シリコーンラップとは?
最近よく耳にするのがシリコーンラップ。エコやサステナブルを意識して使用する人も増えているよう。まだ使っていない人も、すでに使っている人も、具体的にどんなものなのか細かく知らない人も多いのでは。シリコーンラップのいろはについてご紹介します。
繰り返し使えるラップ
シリコーンラップは、シリコーン製で作られ、そのまま洗って繰り返し使えるラップのこと。通常のラップは使い捨てなので購入の頻度も高いもの。エコなだけでなく経済的にもシリコーンラップは優れています。
滑り止めや瓶オープナーとしても
器を覆うだけでなく、料理中にボウルなどの下に敷けば滑り止めになり、硬い瓶の蓋を覆ってぎゅっと回せばするりと開けることができます。ひとつで何役もこなすことができるのもメリットです。
蓋の代わりにもなる
タッパーのようにふちがあるタイプや、粘着性の強いタイプのシリコーンラップであれば、しっかりと伸ばして密着させて蓋をすることで、液体のものを逆さまにしても中身が漏れることがありません。
熱さからも守ってくれる
熱いおにぎりを握る時や、温めた野菜の水気をきるときなども、通常のラップよりも厚みがあるため、触りやすいのも使い勝手の良さ。
気になる安全性は大丈夫?
シリコン素材は例えば、間違って口に入れてしまったとしても体内に吸収されることはなく、人体には無害。また、アレルギー反応も少ないと考えられているので、医療の現場でも使用されているほどです。
また、高い熱安定性を持ち、-40℃から25℃といった広い温度でも変化することなく使えるので、熱さで溶けてしまいにくいのもポイント。
デメリットもチェック
メリットばかりのように思えるシリコーンラップですが、デメリットもあります。把握して使わないと無用の長物になってしまうことも。
手入れの手間がかかる
便利に使える一方で、繰り返し使うためにはきちんと洗う必要が。しっかり隅々まで洗っておかないと不衛生になってしまい食の安全にも関わってしまいます。
シリコンラップが使えないお皿の素材もある
シリコンラップは何にでも使える訳ではありません。表面がザラザラとした素材の食器や凹凸のある食器、木製の食器にはくっつきにくいという欠点があります。他にも、シリコンラップは角がとがっているお皿や、薄いガラス食器にも使用できません。
保管や収納場所が必要
清潔に使うためには保存方法も重要。水に濡れたまましまうとカビの原因にもなります。ふきんを引っ掛ける棒にかけたり、クリップで吊るしたりと空中収納だと、風通しもよくきれいに水切りができます。
それ以外の保管方法としては、くるっと丸めて輪ゴムで留めたり、クッキングシートを挟んで平らに収納したりと工夫する必要があります。
▼キッチン収納アイデアの参考に
シリコーンラップの使い方のコツ
せっかく買ったシリコーンラップも上手に使えないと、思ったほど役に立たないことも。使い方のポイントをまとめました。
伸ばしながら貼ると
片面に凹凸が付いているので、凹凸面を上にして、ツルツルしている面を食器に貼ります。伸ばすと2倍くらいに広がるので、ピタッと密着して貼ることができます。きちんと広げるのがポイント。
伸ばし過ぎに注意する
しっかり広げるのがポイントですが、広げすぎると破損してしまうことも…。状態を見ながら貼るようにしましょう。
油や水分でつかないことも
貼る面に油や水分がついているとぴったり貼り付かない原因に。ふちをしっかりときれいにしてから貼るようにしましょう。
電子レンジではずらす
シリコーンラップで蓋をした状態で電子レンジを使う場合には、蓋をずらしておくこと。びっちりと隙間が全くない状態で使うと破裂など事故のもとにもなってしまいます。
シリコーンラップの選び方
では、どんなシリコーンラップなら使いやすいのかチェックポイントを。
使いやすい形状のものを
平面タイプのものや、フチが盛り上がったものなど、シリコーンラップの中でも形や形状がさまざま。使うシーンを想定して、よく使いそうなものを購入するとムダがありません。
電子レンジや食洗機に対応するか
使い捨てラップのように電子レンジに対応していれば気兼ねなく使うことができますよね。また、食洗機対応であれば、隅々まで洗え、高温消毒効果もあるので簡単に清潔に使うことができます。
シリコーンラップのおすすめ6選
では、具体的にシリコーンラップのおすすめをピックアップしてご紹介。おうちに合うものをチェックして。
スケーター シリコンラップ 2枚セット ベーシック
大小2種類のシリコーンラップ。電子レンジ加熱、冷凍庫、煮沸消毒、食洗機など一通り使えるので、はじめての方がお試しで使うにも便利なセットです。半透明なので、容器の中身も見えやすく使い勝手はバッチリ。
Delioneシリコンラップ6枚セット立体型
6枚セットのシリコーンラップはカラフルで使い分けに便利。フチがあるタイプなので、より密着性が高いのがポイント。野菜の断面につけて乾燥を防止するのにも役立ちます。
fungoo シリコンラップ6枚セット立体型
持ち手が付いたフチ付きのシリコンラップ。持ち手があるので、保存の際にもクリップで吊るすなど使い勝手がいいかも。厚生労働省指定検査機関の検査済み、世界基準の衛生検査(米国FDA検査、欧州LFGB)もクリアしている安心素材です。
Encantoシリコーンラップ 4枚セット
四角い容器にも使いやすいスクエアタイプ。広げて使えば丸い容器にも使えるので、1セット持っているといろいろなシーンで応用できて重宝しそう。
OXO シリコンシールリッド
シリコーンラップと同様に使えるシールリッド。スタッキング可能な、厚めのシリコーンが魅力的。中央のつまみ部分はスナップ式で、異なるサイズでもぴったり重ねて収納することができます。
Mizurisシリコーンラップ
原色が鮮やかなシリコーンラップは、ピタッと吸着すると、真ん中のつまみをもって持ち上げることができるほど。大きいサイズは、冷ました後の鍋を覆うのにもおすすめです。
シリコーンラップは使い勝手もよし
シリコーンラップの特徴やアイテムを見てきましたがいかがでしたか。エコやSDGsに配慮していることはもちろん魅力的ですが、各商品ごとに使い勝手の良さも打ち出しているので、使うシーンを考えて利用すると、キッチン周りの仕事が格段にスムーズになるはず。
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文/松川麗 構成/HugKum編集部