赤ちゃんの名前に込めた意味や由来は?ママ・パパに聞いた子どもの名付けエピソード集

自分の赤ちゃんの名前は、ママ・パパからの初めての贈り物と言われますよね。そんな名前については、多くの気持ちが込められているもの。

赤ちゃんの名前にどんな意味を込める?

今回は、実際にどんな名前をつけたのか、0〜1歳の子を持つママ・パパに理由や由来・エピソードを聞いてみました。これから名付けを考えているという人の参考になるはず!

赤ちゃんの名前はどう決めた?【ママパパ体験談】

ママ・パパの名前からとったり、どんな漢字をつけようかと考えた人が多いよう。また、画数を気にする人も多いようですね。実際にお腹に呼びかけて決めたという可愛いエピソードもありました。

「夫と9ヶ月頃決めた。 安定期過ぎてすぐ名付けの本を購入したが、なかなか決められず、ぎりぎりになってしまった。3つ候補を絞り、赤ちゃんの顔を見て決めようとなり、赤ちゃんに3人で会えた時、せーの!で答えたところ夫と同じ名前を選択しており、その名前に決定した」(20代・神奈川県・子ども1人)
「妊娠8~9ヶ月頃に旦那と決めた。 字画が良い名前で、できれば漢字一文字の呼びやすい名前がいいなと思っていたところ、当てはまるものが限られてしまったが、結果として気に入った名前になった」(30代・東京都・子ども1人)
「夫と性別が分かってから女の子ならママから、男の子ならパパから一文字取る予定で女の子だったのでママから取って名前の最後を美になるように姓名判断も見ながら考えた」(20代・福岡県・子ども1人)
「妊娠5ヶ月の時、性別が分かった時に考え始めました。 使いたい文字が決まっていたので、それを起点にいろいろ候補を考えました。 候補の名前でお腹の子を呼んだところ、候補のひとつで呼んだ時に、思いっきり蹴られたので、返事をしてくれたのかな?と思い、その名前にしました」(20代・東京都・子ども2人)

男の子編|名前に込めた意味・由来のエピソード

まずは男の子の名前から、ママ・パパが名前に込めた意味や由来を聞いてみました。

『健人(けんと)』くん

とにかく健康に育って欲しいという気持ちが込められているよう。

「健やかに育ち、みんなから親しまれるような人になってほしい。一人目の子供なので、健康に育ってほしかったのと、優しい子に育ってほしかったからです」(30代・埼玉県・子ども1人)

『陽紀(はるのり)』くん

太陽の「陽」と筋道を立てるという意味の「紀」という漢字をつけて、元気に自分で考えて進んで欲しいという意味が。

「元気で、芯のある人生になりますようにとの意味です。 健康に、自分で考えて、素敵な人生にしてほしいとの理由です」(30代・岐阜県・子ども1人)

『朋樹(ともき)』くん

仲間という意味の「朋」をつけた名前は、友人や人を大切にするという意味が込められているそう。

「友達を大切にできる人になってほしい。人を思いやれる人になってほしかった」(20代・愛知県・子ども2人)

『涼真(りょうま)』くん

夏の終わりの涼しげな季節に誕生したようですね。まっすぐ育って欲しいという願いが。

「季節に関係する字をあてたかったのと誰が見てもすんなり読める名前にしたかった。 秋に因んだ「涼」という字と誠実にまっすぐ育って欲しいという意味で「真」という字を使った」(30代・神奈川県・子ども1人)

『瞭太』くん

画数でいくつか候補を出し、その中から、自分の判断で人生を歩んで欲しいという気持ちが込められた名前だそう。

「周りに流されるのではなく、自分で見聞きして確かめていく人になってほしい。字画で決めた候補の中でそれぞれの漢字の意味を調べた所、我が子には周りに流されるのではなく見て聞いて自分で判断できる人になってほしいという思いと合っていたから」(30代・広島県・子ども3人)

『誠大(せいた)』くん

誠実な人になって欲しいという気持ちが分かる名前ですね。「大」という感じにはおおらかに人を大切にして欲しいという思いが伝わります。

「優しく誠実な人になってほしい。 明るく元気な子となってほしい。 人に優しく自分を大切にしてほしかったから」(30代・大分県・子ども2人)

『大樹』くん

大きく根を張るようなたくましい人に、大きく広い心を持って欲しいという気持ちが込められているようです。

「大きな樹のようにたくましくおおらかな人になってほしい。漢字がとても気に入った」(20代・長崎県・子ども1人)

『大晴(たいせい)』くん

明るい日差しを感じる名前からは、誰もを照らしてくれそうな意味が。

「漢字と響きを重視し、はれやかなイメージを持つような名前にした。 夏生まれだったので、盛夏のような晴れ晴れしく育って欲しいという思いから」(30代・埼玉県・子ども1人)

『伶太(りょうた)』くん

みんなに愛されるイメージのある名前の響きから決めて、名字と合わせて画数で決めたようですね。

「とにかくみんなが呼びやすく覚えやすい名前がよくて、ひらがなで決めてから名字と組み合わせるときに運勢のよい名前を調べて決めた。 みんなに親しまれやすいように」(40代・神奈川県・子ども1人)

『颯真(そうま)』くん

まっすぐに風のように進んでいって欲しいという気持ちがよく分かる名前ですね。

「風という字が入っており、風のように爽やかに。真実の真の字も入っており、正直に真っ直ぐになってほしいと込めて。 真っ直ぐとしたちゃんとした人になってほしいから」(30代・岐阜県・子ども1人)

『たいが』くん

大きく広い心を持って欲しいという願いに、海外でも活躍できるようにという願いも組み合わさっています。

「大きく、広い心を持って、成長してほしいという願いを込めて 海外でも、覚えてもらいやすい名前。強くて男らしく育ってほしい」(30代・神奈川県・子ども1人)

『はるたか』くん

いつでも友人に囲まれて、日々が楽しいものになって欲しいいうのは、きっとママ・パパならみんなが願うものですよね。

「仲間の中心にいて、笑顔が絶えない人生を送って欲しいと願って。笑顔溢れる人生にして欲しいから」(20代・岡山県・子ども1人)

『遥馬(はるま)』くん

遠く広がる草原を馬が駆け抜けるような、穏やかな雰囲気が感じられますね。

「心の大きな穏やかで優しい人になって欲しいと言う思いを込めて付けました。」(30代・兵庫県・子ども3人)

『陸』くん

いい呼び名だなと、念のため漢字も調べたら、「陸」いう文字の由来が「神様を迎えるところ」という意味があり、素敵だと思ったそう。

「呼びやすく、画数も良くという感じ。 漢字を調べたら素敵な意味が込められていた」(30代・神奈川県・子ども2人)

『蓮』くん

「蓮」はハスですが、花言葉は清らかという意味。また、泥の中から出てきて花を咲かせるイメージから力強いという意味を感じさせる字になるようです。

「強くたくましくいきてほしい 強くどんな逆境にも立ち向かってほしいから」(20代・山口県・子ども2人)

女の子編|名前に込めた意味・由来のエピソード

次に女の子の名前を見ていきましょう。ママ・パパが名前に込めた意味や由来を聞いてみました。

 

『あいさ』ちゃん

おそらく「愛」という字がつく名前は、人と付き合う中で愛される人になって欲しいという願いが込められているはず。

「みんなに愛されるかわいらしいこになってほしい。人との繋がりのなかで生きていくので、人付き合いがうまくいくように」(30代・埼玉県・子ども3人)

『永菜』ちゃん

永く愛される人生を、というのはママ・パパの切実な願いが込められていますね。

「長く限りなく続く幸福な人生になり、明るく育って欲しい。 生まれつき疾患があったため、永遠にとの願いを込めて」(20代・神奈川県・子ども2人)

『朝陽(あさひ)』ちゃん

太陽のように自分だけでなく周りも照らしてあげる名前にしたいと思っていたそう。そこに、太陽の周りが光るハロ現象を見たら、もうこの名前に決定!と背中を後押ししてくれますよね。

「名前で明るく太陽のようにいつも周りを照らしてくれるような存在になってほしいと思って名付けた。 まず響きが良かったのと、検診の帰りに太陽の周りに虹ができる『ハロ現象』を見れたので、太陽のつく名前が良かったことからこの名前を名付けた」(30代・東京都・子ども2人)

『結』ちゃん

人と人との直のつながりが減ってしまう昨今、孤立することなく身近な人から世界中までとつながって欲しいと願ってつけた名前だそう。

「人と人のつながりを大事にして欲しいという思いから『結』と名付けた。 昨今のデジタル環境で人とのかかわりが希薄になり社会的に孤立してしまうことも珍しくない。その中で人と人とのつながりを大切にし、身近な人から世界中の人々まで多様な縁を結んで活躍してほしいという思いを込めた」(30代・東京都・子ども1人)

『奏音(かのん)』ちゃん

パパの仕事が音に関連しているので、人生において素敵な音を奏でられるようにと願ってつけた名前だそう。

「パパが音の仕事をしてるので音という字を使いたかった。 素敵な人生をかなでられるよう願いをこめて」(30代・沖縄県・子ども1人)

『凪(なぎ)』ちゃん

波が立たず穏やかな凪の日をイメージした名前。コロナで落ち着かない日々が続く中、名前だけで自分だけでなく周りの人にも安心感を与えられそうですね。

「穏やかなで優しい子に育って欲しいという願いと、コロナ下で安定しない世の中だけれど、この子は静かで平穏な日々を送ってほしいという願いを込めて『凪』という名前にした。 コロナで世の中が大きく変わってしまったけれど、産まれてきたこの子には穏やかに、伸び伸びと静かに育ってほしいと思ったため、この名前にした」(30代・東京都・子ども2人)

『柚希(ゆずき)』ちゃん

ゆずちゃんという可愛い響きに加え、たわわに身をつけるゆずの木のようにすくすくと育って欲しいという願いだそう。

「元々は自分がゆずちゃんと呼びたかった事もあり、また希望を捨てず元気いっぱいにゆずの木のようにスクスクと育ってほしくてつけました」(20代・鹿児島県・子ども1人)

『香穂』ちゃん

「かほ」という響きの名前から考え、香りにつられて友人があつまり、実り豊かな日々になるようにという願いが込められているそう。

「いい香りがするように周りに人が集まって、稲穂のように実り豊かな人生を送れますように。 名前の音から考えて、意味は後付けだった」(30代・岐阜県・子ども1人)

『怜那(れいな)』ちゃん

元号はちょうど変わった年なので、あやかってつけながら、あえてほかの字は意味を持たせず、自分で好きなようにのびのびとそだって欲しいと考えたそう。そんな考え方もあっていいですね。

「令和元年生まれなので『令』の入った文字を使いたかった。 それ以外の文字はなるべく意味のない感じにし、名前に期待や思いを込めないようにした。 親の希望を込めないほうが子どもがのびのび育つと思ったから」(40代・岡山県・子ども1人)

『優奈(ゆうな)』ちゃん

誰にも優しい子どもに育って欲しいという願いから「優」という文字を入れて考えたそう。

「優しい人に育ってほしいと思い、『優』の字を入れた 優しい人になってほしいと思ったから」(40代・青森県・子ども1人)

『つむぎ』ちゃん

周りの愛情を受け取りながら、人生を紡いでいくという名前は素敵ですね。

「誰からも愛される人になりますように。希望で溢れた人生でありますように。 楽しくて明るい人生を歩んで欲しいから」(20代・高知県・子ども1人)

『るあ』ちゃん

みんなが呼びやすく、可愛く優しい子に育って欲しいという願いが込められているそう。

「まずは呼びやすいことと、響きで決めました。可愛らしい、優しい女の子になってほしい」(30代・愛知県・子ども2人)

『燈利(あかり)』ちゃん

人のために行動し、周囲の人を照らしてくれるような人になってほしいという、ママ・パパのこだわりが感じられますね。

「人のために行動し(利他)、まわりを明るく照らしてくれる燈(ともしび)ように。利他から「利」にこだわりを持ってつけた」(20代・石川県・子ども1人)

『依央』ちゃん

「依」という漢字には頼りにされる、よりどころになるという意味が。みんなに優しくできる子に育って欲しいという願いがこめられているそう。

「みんなから頼られるような優しい子になって欲しくて。 依という字に、頼られるとか優しくするみたいな意味があったので」(30代・三重県・子ども1人)

『凜音(りのん)』ちゃん

「凜」という字は「厳しくひきしまっている様子を表す」漢字で、女性でも自分の力で堂々と生きて欲しいという願いが込められています。

「凜とした女性になって欲しいという由来。堂々と生きていって欲しいから」(30代・東京都・子ども1人)

名前には前向きに生きられるようにという意味が

ママ・パパがつけた名前の一部でしたが、どの名前も、その子が素敵な人生を歩めるようにという願いが感じられましたね。また、漢字自体に意味があるものも多く、辞書を片手に決めるのがオススメのよう。これから生まれるというママ・パパはいくつか考えた中から選ぶのがよさそうですね。素敵な名前を贈ってください。

 

文・構成/HugKum編集部

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