【750人調査】小学校6年間で子どもに身に付けてほしいスキルは? 大多数が学力だけでなく〇〇〇に期待

学力? コミュニケーション能力? 小学校6年間で、お子さんに身につけてほしいスキルはなんですか? 小学校低学年以下のお子さんを育児するママパパ750人に聞いてみました!

子どもが大成長する小学校6年間。中でも子に習得を期待するスキルを調査!

子どもにとっては決して短くない小学校6年間。親だって、小学校入学時と卒業時では、お子さんに大きな変化や成長を感じるはず。この年月で学ぶことや身につくスキルの多さは、きっと計り知れません。

そこで今回は、小学校6年間のなかで、お子さんたちに身につけてほしいスキルをアンケート調査。ママパパ750人から寄せられた回答をお伝えしていきます。

(調査実施媒体:小学館『小学一年生』2022年5・6月号 読者アンケート)

【ランキング発表】小学校6年間で身につけてほしいスキルは?

ここからは、さっそくみなさんからの回答をみていきましょう。11位から、ランキング形式でご紹介します!

(設問:小学校6年間で、お子さんに特に身につけてほしいスキルを3つまで選んでください。

11位:ディベート力

まず、11位にランクインしたのは「ディベート力」でした。

自分の意見や考えを論理的に組み立て、伝え、相手を説得するディベート力は、大人になってからもずっと役に立つスキル。社会に出てからディベート力の重要性を痛感し、わが子には子どものうちから身につけておいてほしい、と願うママパパは多いのではないでしょうか。

10位:ネットの使い方を含むITリテラシー

10位には、「ネットの使い方を含むITリテラシー」が挙がりました。

ネットが必要不可欠なこの時代、ITリテラシーもまた、欠かせない重要な知識です。PCやスマホなどの活用方法はもちろん、「著作権・肖像権」「プライバシー保護」「セキュリティ」等々の知識を含む、正しい使い方もこの時期にしっかりと理解しておいてほしいところ…!

9位:科学・理科の学力

「科学・理科の学力」は9位に。

科学や理科の学力は、知識だけでなく、自分の問いを検証するために調べたり、気になることを追究する力にも繋がります。すでに図鑑を読むのが好きな子や、ひとつのことを調べるのが好きな子なら、ぜひ伸ばしてあげたいスキルです。

8位:語学力

8位は「語学力」でした。

語学力を身につけられると、コミュニケーションできる相手が増え、視野もぐっと広がります。将来は国内だけでなく、国外にも目を向けてほしい…と願い、わが子の語学力アップを期待するママパパは多数。

7位:国語の学力

7位には「国語の学力」がランクイン!

先に挙がった「語学力」とは反対に、まずは日本語の正しい読み書きができるようになってほしい、と考えるママパパも少なくはありません。「語学力」を伸ばすにあたっても、母国語を正しく使える力は必要なスキルと言えるのではないでしょうか。

6位:算数の学力

「算数の学力」は6位に。

苦手な子には「こんなこと、なんのためにやるの?」と思われがちですが、算数から得られるスキルは、その後の生活のしやすさに直結するものばかり。お小遣いのやりくりから、ケーキの分け方、時間管理の仕方まで、大人になってからもあらゆるシーンで必要とされる重要な能力です。

5位:時間管理

5位には「時間管理」が挙がりました。

何十分で宿題を終わらせれば、どのくらい自由時間を作れるのか……夏休みの宿題は毎日どのくらい進めれば良いのか……。この時間管理が、子どもにとっては案外難しいものです。はじめのうちは難しくても、ママやパパと日々一緒に時間の計画を立てながら、感覚をつかめるようになってほしいものですね。

4位:探求力

4位は「探求力」でした。

探求力とは、自ら問いを持ち、実際に調べて解明していく力。小学校でも、ふだんの宿題や夏休みの自由研究など、自分でなにかを調べる機会は多いはず。お子さんが「気になる!」を行動にうつせるように、親としても、必要なときは手助けをしてあげられると◎。

3位:問題解決力

3位は「問題解決力」。

自分で問題意識を抱き、その解決に向けてはたらきかけていく力もまた、中高大進学後〜社会に出てからも重要なスキルです。学習面ではもちろん、クラブ活動や学校行事、お友達との対人関係を通じて、きっと培われていくはず。

2位:コミュニケーション力

全体の64.3%の票が寄せられ、2位にランクインしたのは「コミュニケーション力」でした。

コミュニケーション力も、年齢にかかわらず、人と関わる上でずっと必要なスキル。単に自分の気持ちを伝えるだけでなく、相手の気持ちを汲んで、思いやりある行動ができることも大切です。学校という集団生活の中で、少しずつ身につけていけると良いですね。

1位:道徳心(思いやり・協調性など)

全体の67.5%もの票を集め、堂々の1位にランクインしたのは「道徳心」でした。

こちらもまた、小学校という集団生活だからこそ、自然な習得が期待できるスキルです。お友だちや他学年の子どもたちとの対人関係のなかで、思いやりや協調性等のような道徳的な心が育まれるはず。人とのコミュニケーションを快く円滑にするこの心は、社会で生きていく上で、いつまでも大切にしたいものです。

多くのご家庭が、学力だけでなく「集団生活のなかで得られる学び」にも期待!

今回は、「小学校6年間で身に付けてほしいスキル」をランキング形式でご紹介してきました。具体的な科目に紐づくスキルも挙がったものの、上位には「コミュニケーション力」や「道徳心」など、子どもの人格形成に欠かせない能力がランクイン。ママパパたちがお子さんの小学校生活に期待することが、学力だけではなく、集団生活のなかで得られる学びにもあることが明らかになりました。

もちろん、時にはトラブルや辛いこともあるかもしれませんが、ママやパパが陰からサポートしつつ、素敵な小学校生活が送れると良いですね。

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1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる好きを育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子ども達各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載し、HugKumの監修もつとめています。

文・構成/羽吹理美

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