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アルファベットを親子キャラでおぼえるメソッドが新鮮!
世界共通語である「英語」。その基礎となるアルファベットは26文字と一見少ないように感じますが、大文字と小文字がある! 大人はわかっていても、子どもに覚えさせるのにはコツがいります。『親子キャラでおぼえる はじめてのアルファベットドリル』は、アルファベットの大文字・小文字を親子としてキャラクター化。カラーの見開きでセットとして見せて、お話に引き込んでゆく作りになっています。対象年齢のめやすは5歳〜小学生。つぎのページに進むのが楽しみになる、そんなドリルです。
小学2年生の息子が挑戦してみた!
今回は、小学2年生(8歳)の子どもとドリルに挑戦してみました。
アルファベットの大文字・小文字には「にている親子」「にていない親子」があるんだって! 導入部分のマンガから集中して読んでいます。ルビがふってあるので、小学校低学年でも読むことができます。
幼児や小学生にありがちな英語学習の悩みを挙げ、それに対する解決策をドリルで探してみました!
お悩み1. 大文字はおぼえやすいけれど、小文字がむずかしい…
解決策:大文字と小文字を「親子」に見立ててキャラクターで覚えられる!
子供にとって難しいアルファベットの「小文字」という概念。でもこのドリル内では大文字と小文字を「親子」に見立ててキャラクター化。セットでおぼえることで、大文字と小文字を効率よく学習できます。イラストをじっくりながめることがポイントです。
お悩み2. 罫線のどこに書いたらいいのかわからない!
解決策:掛線にキャラクターアルファベットを配置して、位置感覚をつける
英語を書く際に使用する4つの罫線の、どこにアルファベット(特に小文字)を書けばいいのか分からないという悩みも多数。ドリル内では、4つの罫線で区切られる3つの空間を、「空、草、土」に見立てた背景に。そこにキャラクターを配置することで、空まで背が伸びていたり、体が土にもぐっていたりと、絵を見るだけで、その文字の位置や高さが頭に入るようで、息子も腑に落ちていました。
「Aとaは『にていない親子』だね。Aパパは三角コーンに似ている。Aちゃんのお友だちは、形が似ているbくんとdちゃんなんだって! aちゃんは、かみのけが長いdちゃんがうらやましいんだって!」と、さっそく物語に引き込まれています。
小文字のpの足が土にもぐっている絵を見て、そうか、お父さんPは上だけど、pくんは土の中ね、と覚えられます。
お悩み3. 似ている文字とまちがえる。正しく書くことができない!
解決策:読んだり、ながめたりするだけで書き方が身についている
このドリルは書くときにまちがえやすいポイントを、キャラクターたちの楽しいエピソードやイラストの中で強調してあります。絵本のように読んだり、ながめたりするだけで、正しい書き方が身につきます。
左ページで大文字・小文字の書き方を、右ページではそのアルファベットを使った単語の練習ができます。形のポイント解説を読んで理解し、お手本を見てなぞり書きをしたら、4線の上に自分で書いてみます。「わかりやすくて楽しい!」と、どんどん進めています。
「hとnは間違えやすい文字」と、先生方が口をそろえて言います。
h と n はそっくりだけど、nちゃんはhくんより背が低くて、妹みたい、と覚えれば大丈夫。
お悩み4. そもそも、学習する時間がない。始めても続かない!
解決策:10分程度のすきま時間が活用できる構成
ドリルの本文は、絵を見ておぼえるページと、実際に書いてみるページの2段構成です。合わせて10分程度でできるため、ちょっとした時間にも取り組めます。子どもがひとりでも飽きずに続けられるよう、ぬりえ、クイズなど、遊びの要素も盛り込んであるのです。
親子のエピソードにちなんだ ぬりえで、より親近感がわいたようです。集中して挑戦すると、10分もかからずに終えることができました。
ドリルの後半には、復習のページがあります。線つなぎやクイズで楽しく思い出せる工夫がされています!
小二の息子が「はじめてのアルファベットドリル」に挑戦した感想
「おかあさん!一緒にやろう!」と自ら学習する習慣が!
大文字・小文字がキャラクター化されていてわかりやすく、形からイメージしたお話もとても興味深く読み進めていました。目で見て指で追い、鉛筆で書くという動作がスムーズに行えるようできているドリルです。「おかあさん!一緒にやろう!」と自分から机に用意するようになりました。
がんばりすぎてもいけないかなと、「1日2文字までにしてみようか」と促すも、先のページまで読んでみたようです。楽しく学習に取り組める良いドリルだなと感じました。
動画はこちら!
『親子キャラでおぼえる はじめてのアルファベットドリル』
宮下いづみ・監修/サタケシュンスケ・絵
宮下いづみ
ワシントンD.C.生まれ。英語教室 Eunice English Tutorial主宰。田園調布雙葉中学高等学校・武蔵野大学・実践女子大学非常勤講師。『日本経済新聞』に「おもてなし会話術」執筆中。世界の人々と自由に意見を交わし合える人材育成を目指し、英語多読も実践。http://eunice-english-tutorial.strikingly.com/
サタケシュンスケ
1981年大阪府枚方市生まれ。イラストレーター。兵庫県神戸市在住。広告制作会社勤務のグラフィックデザイナーを経て2007年に独立。人物、動物を主なモチーフに、子育てや教育、ファミリー向けのジャンルを中心としたイラストレーションやキャラクターを制作。http://naturalpermanent.com/