冷え性改善におすすめの食べ物は? 選び方やダイエット中・コンビニで入手できるもの

寒い季節になると憂鬱になる人も多いのが冷え性。重ね着をしても冷えを解消できずに携帯用カイロが手放せない、なんていう人も多いのでは?

冷え性改善におすすめの食べ物はある?

今回は、冷え性に悩むママ・パパのために、体の中から冷え性を改善するべく、口コミでおすすめの食べ物をご紹介します。

冷え性とは?

冷え性とは、血液の流れが悪くなり毛細血管へ温かい血液が流れず、血管が収縮。そのために手足などが冷えてしまう状態のことです。寒い時期に多いイメージですが、気温とは関係なく体が温まらないので、真夏であっても冷え症の症状は出ます。冷え症には日々の生活習慣が大きく関わっています。また、男性の冷え性もありますが、女性は熱を発する筋肉量が少なく、血管も細く、冷えを感じやすい構造になっています。

冷えに悩むママパパの体験談

冷えに悩むママ・パパに困っているという体験談を聞いてみました。やはり冬の方が症状がつらいという人が多いようですね。

「末端冷え性で、子どもの体を触ると冷たいと言われる」(30代・北海道・子ども1人)
「冬は就寝時に靴下を履かなければ寒くて寝られない。 手が冷える冬はスマホのタッチ画面の反応が鈍い」(40代・岐阜県・子ども1人)
「足が冷えていて寒いなと思ったらいつの間にか腰やお腹も冷えていてよく下痢になる」(20代・広島県・子ども2人)
「冬になるとつま先が痛くなるほど冷たくなる。指先が常に冷たく、肌色も悪い」(30代・神奈川県・子ども1人)

体を温める食べ物の選び方

冷え性の人は、食べ物で体の中から温めるのがオススメ。買い物をする時に体を温める食材を覚えておくと、献立も考えやすく便利。見た目で分かるものも多いので頭に入れておくと買い物がスムーズになりますね。

食べ物の成分

発酵食品は体の代謝をよくする酵素を含んでいるため、体を温めてくれます。また、ビタミンE、ビタミンB1は、手足の細い血管まで広げ、血行を良くする働きが。ビタミンCは、寒さによるストレスを和らげてくれたり、毛細血管の健康を守ってくれます。

地面と地上のどちらで育つか

体を温めるのは、地中で育つ根菜類が多いもの。根菜類は寒い時期に旬を迎えるため、体を温めるといわれています。

食材の色や形

オレンジや黄色など暖色系の野菜は体を温めてくれると言われています、例えばパプリカはビタミンCが豊富で、血行をよくしたり寒さによるストレスを緩和してくれます。同じ暖色系でも水分の多いトマトは体を冷やしてしまうので要注意。

また、丸いものは体を温め、細長いものは体を冷やすと言われています。キュウリやナスは細長いので体を冷やしてしまいます。

体を温める肉

普段の食事に欠かせないのがお肉。ビタミンB1が多い豚肉や赤身の肉や、北欧など寒い地方育てられている羊肉は体を温めてくれるので、冬の肉料理にぴったりです。

育つ場所

寒冷地で育つ食品、例えばじゃがいもは体を温める成分を豊富に含んでいます。逆に、体を温めれてくれそうなホットコーヒーは、コーヒー豆が暑い環境で育つ食材なので、体を冷やしてしまうので要注意。

朝食も見直して

バタバタと起きて朝ごはんを食べない生活だと、脳にエネルギーが行き渡らず、体にエンジンがかからない状態に。体に熱が行き渡らなくなってしまいます。

体を温めるおすすめの食材

体を温めるのに取り入れやすい具体的な食材をご紹介します。簡単に料理に取り入れることができるので常備しておくのがおすすめ。

唐辛子

唐辛子に含まれる「カプサイシン」という成分は、脳神経に直接作用して体を温めるホルモンを分泌してくれるそう。一時的に体温を上げるだけでなく、血流を改善して代謝を促進してくれるので、温め効果が持続します。

生姜

熱を加えられた生姜は、成分のジンゲロールがショウガオールという成分に変わり、血流を高めて、体を芯から温めてくれる効果があります。スライスして風通しのよいところで1~2日天日干しした乾燥生姜は、スープや紅茶に入れるだけで、体を温める高い薬効が期待できます。ただし、生のジンゲロールは解熱作用があるので温めて食べるのが鉄則。

根菜

土の中で育った根菜類は、ビタミンやミネラルを豊富に含み、冷えの解消効果に優れています。人参やジャガイモ、玉ねぎなど使いやすい食材の他にも、ゴボウやレンコンなども体を温めてくれます。

にんにく

にんにくに含まれるスコルジニンやアリシンは加熱することで生まれる成分。 新陳代謝を活発にしてくれるので、体内の栄養を燃焼させ、エネルギー生産の効率を高める働きがあります。

ナッツ類

ビタミンEが多く、抹消の血管を拡張させて血行をよくしてくれます。

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コンビニで買えるおすすめの食べ物

忙しくてなかなかスーパーに行けなかったり、どうしても冷えて仕方ない時に、パッと買えて便利なコンビニ。コンビニで手軽に買える食べ物をご紹介します。

カップ味噌汁

大豆は発酵食品なので体を温めるとともに、温かいお湯に溶かして飲むのでばっちり。

漬物・キムチ

こちらも発酵職員。ランチのおともに、夜の晩酌にちょっと買い足すのにぴったりです。

梅干し

梅干しを温めたり焼いたりすると、ムメフラームという成分ができ、血流を促進。お湯などに入れて飲むのがオススメ。

紅茶

茶葉を発酵させて作られているので温かい紅茶を選べばそのまま体を温めてくれます。

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ダイエット中も安心の食べ物

ダイエット中で食べ物を制限している人にとっては、体を温めるものを選ぶのが難しい場合もありますよね。そんな人にも安心の食べ物をピックアップ。

納豆

納豆の原料の大豆は、そもそも体のエネルギー代謝を促進してくれる食材。そこに発酵という段階を経ることで体の代謝を良くしてくれます。ダイエットにも体の温めにも両方叶えてくれます。

おでん

冬にはふはふしながら食べる代表格のおでん。体を温める晩御飯の定番ですよね。大根やこんにゃく、しらたきなど、ダイエットにぴったりなお腹がふくれる具材もたくさん。

きのこ

カロリーが低いきのこ。しいたけにはビタミンB6や葉酸などの免疫力を高める成分のほかに、ビタミンBの一種であるナイアシンが含まれています。 このナイアシンには血管拡張作用、血行促進効果があるといわれているため、血行不良からくる冷え性の改善を助けてくれるのです

赤ワイン

低糖質なのでダイエット中でもお酒を飲みたいという人には赤ワインが人気。代表的な成分のポリフェノールは血管を広げて血流をよくするため、体を温めてくれます。

夏の冷えにおすすめの食べ物

夏に旬を迎える夏野菜は、暑い季節に体温を下げてくれる一方、体の温めには逆効果なものがたくさん。それでも上手に食べる方法があります。

夏野菜は加熱して食べる

きゅうり、トマト、なすなどは体を熱を取る食材の代表格。でも、卵と一緒に炒めたり、中華炒め、スープにするなど、加熱をすることで体を温めてくれます。

白砂糖ではなくてんさい糖を使ったものを

精製された白砂糖は急激に血糖値が上昇します。すると血糖値を下げようとインスリンが大量に放出されることに。その後、血糖値が上がると、体温の低下につながらり、冷え性を招いてしまいます。砂糖を使う場合には、精製されてなく、北海道など寒い地域で作られるてんさい糖やがオススメ。多糖類なので体にゆっくり吸収され、血糖値の上昇がゆるやか。血糖値の乱高下を避けてくれます。

体の中から温めを意識して!

体を温める食材は分かりましたか?意外なものが温め食材だったり、いいと思っていたものがダメだったりしたのでは。食材は日々の料理に取り入れることで冷えを解消することができるので、手っ取り早い方法と言えます。今年の冬こそ、冷え性を解消したいですね。

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文・構成/HugKum編集部

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