当時はこんな小学生だった
私が小学1~ 2 年生のときは、ドラマ『家政婦のミタ』に出演して、お仕事が忙しくなってきたころで、東京に行って撮影して、関西に戻って登校して…の毎日でした。
撮影現場では、芦田愛菜ちゃんなど同世代の女の子たちとよくシール交換をしていましたね。中にビーズが入っていて「シャカシャカ」音がするシールがすごく流行っていたんです。
ドラマ『コドモ警察』の現場は、鈴木福くんなど男の子もたくさんいて、特撮ヒーローのマネをして遊んだり、みんなで差し入れのお菓子を食べたり、学校の教室みたいで、とてもにぎやかでした。
小学校では「体育」が得意でした。走るのも泳ぐのも大好き。男女含めて、私がクラスで一番足が速かったこともあるんですよ。暗記するのも得意で、テストに出る範囲を全部覚えていました。
今も、振り付けやセリフを覚えるのは大好きなんです。セリフは長ければ長いほどテンションが上がって、やる気が出ます。
「やりたい」と言った私の気持ちを両親は尊重してくれる
子どものころからずっと「すべって踊れる女優になる」のが夢です。今それがかなっているのか、どの時点で夢がかなったというのかわかりませんが、フィギュアスケートとお芝居、どちらも続けられているのは、本当にうれしいです。
そもそも、この仕事を始めたのは3歳くらいのとき。テレビを見て「私もテレビに映りたい。どうすればテレビの中に入れるの?」と言ったらしく、母が事務所に応募してくれました。
自宅のある京都から、母と新幹線に乗って東京へ行き、いろいろなオーディションを受ける日々でした。私は小さくて、オーディションに落ちてもよくわかっていなかったのですが、母はよく諦めずに毎回付き添ってくれたなと、感謝の気持ちでいっぱいですね。
小学生のころは、仕事がない日は1 日5 ~ 6 時間スケートの練習をしていました。ドラマの撮影があるときは、朝練をしてから登校して、その後はお仕事というスケジュール。スケート仲間といっしょに、筋トレやバレエ、新体操、ヨガも習っていました。それらの習い事もすべて大好きなスケートのためです。
練習ではできているのに、試合でできなくて悔しい思いをしたこともありますが、親から「もうやめる?」と聞かれたことは一度もないです。私が好きなことを見つけて、「やりたい」と言ったことに、ずっと協力してくれています。
「好き」「やりたい」という気持ちを大事にしてほしい
最近は、車の運転やゴルフなど、興味のあることがまた増えました。運転免許は18歳になったらすぐに取りたい。首都高を運転してみたいな。今は「アスリートフードマイスター」の資格を取るための勉強もしてます。アスリートの食事など、栄養面の管理をする資格で、いずれ自分で料理したり、栄養管理ができるようになりたいなと思っています。
モデルや俳優の仕事をしてみたいという子どもたちへ、偉そうなことは言えないですが、好きなこと、やりたいことが見つかるって奇跡だと思うんです。だからその気持ちを大事に持ち続けてほしいですね。もし苦しいことがあったら、原点に返り、「やりたい」と思ったときの楽しい気持ちを思い出してほしいです。
*この記事は『小学一年生』2022年8月号の掲載記事から抜粋・編集しています。
2023年度『小学一年生』モデル募集!
『小学一年生』では、誌面やSNSにモデルとして出てくれる2023年4 月入学の新1 年生を募集中!
「好きなこと」を見つけたい、お子さんの好奇心を応援したい…。そんな思いで始めたことがきっかけとなって、将来の才能が花開くかもしれません。本田望結さんに続くタレントの誕生を期待!
応募の詳細は『小学一年生』オフィシャルWEB サイトをご覧ください。
1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子ども達各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載し、HugKumの監修もつとめています。
あなたにはこちらもおすすめ
構成/HugKum編集部