子どもに性教育を始めるなら。始める時期やステップまで親の注意点を解説

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自分の子どもから、「赤ちゃんはどうやって生まれるの」と聞かれたらどう答えますか?子どもの体の変化が起きたときに、性教育ってどうすればいいの!?と慌てたり、教えないといけないと思いながらも、どうればいいのか悩んだりするママ・パパは多いですよね。学校にまかせっきりも不安です。今回は、子どもの性教育について解説していきます。

子どもの性教育はいつから始めるべき?

まず、子どもの性教育をいつから始めるのが理想的だと考えているのか、9〜12歳の子を持つママ・パパにアンケートを実施。結果を見てみましょう。

Q.ご家庭で子どもの性教育はいつから始めるのが良いと思いますか?

一番多いのは小学校高学年という意見で、全体の約40%を占めました。次に多いのは、中学年、低学年と続きます。多くの人が小学校の間に教えるべきと考えているようですね。

未就学

未就学児のうちは、恥ずかしいという概念がないので、実は教えやすい時期。赤ちゃんがどうやってくるのか、大事なところはどこか、ということを絵本などを使いながら一緒に教えることができるのもポイントのよう。

「知っていることが自然だと思えるうちに伝えた方がよいと思うから」(30代・栃木県・子ども2人)
「まずはプライベートゾーンを教えるなど、ハードルを上げないうちから始めるのが良い」(40代・東京都・子ども3人)

小学低学年

小学校に入ると、友だち関係が一気に広がるので、どこかで中途半端な知識を得ることも。早いうちに自分や相手を大切にする気持ちを養いたいと考える人が多いようです。

「早ければ早いほどいいと思うから。 自分を守るためや相手を傷つけない、思いやる気持ちをもってほしい」(30代・愛知県・子ども2人)
「最近は情報をいろいろなところから仕入れてくるから」(40代・島根県・子ども2人)

小学中学年

学校でも保健体育などで性教育を教えるのが小学校の中学年頃。子どもたちの体に変化も出てくる頃なので、合わせて教えてあげる、というママ・パパが多いよう。

「学校で体の仕組みの勉強を始めている時期だから」(40代・東京都・子ども2人)
「体の変化が見られる前に教えた方が良いかなと思うので」(40代・北海道・子ども1人)

小学高学年

女の子では生理が始まることが多いので、その頃にはきちんとした性教育をしておくという人が大多数。また、あまり早くに教えても子どもがイメージできなければもったいないですよね。理解力のある高学年がいいと考える人が多いようです。

「早すぎても理解できないのではないかと思う」(30代・群馬県・子ども2人)
「生理が始まるころだし、学校でも教えるので」(40代・宮城県・子ども2人)

性教育は子どもが興味を持ち始めたらがおすすめ

最初のグラフからも分かるように、性教育の始め方は人それぞれに考え方があるよう。でも、いざ話をしようと思うと、とっかかりはどこ?どのように話せばいいの?と悩む人も多いのでは。ベストなタイミングは、子どもが興味を持ち始めたら、というのが正解。例えば、赤ちゃんはどこから来るの?どうやって生まれるの?など聞かれることがありますよね。そんな時には臆せず、その時々にぴったりの情報を与えてあげたいもの。

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子どもの性教育の始め方とステップ

それでは、年齢に応じてぴったりの情報を与えてあげるには?という質問に答えるべく、子どもの性教育の始め方を時期ごとにご紹介。ステップごとに理解する力や知りたいことも変わるので、事前にママ・パパは知っておきたいもの。

幼児期

3~5歳の幼児期に性教育を始める場合、専門家によるとこの時期から子どもは自分と他人の体のパーツや、男女の違いを強く意識するようになるそう。この時期には、人体の図鑑や、幼児向けの性教育本を使ったりと、子どもの興味に応えられるような形で、きちんとした言葉で教えてあげるのが、親子ともに構えずに学べるコツだそう。また、男女ともに人に見せてはいけないところ、同意なく触らせるところではないプライベートゾーンについても教えることが大切。幼児期は大人も子どもも肌へのタッチで愛情表現をしていたけれども、同意なくタッチしてないけない場所があることも、しっかり教えたいもの。

小学低学年

「みんな平等」という価値観を持つとともに、今まで以上に「男の子」「女の子」という性別を意識し始める頃。この時期にステレオタイプのジェンダー感が植えつけられてしまうと、人と違うことを気にしたり、逆に差別をするようになってしまうことも。テレビなどでそんな話が出てきた時には、「お母さんは違うな〜」とか、「男の子だって泣いていいよね」など、みんな個々を大切にしていいと教えることで、自然にLGBTQについて理解することができるはず。今の時代にはそんな性教育も必要です。

小学中学年

小学校中学年では、まだ異性の親とお風呂に入っている子が多いもの。この時期も性教育をするチャンス。小さいうちは親が手伝っていた服を脱がせる作業も、体を洗うのも「手伝っていい?」と子どもの同意を得ること。一緒にお風呂に入るのが子どもが嫌だ、また、嫌だと感じる家族がいたらそれ以降は子どもに任せ、自分できちんと洗う方法、自分で洗う理由を伝えてプライベートゾーンの扱い方を教えてあげましょう。

小学高学年

高学年になると、女の子では生理が、男の子では精通が始まります。このタイミングでは、特に性交で場合によっては親になれる体になったことをしっかり教えることが大切。男女ともに自分を守ること、相手を大切に思うことを知り、将来の予期せぬ妊娠や性被害を防ぐことができます。また、赤ちゃんが生まれたとしても、責任の取れる大人にならないと育てられないよね、ということも合わせて伝えたいですね。

性教育で親が注意したいこと

親が性について教える場合に注意したいことがいくつかあります。ついしてしまいがちなことなのでしっかり把握しておくことが大事。

恥ずかしいものとして扱ってしまう

ありがちなのが、子どもに唐突に聞かれた時に性について話すのは恥ずかしいものだと感じさせてしまうこと。親がそんなことを聞くなんて、というような反応をすると、子どもも聞いてはいけないことだと思ってしまうかも。その後、性教育をしにくい環境になってしまいます。

汚いものとして扱ってしまう

小学校高学年頃に生理や精通が始まる子が多いですが、汚いものとして扱ってしまうのは絶対にNG。できれば体を変化が起きてきた頃に、びっくりする前に伝えておくことが大切。その際に、赤ちゃんを産むための大切なことを理由とともにきちんと伝えてあげましょう。幼い頃にお風呂などでママの生理の血を見てしまった場合には、ケガではないので痛くないこと、子どもを産むために起こることを知識として伝えてあげるのがおすすめです。

親が隠すこととしてしまう

例えば、学校でスカートめくりをされて嫌だった、などと子どもが話してきた場合には、ママ・パパが学校の先生に話しておくね、など伝えることが大事。されて嫌なことはきちんと伝えるべきなんだという思考につながります。また、学校としてもきちんと対処すべきことと認識してもらえるかもしれません。

性教育の伝え方のポイント

性教育で伝えることには大きなポイントがあります。このポイントがずれてしまうと、性教育のピントがずれてしまうことも。意識して教えるのが大切です。

自分も他人も大切にする

性教育で伝えるべき一番大切なことは「自分も相手も大切にする」ということ。自分がされたら嫌なことはしない、相手を尊重する、ということを理解させることが大切です。最悪の場合、被害者になったり、加害者にならないためにも重要なポイントです。

正しい情報を伝える

最近ではきちんとした性教育の前に、間違った情報の本や動画で知識を得てしまうことも。そういった情報は正しくないことや、相手を傷つけている場合があることを伝えておく必要があります。また、幼い時に学んだプライベートゾーンの情報はここでも役立ちます。

心と体がのことが分かる本・絵本

それでもどうやって性教育をするのか難しいと悩む人も多いですよね。そんな時に役立つのが心と体の仕組みや発達が分かる絵本や本。一緒にページを開きながら話をすることでスムーズに話を進めることができるのでおすすめです。

あかちゃんはこうしてできる

あかちゃんがどのように生まれるかが具体的に書かれている本。子どもが恥ずかしがる前、幼児期から小学校低学年までに読んであげるのがオススメ。また、どのように教えればいいのかという、親に向けた解説も役立ちます。

「性行為のことが、フラットにわかりやすく書いてある」(40代・東京都・子ども3人)

性の絵本 みんながもってるたからものってなーんだ?

性のことを子どもにどう教えようが悩んだ時に、 読み聞かせとして始められる優しい絵本です。子どもを守るための性教育を3歳から読めるようになっています。男性と女性の体の違いから、赤ちゃんができるまで。さらに犯罪者から身を守るためのコツがこの1冊で伝えられます。フリガナつきなので、最初は親の読み聞かせから、本棚に置いておけば、折々に自然と自分でも読むことができるおすすめの絵本です。

「大人も一緒に勉強できる」(40代・大阪府・子ども2人)

赤ちゃんはどこからくるの? 親子で学ぶはじめての性教育

学校では教えてくれない性教育として、親の「まだ早い! 」は、いつだって「もう遅い! 」をテーマにした一冊。今のネット社会においては3〜10歳までに教えるべき。性教育は決してタブーではないことと扱われています。性教育本でありながら、小さなころから正しい知識を身につけることで、自己肯定感が高まるそう。「命の誕生の奇跡」から、「親の愛情」、「身を守る」ことを知れる一冊です。

だいじ だいじ どーこだ?

性教育のはじめの一歩として使える絵本。幼いころから自分の体を知ること、口や胸、性器などのプライベートパーツを理解し、自分も他人も大切な存在だということを認識することの大切さを解いています。著者の遠見才希子医師が自身のお子さん(当時2歳)とのエピソードを交え、一人ひとりが大切な存在ということを伝える性教育の枠を超えた一冊となっています。

おうち性教育はじめます

3~10歳の子が、自分の体に興味を持ったら始めようというテーマにした本。日々の会話が子どもを守る、子どもにどうやって伝えたら…が、マンガで分かりやすく解説された一冊です。おうち性教育は子どもを守るための教育、という視点から書かれ、自らが学校で詳しく「性教育」を教えてもらってこなかったママ・パパたちの助けになります。幼児からネットを使い性情報に簡単につながることができる現在に、「性犯罪の被害者・加害者にならない」「低年齢の性体験・妊娠のリスクを回避できる」さらに「自己肯定感が高まり、自分も人も愛せる人間になる」というメリットを紹介。海外では5歳から性教育を取り入れている国が多く、学校に頼らず、日々の家族の会話で子どもを守り、これからの時代を生き抜くための力を養うためのおうち性教育本です。

性教育には自己肯定感を養う力が

性教育をするのにためらいを感じていたり、いつからすればいいのか、など悩めるママ・パパはたくさんいますよね。自分の体を守り相手を尊重する性教育は、実は子どもの自己肯定感を高めることにもつながります。ぜひ、どう伝えるかの方針をママ・パパの間で話し合い、時期が来たらきちんと話をしてあげられるようにしましょう。

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文・構成/HugKum編集部

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