離乳食の卵黄|初めて食べる「かたゆで卵」の進め方、アレルギーや冷凍保存の注意点・おすすめレシピまで詳しく解説

こんにちは!離乳食インストラクターの中田馨です。オムライス、卵焼き、茶わん蒸し、親子丼など。子どもにも大人にも人気の卵料理。今回は、卵を離乳食に活用するときの注意点やレシピを紹介します。

 

離乳食で初めての卵は「卵黄」からスタート

離乳食に卵を使う時はルールがあります。

まずは「卵黄」のみ、離乳食初期の後半から

卵には卵黄と卵白があります。赤ちゃんがまず食べられるのは「卵黄」です。食べられるのは離乳食初期の後半。おかゆや野菜、豆腐や白身魚を食べる経験を積んでからスタートです。最初は固く茹でたゆで卵の卵黄を少量からスタートします。3日ほど食べて、身体に異変がなければ量を少しずつ増やします。離乳食初期は「卵のお試し期間」といった感じです。

「卵白」が食べれるようになるのは離乳食中期ごろ

卵白が食べられるようになるのは、離乳食を2カ月経験し次の段階に入った離乳食中期からです。離乳食初期に作っていたかたゆで卵の卵白にチャレンジします。最初は卵黄の時と同じように、少量からスタートします。日にちをかけて徐々に量を増やしましょう。この時期の目安量は、卵黄1~全卵1/3です。

卵のアレルギーと離乳食での注意点

卵はもちろん離乳食にも使えるのですが、心配なのは「アレルギー」。卵アレルギーは3歳未満の子どもに多くあると言われています。

卵アレルギーの症状の特徴

卵アレルギーの症状としてよく言われているのは、じんましんや咳、嘔吐、下痢など。食べてすぐに出る場合もあれば数時間経ってから症状が出る場合もあります。

注意点①卵はいろいろなものに使われている

卵は、パン、お菓子、ハンバーグのつなぎなど、さまざまなものに使われています。市販の食品を使う場合は、食べる前に裏面表示を確認しましょう。

注意点②自己判断は禁物。必ず医師に相談する

卵アレルギーの心配がある場合は、自己判断は禁物です。必ず専門医に相談し助言を仰ぎます。

離乳食の卵黄の進め方

卵の進め方について具体的に説明します。

かたゆで卵の卵黄を耳かき1杯から

最初の一口は「少量」です。他の食材の場合、この少量は「軽量スプーン小1さじ」が一般的ですが、卵のようにアレルギーが心配な食材に関しては、耳かき1杯くらいの少量からスタートしても良いでしょう。

最初は沸騰から20分茹でる

一言で「かたゆで卵」と言われても「どれくらい茹でればいいんだ?」と思います。沸騰から20分茹でれば固ゆで卵はできます。

固ゆで卵の卒業は慌てず徐々に

卵料理は数多くあります。ハンバーグやお好み焼きなど、卵をつなぎとして使い、時間をかけてじっくりと焼くタイプのメニューは、離乳食後期以降。卵焼き、炒り卵、オムライス、卵とじスープなどは、離乳食完了期以降がおススメ。最初に作る時は、ふたを閉めてしっかり火を通します。卵を半熟にしないようにしましょう。

初めての卵黄の調理法、冷凍保存はできる?

では、具体的な固ゆで卵の作り方の手順を紹介します。

かたゆで卵の作り方

では具体的にかたゆで卵の作り方を紹介します。

<作り方>

1.鍋に水と卵を入れて火にかける

2.沸騰から20分ほど茹でる

3.冷水にさらしてから、皮をむく

ここから離乳食レシピに使う手順スタートです。

溶き卵で作る料理の基本(炒り卵の場合)

<作り方>

1.溶き卵を作る。

2.フライパンに1を流し入れる。

3.菜箸でかき混ぜながら炒り卵を作る。

4.弱火にしてふたを閉め、中までじっくり火を通す。

冷凍保存の注意点

生の卵も、かたゆで卵も冷凍保存するには適していません。生卵の場合、卵黄がねっとりしてしまうので卵黄と卵白が混ざらなくなります。また、固ゆで卵を冷凍すると、水分が飛んでぱさぱさになります。もし、冷凍するなら炒り卵や錦糸卵なら、比較的おいしく食べられます。離乳食に使う1回分を小分けに保存容器に入れ、1週間以内に食べきりましょう。

時期別|卵を使った離乳食のおすすめレシピ

卵を使った離乳食のレシピ紹介をお願いします。

離乳食中期 オムライス風おかゆ

離乳食中期はまず、ゆで卵の黄身からチャレンジ。黄身に慣れたら白身にチャレンジです。このメニューは黄身も白身も使っているので離乳食中期の後半からおすすめですよ。

<材料>

7倍かゆ 50g
卵 20g
にんじん 5g
トマト 10g

<作り方>

・トマトは湯むきをして種を取ってみじん切りにする
・卵は沸騰から16分以上茹でてみじん切りにする
・にんじんは1㎝のスライス

1.にんじんをやわらかくなるまで茹でて、みじん切りにする

2.出来上がり直前の7倍かゆに、にんじんとトマトを入れて火を通す

3.2を器に盛って卵を添える

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離乳食後期 納豆のお好み焼き

納豆を入れた、お好み焼きレシピです

<材料>

ひきわり納豆 10g
キャベツ 30g
卵 20g
小麦粉 20g
かつお昆布だし 20ml

<作り方>

・キャベツはみじん切りにする
・納豆は湯通しする
・卵は溶き卵にする

1.材料をすべて混ぜ合わせる

2.フライパンで両面焼いてしっかり火を通す

 

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離乳食完了期の赤ちゃん用のオムライス。バター風味の混ぜご飯に薄焼き卵を巻いて、おだしで作った和風のトマトソースをかけていただきます!

<材料>

軟飯 90g
卵 40g
玉ねぎ 10g
ピーマン 5g
トマト 20g
かつお昆布だし 50ml
味噌0.5g
バター 3g

<作り方>

・トマトは湯むきをして種を取って、みじん切りにする
・玉ねぎとピーマンはみじん切りにする

1.フライパンにバターを熱して、玉ねぎとピーマンを炒める

2.溶き卵をフライパンに入れて、薄焼き卵を作る

3.かつお昆布だしにトマトを入れて、2分煮て味噌で風味をつける

4.軟飯と1を混ぜて薄焼き卵で包み、3をかける

 

卵が食べられるようになると、いろいろなメニューにチャレンジすることができるようになるので、楽しみが増えますね。

 

一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在15歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、22年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する和の離乳食パクパクセミナー、離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで4000人が受講。

離乳食インストラクター協会HP 

中田馨の和の離乳食レシピブログ

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