キッザニアでは現在、サンゴの減少問題に取り組む「サンゴ未来研究所」と食品ロス問題を考える「サーキュラーフード(循環型食品)センター」の2つのパビリオンが開催中。人気の職業体験テーマパークの「キッザニア」で子どもと楽しみながらSDGsが学べる絶好の機会ですね。夏休みの自由研究の題材にもおすすめです!
さっそく「サンゴの減少問題」に取り組む「サンゴ未来研究所」(協力:株式会社イノカ)でサンゴ研究員になるパビリオンの体験をご紹介します!
サンゴの研究者になる!
私は海が大好き。東南アジア在住時していた事があるのですが、海が好きすぎて、シュノーケルツアーを企画するほどでした。なので、珊瑚の減少問題はSDGsの中でも最も気になる分野で子ども達以上に私も興味津々。
ワクワクしながら「サンゴ未来研究所」のパビリオン前にやってきました。
研究所らしい白をベースとしたすっきりとしたデザインで、ガラス越しから美しいサンゴの水槽が見えます。
2022年2月には世界初となるサンゴの人工産卵実験に成功したイノカさん。サンゴ礁の生態系を通じて地球環境問題について楽しみながら学べる体験型環境教育プログラム「サンゴ礁ラボ」を展開しています。
サンゴ研究者になる準備
まずは、消毒をしてから研究員用の白衣に着替えます。
白衣を着た子供達の可愛さに萌えます。(笑)下の子のちょっとぶかぶかな白衣がたまらないです。
ユニフォームの白衣を着ると研究員らしくなり、学ぶという意気込みも出てきますよね。
今回、取材で特別に撮影を許可されましたが、付き添いの大人は外からの見学のみで、撮影も外側からとなります。写真撮影サービスがあり、パビリオン内の白衣姿を撮影してもらえるので、ご希望の場合はフォトサービスをご利用下さいね。
サンゴの研究についてのレクチャー
「サンゴ未来研究所」でのアクティビティは全体で消毒時間も入れて40分ほど。サンゴについてのレクチャーの後に、水槽を観察するという流れになります。
まずは、サンゴの研究についてや業務内容の確認をします。
そして、気候変動の影響でサンゴが消滅する危機にある現状となぜサンゴが地球環境において重要かを学びます。
このまま地球温暖化によりサンゴが消滅してしまうと海中生物の4分の1はサンゴに生息している為、過半数がいなくなってしまうということ。
また、サンゴは、熱帯雨林に匹敵する二酸化炭素を留め、地球温暖化からも守っていて、地球環境の維持において、非常に重要な役割を担っていることを知りました。
実際に、死んでしまい白化してしまったサンゴを手に取り、観察する事が出来ます。
続いて、サンゴを育てるのに必要な生態系や環境技術についてを教わります。
サンゴだけではなく、プランクトンや魚、コケ、太陽、波などを再現する技術が必要でサンゴを人工産卵させ、育てるのがいかに難しい技術であるかを学びました。
サンゴの水槽を観察する
そんな繊細なサンゴの環境を学んだ後は、実際にルーペを使って水槽のサンゴを観察します。
水槽の中をいろんな角度から見て、子供たちも興味津々。サンゴだけでなく、サンゴに住んでいる生き物も観察します。子供達が大好きな可愛いオレンジ色のあの人気者の魚もいましたよ。
水槽を観察後は、モニターに写っている水温などの情報を記録し書き込みます。
水槽に異常がないか確認して、席に戻り、まとめのお話を聞いて終了です。
お給料も貰えます!
研究員としてのお仕事の後は、お給料とお仕事カード貰えます。観察カードも家に持ち帰ることができるので、自由研究の参考になるのではないでしょうか?
貰ったお給料はその他のパビリオンのアクティビティで使ったり、園内のお店でアイテムと交換してもらうことができます。
お仕事カードもパビリオンを体験すると貰えるので、集めるのが楽しくなります。
対象年齢3歳は早い?
対象年齢は3歳からとのことでしたが、対象年齢ギリギリの下の子には少し難しくて途中で飽きてしまうかもと心配しました。
でも実際は、そんな心配は全くの杞憂で、映像を交えたわかりやすい説明と観察というアクティビティで集中力が途切れず、最後まで楽しんだ様でした。
未就学児に対しても丁寧に対応してくれるので、付き添いの両親も安心して外で待つことができます。
むしろ、親がついていない方が、自分で学ぶという意志が強くなり、親が思っているより、子供はいろんなことに興味があり、自立した学びの姿勢を持っていることに気付かされます。
ですので、未就学児のお子さんも楽しく参加できますので、心配せずご参加下さいね。
最後に、プログラム提供のイノカさんからは、”サンゴ礁は海洋生物の25%が住む、言わば「海の大都会」。 日本はサンゴ大国でもあり、この大切な資源を守ることをこども達に学んでもらいたい”と子供達へのメッセージを頂きました。
体験を通して気づいたこと
子どもだけではなく、付き添いの親世代も学ぶことが多いパビリオンです。サンゴのレクチャーを聞いた後は、「鑑賞」するだけではない「観察」する目を養うことが出来たと思います。短時間ではありますが、物事の違う見方に気づく事が出来たという点でも、子ども達にとって素晴らしい体験に。いくら見ていても飽きない美しい水槽のサンゴを見ながら、日常からサンゴを守る地球環境に配慮した生活を心がけていきたいと痛感しました。
親子で気づきの多い素晴らしい体験のできるキッザニアの「サンゴ未来研究所」は8月28日までの夏季限定のパビリオンです。ぜひ、期間中に体験してみてくださいね!
詳細&アクセス
サンゴ未来研究所
職業名:サンゴ研究員
定員:6名/1回
所要時間:約35分
給料:8キッゾ
成果物:観察シート
体験内容:サンゴが生息する海の環境や生態系を再現した水槽を観察し、サンゴの未来について考える。
- キッザニア東京 2022年7月23日(土)~8月28日(日)
- キッザニア甲子園 2022年7月21日(木)~8月28日(日)
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最優先パスも!チケット&アクセス
チケット
- 通常料金パス
- 第1部(9:00〜15:00)と第2部(16:00〜21:00)の完全入れ替え制。営業時間の30分前に開場予定。 WEBからの予約は、第1部は来場当日12時まで、第2部は来場当日17時まで可能です。※7/23~8/28はHS期間(夏季の特別料金)
最優先パス!
優先入場パスでのご予約なら、先頭の入場順番カード(整理券)で入場できます。
【入場受付時間】
第1部:7:45~8:10(入場受付時間)入場開始は8:30頃
第2部:10:15~15:10(入場受付時間)入場開始は15:30頃
※7/23~8/28はHS期間。
- その他、様々なプランがありますので、詳しくはチケット予約のページをご確認ください。
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アクセス
- キッザニア東京
- 東京都江東区豊洲2-4-9 アーバンドック ららぽーと豊洲1 ノースポート3階
- 東京メトロ有楽町線「豊洲」駅の最寄出口「2番」より徒歩8分
- ゆりかもめ「豊洲」駅より徒歩8分
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文・構成/Rina Ota