パパと遊ぶとき「ママは向こうに行って」と言う3歳の娘。なんだか寂しくて…【愛子先生の子育てお悩み相談室】

子育ては日々悩みの連続ですね。保育者歴半世紀あまり。常に子どもに寄り添い、ママたちからの信頼も厚い自主幼稚園「りんごの木」の柴田愛子さんが、豊富な経験を元に、悩めるお母さんにアドバイス。

パパと遊ぶときは、いつも娘に「ママは向こうに行って」と言われてしまいます

 

夫はご煩悩です。休日は、よく娘と遊んでくれるので、私も助かっています。しかし夫と遊んでいると、娘は私に「向こうに行って」と言います。外出するときも「ママはお留守番ね」と言います。平日は、いつも私と一緒なので、私といることに飽きてしまったのでしょうか? 確かに私は、子どもを楽しませるのがうまくありません。娘にとっては、パパと2人のほうが楽しいので、私がいるのは嫌なのも知れません。娘がパパと遊んでいるときは割りきって、自分の趣味(絵を描くこと)をしたほうがいいのでしょうか。娘の気持ちがわからず、寂しいです。(3歳の女の子のママ)

 

パパが子煩悩だとよくある悩み。子どもの言動は、ママが嫌いだからではありません

心配無用。なんといってもお母さんが一番です!

子どもにとっては、お母さんはかけがえのない存在です。だって、子どもにとってはおっぱいを持っている命の素ですからね。

パパが子煩悩だと、こうした悩みはよくあります。ママが嫌いだから「向こうに行って」と言っているわけではありません。まして、飽きてしまうなんてありえません!

子どもはパパとママが違うことを感覚的に知っています。パパと遊んでいるときは、思いっきり“パパあそび”をしたいのです。日頃一緒にいる時間が短いパパは子どもに甘いのが常です。おもちゃを買ったり、おやつをあげたり、身体をいっぱい使ったり、パパだって子どもを喜ばしたいし、好かれたいしで頑張っているんでしょう。そんなときはパパにお願いして、あなたの時間を楽しんでください。

 

パパがかかわることで、遊びが豊かになるとプラスに考えて

「私は、子どもを楽しませるのがうまくありません」とも書かれていますが、全く心配いりません。

病気がちのママだって、遊んでくれなくたって、ママのことは無条件に好きなんです。無理をしないで大丈夫!

遊べるママの子がいい子に育つ条件ではありません。あなたらしく子どもを見守っていれば大丈夫。

そのためには絵を描くのもいいじゃないですか。あなたが描いていたら娘さんも描きたくなるかもしれません。ママとは静かな遊び。パパとは元気に遊ぶと住み分けをしたら、娘さんもそれぞれと楽しみ方を共有するでしょう。

子どもの気持ちがわからないときは「子どもって、面白いわね。何考えているのかわからないわ」と軽~く考えてください。ほとんどの親は子どもの気持ちがわからなくて困っています。だから、寂しくなったり、自己嫌悪におちいったりする必要は、まったくありませんよ。

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柴田愛子 しばた・あいこ

保育者。自主幼稚園「りんごの木」代表。子供の気持ち、保護者の気持ちによりそう保育をつづけて47年。小学生ママ向けの講演も人気を博している。ロングセラー絵本『けんかのきもち』(ポプラ社)、『こどものみかた』(福音館書店)、『あなたが自分らしく生きれば、子どもは幸せに育ちます』(小学館)など、多数。

イラスト/海谷泰水

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