昨日できなかったことが、今日できるようになった!乳幼児期の子どもの発達に欠かせないのが、日々の遊びです。
生きる力の土台となる遊びをより豊かにするかんたん手作りおもちゃを造形作家の黒須和清先生に教えていただきました。
きれいで繊細な音の出るおもちゃ
シュルシュル
らせん状の針金を紙の輪が落ちていくとき、シュルシュルと繊細な音を奏でます。 見て楽しい、耳を澄まして楽しいおもちゃです。
用意するもの
太いアルミ製の針金、色画用紙、両面テープ、ビニールテープ
作り方
1 色画用紙を帯に切り、サインペンなどの丸い棒に3回ほど巻きつけて外し、両面テープで貼ってビーズを作る。何色か作るときれい。
2 太いアルミの針金をサインペンなどの丸い棒に巻きつけてコイルを作り、外して、両端を引っぱって伸ばす。
3 片端を輪に曲げてビニールテープをぐるぐる巻きにしてストッパーにする。
4 1を針金に通し、もう片端も3と同様にビニールテープを巻く。
遊び方
針金を上下に返して、紙のビーズを落として遊びます。シュルシュルと小さな音が鳴ります。
ポイント
紙のビーズの代わりに、太めのストローやパイプ枕のパイプなどでも繊細な音が楽しめます。
プラン・制作/黒須和清先生
ペーパークラフトやからくりおもちゃ、カードやゲームを得意とする造形作家。人形劇団「まねっこ」を主宰。身のまわりのものを使った人形劇を全国の講習会などで公演。著書に『たのしいおもちゃ屋さん』(すずき出版)など多数。洗足こども短期大学専任教授。
出典/『0.1.2歳児の保育』2018年冬号 文/神崎典子 撮影/茶山 浩 イラスト/佐々木 伸 撮影協力/小学館アカデミーふたこたまがわ