手づくりスイートポテトの冷凍保存
まずは、お家で作ったスイートポテトを上手に冷凍保存する方法をご紹介します。たくさん作りすぎて余っても、無駄なく保存ができますからご安心ください。
冷凍方法
冷凍の基本は、空気が入らないように気をつけるのがポイントです。
冷凍の手順
【1】粗熱のとれたスイートポテトをひとつずつラップに包みます。たくさんある場合は、まとめて包んでもいいですよ。
【2】フリーザーバックに詰めて空気を抜き、封をして冷凍庫に保存します。
保存期間
冷凍したスイー卜ポテトは、1か月を目安にお召し上がりください。
解凍方法と食べ方
冷凍で保存した後、おいしく食べるまでの工程をご覧ください。
解凍方法
解凍方法は2種類です。
自然解凍
室温にて1時間程度で解凍ができます。
電子レンジ解凍
電子レンジで解凍する際は、1個につき500wで30秒〜1分程度加熱してください。
冷凍後の食べ方3種
冷凍保存したスイートポテトは、3種類の食べ方が楽しめます。
解凍せずにそのままで食べる
室温に15分ほど置くと、半解凍になります。この冷たい状態で食べると、さつまいもアイスのようでおいしいですよ。温かい飲み物と一緒にどうぞ。
冷たいままで食べる
でんぷんが固く締まり、温度が下がると甘みを感じにくくなるため、さつまいもの味がより引き立ちます。解凍後、温めずに味わってみてください。
温めて食べる
焼き立てのように温める方法です。
【1】自然解凍したスイートポテトを耐熱皿にのせ、霧吹きで水を少量振りかけます。ふんわりとラップをかけてください。
【2】電子レンジ500wで10〜20秒温めると、焼き上げたような食感が戻ります。トースターなどでも温められます。
焼く前に冷凍もできる
スイートポテトは、生地を焼く前の段階で冷凍保存することもできます。下ごしらえをすませておけば焼くだけなので、ぜひ活用したい保存方法です。
注意点
スイートポテトの生地には、生卵や牛乳が入っていますから、衛生面での注意が大切です。できるだけ素手では触らず、速やかに冷凍保存をしてください。また、解凍後は長く放置せず、すぐに焼き上げることが大切です。
冷凍方法
材料を混ぜたら、そのまま保存工程へ進みます。
【1】トレイの上にラップをひき、生地を平らに伸ばしてください。
【2】ラップをかぶせ、菜箸などを押し付けて軽く切れ目を入れておくと、少量ずつ使いやすくなります。
【3】ぴっちりと隙間なくラップに包み、フリーザーバックに詰めてください。空気を抜いて封をし、冷凍庫で保存します。
保存期間
1か月を目安に保存ができます。
解凍方法と焼き方
冷凍した生地を焼く工程は、解凍、成型、つや出し用の卵液を刷毛で塗って焼き上げます。
自然解凍後に焼成
冷凍庫から冷蔵庫に移して3時間程で解凍できます。または常温なら1時間程度でやわらかくなります。その後、通常と同じ手順で焼成してください。
半解凍で成形、焼成
15~30分程常温に置いて半解凍させると、手のひらで温めながら成形することができます。そのまま半解凍で焼成してください。
スイートポテトの作り方
冷凍方法を確認したあとは、実際にスイートポテトを手作りしてみましょう。簡単に作れて、保存がしやすいレシピをご紹介します。
つぶしたり、丸めたり、お子さんにできる楽しい工程がありますから、収穫する機会があったら、ぜひ調理まで体験して、親子やお友達といっしょにおいしく食べてみてください。
スイートポテト|子どもと一緒に作ってみよう
甘さ控えめ、豆乳でさっぱり味に。休日のゆっくりとした時間を見計らって、親子でおやつ作りにトライ!
◆材料
(6cm×5~6個分)
さつまいも 中1本(250g)
バター 15g
砂糖 大さじ1~2
豆乳(または牛乳) 大さじ1
卵黄 1個分
【A】
卵黄 1個分
豆乳(または牛乳) 小さじ1
◆作り方
【1】さつまいもは皮をむいて1cm幅の輪切りにし、やわらかくなるまでゆでる。ざるに取って鍋に戻し、熱いうちにしっかりとつぶす。
【2】【1】にバター、砂糖、豆乳、卵黄の順に加え、そのつどていねいに混ぜる。
【3】【2】を丸める(やわらかいようであれば、弱火にかけて生地がつるんと鍋肌から離れる程度に軽く練りながら加熱し、粗熱が取れるまで冷ます)。混ぜ合わせた【A】を表面に塗る。
【4】200℃に予熱したオーブン(あれば中段~上段)で、15分ほど焼く(トースターの場合は焦げやすいので注意しながら8分程度焼く)。
◆ポイント
【つぶす】
耐熱べらやしゃもじでつぶします。へらでつぶすのが難しいときは、耐熱のビニール袋に入れて、手袋をしてつぶすと簡単です。
【丸める】
できれば楕円形に丸めます。難しければ丸くてもカワイイです。
教えてくれたのは
阪下千恵さん
料理研究家、栄養士。おいしくて、栄養バランスのいいレシピが人気。二人の女の子のママ。
『めばえ』2014年7月号
スイートポテトのアレンジレシピ2選
たくさん作って冷凍保存した後は、アレンジメニューも楽しめます。
レモンシャーベット添え
熱々のスイートポテトには、冷たいバニラアイスが相性抜群です。また、ちょっと趣向を変えて市販のレモンシャーベットはいかがでしょうか。はちみつをかけてどうぞ。
大学芋風スイートポテト
バターの風味に、醬油のタレがよく合います。
◆材料
砂糖 大さじ5
みりん 大さじ2
しょうゆ 大さじ1/2
黒いりごま 適量
スイートポテト 10個
◆作り方
【1】フライパンに砂糖とみりんを入れて中火で温めます。
【2】大きく泡立ってきたらしょうゆを加え、ひと煮立ちさせ、火を止めます。
【3】スイートポテトに出来上がったタレをからめ、黒いりごまをかけていただきます。
冷凍食品も豊富な品揃え
スーパーの冷凍庫に並んでいるスイートポテトの他、冷凍配達の通販も便利ですよ。
冷凍 ニチレイ スイートポテト 1袋×12袋
国産のさつまいもを使っていて、お弁当に入れやすい小さいサイズです。食後のデザートやおやつにも、買い置きがあるとうれしいですよね。
電子レンジでの温め方
電子レンジで温める場合は500wまたは600wで温めると、ムラなく温まります。1個10秒、2個20秒、3個30秒が温めの目安です。
自然解凍
お弁当には、冷凍のまま入れることができ、常温で30分~1時間程度置けば解凍ができます。ただし、解凍後は早めにお召し上がりください。
スイートポテト 90gx10個入り 業務用
大人数のご家庭は、業務用が頼りになります。鹿児島県産のさつまいもを原料に使用し、冷凍で届きます。電子レンジで2分程度加熱してお召し上がりください。
おやつ、お弁当、プレゼントにも
おやつや、お弁当に入れるだけでなく、親しい方へのプレゼントもしやすいスイートポテト。さつまいもは畑での成長と収穫までを楽しむ機会も多いことから、食育に最適な食材です。しかも、ご都合に合わせて保存方法も多様に選べますから、うれしいですね。上手に保存して、さつまいもの魅力を存分に味わってください。
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構成・文・写真(一部を除く)/もぱ(京都メディアライン)