離乳食の量、完全ガイド!6ヶ月、8ヶ月、1歳と月齢ごとの量や増やし方を解説

 初めてのママが最も頭を悩ませるのが、離乳食の「量」

こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。今回のテーマは「離乳食の量」。

厚生労働省『授乳・離乳の支援ガイド』によると、「離乳食で分からないこと」を質問すると一番多かった答えが「離乳食の量」。46.4%の方が答えました(複数回答)。今回は各月齢、離乳食の目安量を写真とともに紹介します。

離乳食の量の考え方はグラム、大さじ、どっちが基準?

最初の1か月は大さじ小さじ、その後はグラムで

水は小さじ1杯5cc(5g)ですが、小さじ(大さじ)とグラムは、その食べ物の密度によって違ってきます。おかゆ小さじ1=ほぼ5gと考えていいと思います。

離乳食インストラクター協会では、離乳食初期の最初の1カ月は分かりやすく量を増やしていきたいので、小さじ(大さじ)表記。その後はグラム表記をしています。

6ヶ月の赤ちゃん、離乳食の量は?

5ヶ月の月齢で離乳食を始めた赤ちゃんは、6ヶ月が初期の後半戦です。2回食が始まり、食べる量も食べられる食材も増えてきます。

離乳食、6ヶ月で2回食になったときの目安量

離乳食開始1カ月が過ぎ、2回食になったときの量で気を付けてほしいことは「急に増やさない」ということです。昨日まで1回食だったわけですから、お腹がビックリしないよう、2回目の食事は1回目より少なめにしましょう。例えば初日は、1回目はこれまでと同量、2回目は1回目の1/4の量。赤ちゃんの体調と食べ具合を見て、日にちをかけて1回目と同量にしていきます。

6ヶ月の離乳食、大さじの量

10倍かゆ 大さじ3弱

野菜 大さじ1強

豆腐 大さじ2弱

魚 小さじ2

6ヶ月の赤ちゃんに離乳食と並行して飲ませるミルクの量は?

離乳食とミルクの栄養の対比は1:9~2:8

まだまだミルクでの栄養が大半の6カ月の赤ちゃんです。離乳食とミルクの栄養の対比は1:9~2:8。ミルクをメインで考えてOKです。ミルクの量はメーカーによって少し違いますので、ミルク缶に書かれている目安量を参考にしてください。平均の量は1回200~220ml、回数は5回です。

6ヶ月ごろの離乳食の量は、写真を参考に

6ヶ月の離乳食グラムでの量

6カ月頃の赤ちゃんの離乳食目安量のグラムです。参考にしてくださいね。

10倍かゆ 30~40g

野菜15~20g

豆腐だけの場合 25g

魚だけの場合 5~10g

*1回の食事に豆腐、魚を併用する場合は、豆腐15g・魚5gにするなど、量の調節をしてください。

8ヶ月の赤ちゃん、離乳食の量は?

7カ月ごろから離乳食中期に入り、みじん切りの離乳食にもそろそろ慣れてきた頃でしょうか。食べる日もあれば食べてくれない日もあり、食べるムラが出てくる頃かもしれませんね。

写真でわかる8ヶ月の離乳食量

8ヶ月の離乳食、大さじの量

7倍かゆ 大さじ5強

野菜 大さじ2

豆腐 大さじ2強

魚/肉 大さじ1

8ヶ月の離乳食、グラム量の目安

7倍かゆ 50~80g

野菜 20~30g

豆腐 30~40g

魚/肉 10~15g

*1回の食事に豆腐、魚、肉を併用する場合は、豆腐15g・魚10gにするなど、量の調節をしてくださいね。

8ヶ月の赤ちゃんに離乳食と並行して飲ませるミルクの量は?

離乳食とミルクの栄養の対比は3:7~4:6

少しずつ離乳食の量が増える離乳食中期。離乳食とミルクの栄養の対比は3:7~4:6。とはいえ、まだまだ栄養のメインはミルクです。ミルクの量はメーカーによって少し違いますので、ミルク缶に書かれている目安量を参考にしてください。平均の量は1回200~220ml、回数は5回です。離乳食後のミルクの量は、離乳食の食べっぷりによって加減しましょう。メーカーによっては離乳食後は140~160mlと記載しています。

 

9ヶ月になったら、離乳食の量はどう変化する?

手づかみ食べの練習が始まる離乳食後期。この頃の赤ちゃんは意欲的に食べて、食べこぼしも多い時期です。床に離乳食がたくさん落ちていて、どれくらいお腹に入っているのか分からないこともあります。食べこぼした時のために少し多めに作っておくのもひとつの解決策ではないでしょうか。

9ヶ月の離乳食、パン食の量は?

離乳食後期のパンの目安量は、食パン6枚切り1/2枚程度です。パンには塩分も含まれていますので、目安量を守って与えすぎないようにしてくださいね。

写真でわかる9ヶ月の離乳食の量

 

 

9ヶ月の離乳食、グラム量の目安

5倍かゆなら 90g

軟飯なら 80g

野菜 30~40g

豆腐  45g

魚/肉 15g

9ヶ月の赤ちゃんに離乳食と並行して飲ませるミルクの量は?

離乳食とミルクの栄養の対比が半々に

離乳食とミルクの栄養の対比が5:5~6:4と半々になる離乳食後期。とはいえ、まだまだミルクでの栄養も必要です。ミルクの量はメーカーによって少し違いますので、ミルク缶に書かれている目安量を参考にしてください。平均の量は1回200~220ml、回数は5回です。離乳食後のミルクの量は、離乳食の食べっぷりによって加減しましょう。メーカーによっては離乳食後は100~120mlと記載しています。

1歳になったら、離乳食の量はどれくらい?

1歳になり、離乳食完了期に入ります。この頃は、手づかみ食べとスプーンなどの道具を使って食べるようになってきます。後期の時と同じように、まだまだ食べこぼしの多い時期です。少し多めに作って、たくさん食べこぼした場合は追加してお皿に入れるなどしてあげてもいいですね。

画像でわかる1歳の離乳食量

1歳の離乳食、グラム量の目安は?

軟飯なら 90g

普通飯なら 80g

野菜 40~50g

豆腐 50~55g

魚/肉 15~20g

離乳食の量、増やし方のコツは?

離乳食の量の増やし方のコツは2つあります

1.離乳食初期は増やし方の目安量を守る

離乳食初期は、はじめて離乳食に出会います。これまでミルクや母乳しか知らなかった赤ちゃんのお腹です。びっくりしないためにも、

・少しずつ量を増やす

・少しずつ食材を増やす

ということを大切にしてくださいね

*参考『初めての離乳食、量や作り方は?おかゆや野菜、りんごのレシピを離乳食インストラクターが解説

初めての離乳食、量や作り方は?おかゆや野菜、りんごレシピを解説
こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。私は現在13歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始めました。学び始めると楽しくなり、それ...

 

2.離乳食中期以降は赤ちゃんの食べ具合に合わせて量を増やす

離乳食中期以降は各時期の目安量を参考にしながら、ご自分の赤ちゃんの食べ具合を見ながら量を増やしてあげましょう。食べムラもありますから食べないこともありますし、「もっと欲しい!」と泣くこともあります。もっと食べたいときは、「食べたいだけ食べてもOK」です。ただ、食べた後に便秘や下痢など、体調に変化がある場合は食べすぎの場合もあります。

・初めての食材は小さじ1杯から

・2、3回与えて体調が良ければ量を増やす

・タンパク質は目安量以上に与えない

ということを大切にしてくださいね。

今回ご紹介した離乳食の目安量は、あくまで目安量です。ご自分のお子さんが月齢の目安量に達していないからと言って慌てないでください。大人も一人一人食べる量は違いますよね。赤ちゃんも一緒も、その子その子によって食べる量は違います。大人が用意する離乳食の量が、その赤ちゃんにとって「適量」ではないこともあります。今、あなたの赤ちゃんが食べている量が適量と思ってOKです。食べる量に意識を向けすぎず「楽しく食べる」離乳食の時間を意識してみてくださいね。

 

 

文/中田 馨(なかた かおり)

一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在13歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、20年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで2500人が受講。

離乳食インストラクター協会HP 

中田馨の和の離乳食レシピブログ

 

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