皮をむいて実を取り出し、1.5cm角程度に切る。
【2】卵白はしっかりと泡立てる。【B】を合わせ、電子レンジ(600W)で 30秒ほど加熱して溶かす。
【3】ボウルに【A】を入れて混ぜる。【B】を加えて手早く混ぜ、卵白を加えてさっくりと混ぜ、甘夏を加える。グラスに等分に入れ、冷蔵庫で2~3時間冷や す。
教えてくれたのは
鈴木薫さん
身近な食材で簡単に作れて、おいしく、センスのいいレシピが人気。双子の女の子と男の子のママ。
『ベビーブック』2017年7月号
【2】アイシングクッキー
持ち寄りやおみやげにもピッタリ。子供と一緒に作りたいお菓子。好きな色や絵柄を描いてかわいく作りましょう。
◆材料
(10~15枚分)
バター 100g
砂糖 60g
溶き卵 1/2個分
【A】
小麦粉 160g
塩 少々
打ち粉(強力粉または薄力粉) 適量
【アイシング】
粉糖 100g
卵白 1/3個分
レモン汁 小さじ1/2
食用色素 少々
◆作り方
【1】バターと卵は室温に戻す。バターを泡立て器で混ぜ、砂糖、卵の順に加えて、そのつどよく混ぜる。ふるった【A】を加えてゴムベラでさっくりと練らないように混ぜ、ひとまとめにする。8割程度混ざったらラップに移して何度か折りたたむようになじませ、生地を均一にする。ラップにしっかりと包み、冷蔵庫に2時間以上おく。
【2】台に打ち粉をして【1】を麺棒で4mm厚さにのばし(台がない場合はオーブンシートなどにはさんで均一にのばす)、好みの型で抜き、オーブンシートを敷いた天板に間隔をあけて並べる。
【3】170℃に予熱したオーブンで17~20分、薄くキツネ色になるまで焼く。取り出して金網で完全に冷ます。
【4】アイシング:粉糖に卵白とレモン汁を少しずつ加えながらていねいに混ぜ、とろりとするまで濃度を調節する。好みで食用色素をごく少量(竹串の先につける程度)入れて色をつけ、コルネ(オーブンシートを切って丸めたもの)に入れて上部を折り曲げ、コルネの先を切り落とし、飾りを絞る。
教えてくれたのは
阪下千恵さん
料理研究家、栄養士。家族のために作り続けてきたおいしくて、栄養バランスのいいレシピが人気。二人の女の子のママ。
『めばえ』2015年12月号
【3】フルーツとチーズのふわふわパンケーキ
余った白身は上手に無駄なく料理するのがポイント
上手な白身料理が上がってきましたが、困っていたことが解決した!という人も多いのでは。無駄な食材を出さないためには節約にもつながりますよね。ぜひ白身を使った料理を試してくださいね。
文・構成/HugKum編集部