こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。
たらは手に入りやすい白身魚のひとつ。冬は鍋物にも活躍するたらは、離乳食にも取り入れられます。今日はたらを離乳食に使うときのポイントと、離乳食メニューを紹介します。
目次
離乳食の「たら」いつからOK?
アレルギーを引き起こす可能性があるので、離乳食後期から
たらは白身魚のひとつですが、アレルギーを引き起こす可能性があるので、慎重にという意味で離乳食後期からをおすすめしています。たらはスーパーでは、切り身になっていて骨も少ないため離乳食に使いやすい食材です。
離乳食期にたらアレルギーってあるの?
アレルギーを防ぐため、下茹でしてから調理
たらはアレルギーを引き起こすこともあります。ですので、最初に食べるときは下茹でしてから調理を始めましょう。
たらを使った離乳食レシピ
離乳食後期完了期のたらレシピを紹介します。完了期のメニューは大人も同じレシピを食べられますよ!
【離乳食後期】たらのおろし煮
大根おろしで煮た煮物です。オクラのとろみが食べやすさを演出!
<材料>
たら 15g
大根 15g
オクラ 10g
かつお昆布だし 100ml
しょう油 0.5ml
<作り方>
・たらの皮と骨を取る
・大根はおろし金ですりおろす
・オクラは縦半分に切って湯がいてみじん切り
1.かつお昆布だしにたらを入れて煮て、火が通ったら鍋の中でほぐす
2.大根とオクラを加えて火を通す
3.しょう油で風味をつける
【離乳食完了期】たらのホイル焼き
大人も同じ手順で作れます。ほくほく甘いかぼちゃと一緒にバター風味のホイル焼きです。
<材料>
たら 20g
かぼちゃ 15g
ブロッコリー 10g
かつお昆布だし 30ml
バター 1g
<作り方>
・たらの皮と骨を取る
・かぼちゃは、皮と種とワタを取り食べやすい大きさに切る
・ブロッコリーは食べやすい大きさに切る
1.アルミホイルに材料をすべて入れて包む
2.トースターで10~12分焼く
たらを使った離乳食手づかみレシピを教えて!
・たらのパン粉焼き
パン粉が香ばしくてパクパク食べれちゃいます。大人は塩を振っていただけますよ!
<材料>
たら 20g
パン粉 適量
オリーブ油 少々
<作り方>
・たらの皮と骨を取ってスティック状に切る
1.たらにオリーブ油を塗りパン粉をまぶす
2.耐熱皿に入れて、トースター7~8分焼く
たらを使った離乳食の冷凍方法は?
たらを冷凍するのは、生でも下処理してからでもOKです。どちらも1回分を密封できる容器やラップに包んで保存するといいですね。
冷凍するたらの下処理方法
1.皮と骨を取る
2.沸騰したお湯で湯がく
3.取り出しほぐして骨がないかみる
4.1回分の小分けにする
冷凍保存は1週間で使い切りましょう。
先輩ママに聞いた!離乳食の「たら」の取り入れ方
Hugkumでは、離乳食を経験しているママ約100人にたらの取り入れ方についてアンケートを実施しました。
結果は、25%のママは離乳食でたらを「食べさせていない」の回答ですが、たらにチャレンジした赤ちゃんのほとんどは食べてくれていたようです。
たらの取り入れ方で工夫したことは?
続いて、たらを離乳食に取り入れるときに工夫したことを聞きました。「くさいみたいで、一度でやめた」の声があるように、気になる子には臭みを取ったり、赤ちゃんが食べやすいように味付けを工夫したとの声が多くありました。すでに加工済みの「フリーズドライを使った」ママもいるようです。
・臭みを取る
「臭みをとるために、塩を振って置いておいてその後お湯をかけたり、汁物など娘が好きなものに混ぜて食べさせた。」(30代・埼玉県・子ども2人)
・パサつきをなくす工夫をした
「ボソボソしやすいので、水分の多くて好きな野菜(玉ねぎやブロッコリー)と混ぜたりとろみをつけたりした。」(30代・神奈川県・子ども1人)
「とろみをつけた」(30代・福井県・子ども1人)
・好きな食材と一緒に混ぜる
「好きな野菜と組み合わせると食べてくれた」(20代・栃木県・子ども1人)
「ご飯に混ぜる」(30代・神奈川県・子ども1人)
「ほぐして、粉チーズや小さく刻んだのりと一緒にご飯に混ぜている」(30代・静岡県・子ども1人)
・味付けを少し強めにする
「甘めに煮た」(40代・群馬県・子ども2人)
「だしを加える」(20代・愛知県・子ども1人)
たらは臭みも少なく使いやすい魚のひとつです。大人のメニューからの取り分けもできますので、離乳食にもどんどん取り入れてみてくださいね!
記事執筆
一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在13歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、20年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで2500人が受講。
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