「これって更年期?」40・50代先輩ママ3人に気づいたきっかけや症状、乗り切り方をインタビュー

身体がずしんと重い...。調子がイマイチ...。なんだか体調が悪い...。そんな風に感じる日が増えてきたと思ったら、月経がなかなか終わらない。あるときは、あれ?今月まだきてない?と遅れてくる月経に戸惑いを感じたり…。明らかに今までと違う…! そんな数ヶ月を過ごしているうちに「これって更年期?」と、初めて自分のこととして考えるようになった40代半ばの筆者。 子育て真っ只中のHugKum読者のみなさんは「まだまだ先!」と思っている方も多いと思いますが、いづれ皆に訪れる更年期。今回は、実際に経験した先輩ママたち3人に、更年期の症状や更年期との付き合い方を詳しく聞いてみました。

更年期とは

公益社団法人日本産科婦人科学会によると、更年期とは『閉経前の5年間と閉経後の5年間を合わせた10年』のこと。日本人の平均閉経年齢は約50歳ですが、個人差が大きく、早い人では40台前半、遅い人では50代後半に閉経を迎えるそう。

また、この更年期に向けて心身の変化が生じはじめる30代後半〜40代半ばを「プレ更年期」、50代半ば過ぎると「ポスト更年期」とも言われています。

症状は千差万別ですが、大きく3種類。いずれもホルモンバランスの影響が原因で病気ではないのが特徴です。

①血管の拡張と放熱に関係する症状

ほてり、のぼせ、ホットフラッシュ、発汗など

②その他の身体症状

めまい、動悸、胸が締め付けられるような感じ、頭痛、肩こり、腰や背中の痛み、関節の痛み、冷え、しびれ、疲れやすさなど

③精神症状

気分の落ち込み、意欲の低下、イライラ、情緒不安定、不眠など

このモヤモヤ、戸惑い、落ち込み…女性なら誰もが迎える、心身が揺らぎやすい「更年期」。

ここからは更年期に気づいたきっかけや症状、更年期との向き合い方について3人の先輩ママにお話を伺いました。

【ケース1】40歳で月経に変化を感じた Aさん(45歳)の場合

入学式で白いスーツを着るのに緊張…。(写真/AC)

Aさんが更年期を感じたきっかけは?

40歳のときに月経の量が突然多くなったことです。三番目の子どもの入学式と生理が重なってしまった時は、白いスーツを着るのにとても緊張しました。月経痛はなくて辛さはないものの、血量が多いから着るものやお手洗いに行く回数など気を遣うことは多かったです。私はこの程度で済んでいますが、友人の話を聞くと貧血を起こす人もいるようです。

気持ちの変化はありましたか?

40歳で月経の量が多くなって、45歳くらいから月経不順が始まって。月に2回来ることもあれば、2ヶ月来なかったり…。精神的な不安感に襲われることがしばしばありました。動悸、不整脈、不眠、眠気、イライラ、不安からの焦燥感などが起こるようになりました。私の場合は、子どもの教育に関わる出来事(学校選びやPTA)に積極的な気持ちになれず、これも更年期の影響かもしれません。

更年期前の30代でやっておいて良かったことはありますか?

昔から好きな運動をずっと続けていること。私の場合はダンスで、「エアロビクス」「ステップ」「ズンバ」「ジャズダンス」「バレエ」「ストリートダンス」「ヒップホップ」「ラテン」など、今も新しいことにチャレンジして、たくさん汗をかいて心身共にリフレッシュしています。それから、食事の考え方を「補給する健康法」から「摂らない健康法」へシフトしていったのも30代の頃で、体質にも合っていたので良かったのかなと思っています。

更年期との付き合い方、何かアドバイスは?

不安が募ると本当に体調を崩してしまったりするので、家族や気の許せる仲間と更年期症状について話してみたり、運動療法、漢方薬、ホルモン治療などで軽減することもあるので、あれ?と思ったら、まずは誰かに相談してみるのをおすすめします。婦人科やクリニック、行政でもそのような相談窓口があると思うので調べておくといいかもしれませんね。とにかく、一人で抱え込まないで!

【ケース2】45歳から症状を感じ始めたBさん(50歳)の場合

夜に起きてしまうことが多かった…。(写真/AC)

Bさんの更年期症状は?

50歳になって現在進行中なんですが、今はあまり自覚症状がないのが正直なところです。どちらかというと4〜5年前の方がめまいがあったり、眠れなかったり、疲れやすかったです。ちょうどその頃は、子育てと仕事が一番忙しい時期だったから毎日とにかくぐったりしていました。

気持ちの変化はありましたか?

50歳になってからの方が気持ちが元気ですね。いろんなことにのんびりと構えることができるようになって、心も落ち着いて、やっと自分とゆっくりと向き合える感覚です。

更年期前にやっておけばよかったと思うことはありますか?

運動!もっと歩いておけば良かったと思います(笑)。40代は子どもの送迎に自転車がないと成り立たなくて、毎日自転車に乗っていましたが、たいした運動にはなっていなかったようです。少しでも運動を続けているかどうかで、40代〜50代は体調も体型も違ってくると思うので。

更年期のいま取り組んでいることはありますか?

遅ればせながら、自転車をやめて歩くようになりました。歩くためにヒールはもう履かなくていいかなと思っています(笑)。今は意識して、1日1万歩。更年期の影響なのか、40代は夜中によく起きていたのが今はぐっすり眠れています。それから、血液の巡りをよくしたり、貧血を軽減する漢方もお茶にして飲んでいます。体の循環が良くなったのか、浮腫むこともなくなりましたね。

更年期に悩む女性、これから更年期を迎える女性へ言葉をかけるなら?

「更年期なんだ〜」と気楽な受け止め方でいいと思います。世間では、身近に更年期症状のひどい方がいてはじめて“更年期”というものを知る人も多いと思うけれど、人によって症状が違うのでマニュアル通りの対処法はないですよね。

「イライラから性格が意地悪になって自己嫌悪になる」と漏らしている友人もいたり、「家族にも更年期だから許して!とオープンに伝えている」という人もいたり。誰にでもその時期は来るものだから、人生の一つの節目と捉えて、あまり意識しすぎずに過ごせたらいいと思います。振り回されず、落ち込まず、自分のペースで自分らしく、いい歳の重ね方をしましょう。

【ケース3】 40歳で3人目を出産したCさん(52歳)の場合 

更年期はない!と思い込ませていた…。(写真/AC)

Cさんの更年期はどんな症状でしたか?

52歳で気がつけば閉経していました。私は40歳で3人目を出産したのですが、更年期なのか産後の影響なのか、40代のときは動悸や過呼吸をときどき起こしていて、救急車を呼んだこともあったくらいです。でも、その当時は子育てがとにかく忙しくて…「更年期は自分にはない!」と思い込ませていました。忙しさで更年期を強く意識している暇がなかったというのもあります。

30〜40代までにやっておいて良かったことはありますか?

自分なりにですが、食生活にこだわっていたことはプラスだったと思います。特に添加物をあまり取り込まないように気をつけて、薄味、素食、偏らない食生活、甘いものを減らすなど、日常的に心がけていました。 適度な運動や軽い筋トレをして、よく歩くようにもしていました。 家では、好きな絵を飾ったり、整理整頓をしたり、積極的に心地よい環境作りをするようにしていました。

更年期を経て、いまどんな気持ちですか?

 ①心地よいと思うことをする ②好きなことをする ③ワクワクすることをする。この3つを心がけています。それから、夫婦はほど良い距離感で(笑)。子どもも成長してきたので、いろいろなことを共有するのも今の楽しみのひとつです。

更年期との付き合い方でアドバイスはありますか?

個人差があるので悩まれている方もたくさんいらっしゃると思いますが、あまり更年期を意識せずに、違うことに意識を向けてみると少し楽になるかもしれません。

それでも辛い時には、経験者に相談して気持ちを落ち着かせる。そんな風に不安をリリースしながら、一つでも楽しいことを見つけてストレスを解消できると良いかと思います。 更年期という言葉を口にすると言霊になるのであまり口にせず、人生の通過点の一つとして、前向きに考えてみるのもいいと思いますよ。

先輩ママの「更年期はこう乗り切る!」3か条

更年期を体験されたママたちのお話で、みなさんに共通していたのは

①人生の通過点ととらえること
②好きなこと・心地よいものを探究すること
③食事や運動など、ほんの少しの努力をすること

という3つの点でした。

「これって更年期?」そう、認めたくない自分がいても、人生の節目を少しでもポジティブにとらえて過ごしていけたらいいですね。

文・構成/太田さちか

更年期のプチ不調に悩むママたちへ。カリスマ鍼灸師が真っ先にNGを出したのはアレだった!
そこで今回は、前後編に分けて、『女はいつも、どっかが痛い がんばらなくてもラクになれる自律神経整えレッスン』(小学館)を上梓された女性鍼灸師...
【医師監修】産後セックスはいつからしていい?再開のきっかけは?産後の夫婦生活の体験談
妊娠してから徐々に夫婦生活や夫婦の関係性に変化がでてくることはめずらしくありません。妊娠・出産を経て女性の心と体はホルモンの影響もあり、日々...

編集部おすすめ

関連記事