離乳食初期から食べられる白身魚は、高たんぱくで低脂肪!下処理や調理方法、レシピを紹介

魚は赤ちゃんのうちから食べられる、貴重な栄養源。良質タンパク質やカルシウム、ビタミン、ミネラル、タウリン、DHA、EPAなど体に必要な栄養素が豊富に含まれています。今回は「白身魚」全般についてご紹介します。お魚の中でも白身魚は、離乳食の初期から食べられる便利な食材。上手に活用し、赤ちゃんに美味しく栄養たっぷりなお魚を食べてもらいましょう。

白身魚とは?

代表的な白身魚と言えば「タイ」「カレイ」「ヒラメ」「タラ」などが挙げられます。一方で赤身魚は「マグロ」「カツオ」「ブリ」などが代表的なお魚です。

白身魚と赤身魚の違い

白身魚と赤身魚の違いは、ヘモグロビンやミオグロビンという〝赤い色素〟の「たんぱく質」の含有量によって分けられます。

赤身魚は、遠くまで旅をする回遊魚が多く効率よく酸素を使う必要があるため、筋肉中に赤い色素のヘモグロビンやミオグロビンが多くなります。

白身魚は、海底で暮らしたり、海岸付近で静かに暮らしたりするので、回遊の習性がないため〝赤い色素〟のたんぱく質が必要ないために身が白くなります。

青魚はどっち?

「アジ」「サンマ」「サバ」の青魚と呼ばれるものは、大きく分けたら「赤身魚」の部類に入ります。

白身魚の栄養

魚の種類によって異なりますが、白身魚は一般的に「高たんぱく、低脂肪」と言われています。コラーゲンも多く含み、消化が良いのが特徴です。

白身魚の離乳食は初期からOK

白身魚は、赤身魚や青魚に比べて脂肪分やアレルギーの発症の原因となる成分が少ないために、離乳食の早い段階からあげてOK!

ただし、魚には「骨」がつきもの! 十分に注意を払って、骨をとった魚をあげるようにしましょう。また、白身魚の種類によってはアレルギーの心配のある魚もあるので、注意しましょう。

離乳食初期から食べられる白身魚の種類

「タイ」「カレイ」「ヒラメ」が代表的なものです。

「タラ」はアレルギーに注意!

「タラ」はアレルギーを引き起こしやすいとも言われているので、離乳食中期(7-8ヶ月)以降から様子を見ながら食べさせるのが無難です。

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白身魚の下処理と調理方法

全国的に比較的手に入りやすく、離乳食に使いやすい白身魚と言えば、「タイ」や「カレイ」。

切り身やお刺身の状態で店頭に並んでいますので、調理も比較的簡単です。離乳食として使う場合は、加熱をし、ほぐしたり小さくカットして使います。

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白身魚の保存方法、保存期間

基本的には調理した日に食べましょう。お刺身などで購入した生魚は鮮度が落ちるのも早く、鮮度が落ちた魚を食べると体調不良を引き起こしやすくなるので、基本的には調理した日に食べ切ってしまいましょう。

一度加熱した切り身を冷凍

一度茹でるなどして加熱したものは、冷凍することができます。冷凍したものは、1週間を目安に食べ切るようにしましょう。

解凍方法

自然解凍は雑菌の繁殖につながるので避けます。解凍の際は冷蔵庫に入れて、ゆっくり解凍するのがおすすめ。時間がない時は密閉袋に食材を入れ、氷水の入ったボウルに沈める方法でも良いでしょう。

一度解凍したものを再冷凍するのは、味の劣化、衛生面でもおすすめできませんので、やめましょう。

白身魚を使った離乳食おすすめレシピ

白身魚は、離乳食初期から使える便利な食材。切り身やお刺身の白身魚を使ったレシピを離乳食期別に紹介します。※レシピは、mogcook(お魚離乳食材通販サービス)管理栄養士監修のオリジナル離乳食レシピです。

初期|魚と海苔のトロトロ(調理時間:約3分)

写真は、「たい」を使用

◆材料

魚         10g(1パック)
焼き海女のり    少々(水に浸し水気をきる)
じゃがいも     10g
無調整豆乳     大さじ3

◆作り方

(下ごしらえ)
魚は湯煎解凍し、さっとほぐします。
じゃがいもは蒸すか茹でて柔らかくし、マッシュ状にします。
1.小鍋に無調整豆乳、魚、じゃがいものマッシュを加えて、よく混ぜ合わせて火にかけます。
2.焼き海女のりを加え、ひと煮立ちさせたらできあがり♪

管理栄養士からのコメント

風味豊かな焼き海女のりを使用し、じゃがいものマッシュと豆乳を合わせることで口当たり滑らかに仕上げました。

じゃがいもの代わりに柔らかく茹でたかぶや大根、人参でも美味しくアレンジできます。

「mogcook」でレシピを見る

後期|もちもちレンコンと魚のガレット(調理時間:約10分)

写真は、「いら」を使用

◆材料

魚         10g(1パック)
レンコン      30g
人参        10g
おから(乾)    3g
粉チーズ      少々
溶き卵       小さじ1
無塩バター     少々

◆作り方

(下ごしらえ)
魚は解凍しほぐしておきます。魚の皮は細かく刻みます(魚種によって硬い皮がありますので、ママがご判断ください)。
1.レンコン、人参は皮を剥きすりおろします。
2.ボウルに無塩バター以外の材料をすべて入れよく混ぜ合わせ、一口大の大きさに整えフライパンに無塩バターを熱し弱火で両面焼けば、出来上がり♪

管理栄養士からのコメント

レンコンのもっちりとした食感がおからのパサつきを抑え人参も入りミネラル、繊維質たっぷりな1品です。また乳製品もプラスしカルシウムも同時に摂ることができます。
レンコンには粘膜を丈夫に保ち腸内細菌を整える作用がある為風邪予防便秘対策に最適です。

「mogcook」でレシピを見る

離乳食の白身魚に関するママパパの体験談

HugKumでは、離乳食を経験しているママパパ約120人に白身魚の離乳食についてアンケート調査しました。

Q.離乳食で取り入れやすかった白身魚の種類はどれですか?

離乳食で取り入れやすかった白身魚の種類はどれですか?

タイ・カレイ・ヒラメ・タラの白身魚のうち、離乳食に取り入れやすかった種類はどれか聞いてみたところ、人気だったのは「タラ」や「タイ」。切り身や刺身など、スーパーでも手に入りやすく調理もしやすいことや、くせがなく食べさせやすいことも理由のようです。「カレイ」は身が柔らかいが骨が取れたか気になるなどの声が聞こえてきました。

タラの体験談

「味にくせがなく、どの味付けにも合うのでうまく進んだと思う。」(30代・埼玉県・子ども1人)
「ほぐしやすくたべやすい鱈をあげました」(30代・三重県・子ども2人)

タイの体験談

「刺身を使うので鯛が一番扱いやすかった。 パサつきが出てしまうので片栗粉でとろみをつけたり、鯛めしにすることが多かった」(30代・埼玉県・子ども1人)
「比較的手に入りやすいのと 身がやわらかくほぐれやすいので調理しやすかった、 また鯛の出汁が出て美味しかったようで気に入ってくれたので積極的に取り入れました。」(20代・愛知県・子ども1人)

カレイの体験談

「スーパーでいつの時期にもよく売っていて、うちの子供は魚が好きだったのでどんな料理法でもよく食べてくれました。」(20代・兵庫県・子ども1人)
「骨が気になる」(30代・愛知県・子ども2人)

ヒラメの体験談

「唯一食べれる魚、少しのバターで焼いただけで、食い付きがよかったので、まとめて作り置きしとました」(30代・広島県・子ども2人)

お魚の通信販売「mogcook」を利用するのも手!

お魚は赤ちゃんのうちから食べられる、貴重な栄養源。離乳食作りは少量なので、簡単に食べられるよう下処理をし、約1食分の10gずつに小分けされた、「mogcook」お魚の離乳食材通販サービスを上手に利用するのもおすすめです。

「mogcook」について詳しくはコチラ

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文・構成/HugKum編集部 監修/mogcook

 

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