電車・鉄道にまつわる絵本おすすめ17選|定番『でんしゃにのって』など厳選!

JPIC読書アドバイザーの児玉ひろ美さんと編集部が、鉄道好きな子ども(子鉄)に読ませたい電車や汽車の絵本を厳選。ママ鉄にもおすすめ!小学館の児童誌掲載の人気コラムなどからピックアップしました!読み聞かせのコツも合わせてチェックします!

電車のおすすめ絵本|読書アドバイザーが教える!

乗り物が大好きという子どもの中でも、いちばん人気の乗り物「電車」。電車がテーマの絵本はたくさんありますが、読書アドバイザーの児玉ひろみ先生に、繰り返し言葉で楽しく読めるものから、心温まるストーリーのものまで、幅広く選んでいただきました。

【1】『れんけつガッチャン』

こぐれ けいすけ/作・絵 学研プラス

◆こんな本

おさるの電車とだちょうの特急が「オーライ オーライ、れんけつ…ガッチャン」。つぎはチーターの新幹線と「オーライ オーライ、れんけつ…ガッチャン」。電車は連結しながらどんどん進みます。そして、ついには……。

◆対象年齢

0歳、1歳、2歳

『0・1・2歳児の保育』2018年春号

【2】『かん かん かん』

のむら さやか/文 川本 幸/制作 塩田正幸/写真 福音館書店

◆こんな本

「かん かん かん んまんまれっしゃが とおります」「んまん ままん んまん ままん」。不思議な踏切を不思議な列車が通ります。んまんんまん、食べ物の列車。ぶうぶう、車の列車。にゃあにゃあ、猫の列車。さて次は?

◆対象年齢

0歳、1歳、2歳

『0・1・2歳児の保育』2018年春号

【3】『こんとあき』

林 明子/作 福音館書店

◆こんな本

子どもがぬいぐるみと一緒に成長(冒険)をする絵本で「もう一度読みたい」と図書館で探す方が多いのは『こんとあき』。学生の間でも思い出に残る1冊として多くのファンがいます。

こんはあきの生まれる前からおばあちゃんにおもり役を頼まれ、あきに寄り添います。あきにとってこんは保護者でもあり、同志でもあり、けっして人形ではありません。だからこそ、旅の途中に出会った周囲の大人もこんを一人前に扱い、ケガをすればちゃんと手当てもしてくれました。でも、おばあちゃんに会えた途端に、あきの緊張は解け、こんはおばあちゃんに修理をしてもらいます。あき(=読んでいる子ども)にとって、不思議の世界と現実の世界を行き来するスイッチは緊張。そのスイッチを子どもの心に違和感を与えずに描ける林明子さんは、本当に子どもをよくご存じの方です。

◆対象年齢

0歳、1歳、2歳、3歳、4歳、5歳、6歳

『edu』2016年1・2月号

【4】『とんとんとん のりものだあれ』

かしわらあきお/作・絵 永岡書店

◆こんな本

ドアの中から不思議な声、「とん とん とん なかに いるのは だあれ?」。ページをめくると、ドアから出てくるのは、パトカーや新幹線など人気の乗り物たちです。

◆対象年齢

0歳、1歳、2歳

『0・1・2歳児の保育』2018年夏号

【5】『くろくんとふしぎなともだち』

なかや みわ/作・絵 童心社

◆こんな本

子どもの大好きなものがたくさん登場するので、集中力をアップさせたいときに読むのがおすすめです。

お散歩に出かけたクレヨンのくろくん。歩いていると、かっこいいバスが。「あのー。ちょっと走ってみてくれませんか?」といったら、バスは……。

0歳、1歳、2歳~

『edu』2015年5・6月号

1歳におすすめ!電車の絵本

大好きな電車の音を繰り返し読んであげたくなる、1歳が喜ぶ電車の絵本はこの4冊です。

【1】『がたん ごとん がたん ごとん』

安西水丸/作 福音館書店

◆こんな本

貨物列車が線路を走っていきます。乗り込んでくるのは、哺乳びんだったり果物だったり、ネコだったりで統一感がないのだけれど、最後のページで「こうなるのか!」となります。 がたん ごとん がたん ごとん のせてくださーい リズミカルな文章に、身近なもの。ページを繰ると、汽車が前へ前へと、進んでいくようにも見えます。そんな楽しさが「もっかい読んで!」の声を集めているのは、イラストレーターの安西水丸さんによる『がたんごとんがたんごとん』。

1987年の出版以来、汽車から電車に時代が変わっても、なぜか「がたんごとんがたんごとん」のフレーズは子どもたちを魅了し続けています。その実力は、多くの児童図書館員から「困ったときのお助け本です。読み終えるとすぐもう一回っていわれます」と称されるほど。

0歳、1歳、2歳

『0・1・2歳児の保育』2016年夏号

【2】『がたん ごとん がたん ごとん ざぶん ざぶん』

安西水丸/作 福音館書店

◆こんな本

2012年、『がたん ごとん がたん ごとん ざぶん ざぶん』が出版されました。おはなし会でこれを読んでいたとき、「ざぶんざぶん」に9か月の女の子が身を弾ませてパチンと手をたたき、ケラケラと笑いだしました。そしてそのまま「もっかい!」とばかりに身を弾ませ待ち構えます。そして再び「ざぶんざぶん」でパチン!と笑顔。こんなふうに、子どもたちの「もっかい!」は、声であったり、笑顔であったり、しぐさであったり、さまざまです。これらは良質な絵本と読み手(大人)と聞き手(子ども)、そして落ち着いた空間。このどれもが心地よく組み合わさった瞬間に起きる、サプライズプレゼントなのでしょう。

◆対象年齢

0歳、1歳、2歳

『0・1・2歳児の保育』2016年夏号

【3】『コトコトでんしゃ』

とよた かずひこ/作 アリス館

◆こんな本

「コト コト コトン、コト コト コトン でんしゃが はしります コト コト コトン コト コト コトン」。表紙の穏やかさがそのまま終わりまで継続するシンプルさ。「あかちゃんのりものえほん」シリーズ1作目です。

◆対象年齢

0歳、1歳、2歳

『0・1・2歳児の保育』2018年春号

【4】『ぽぽぽぽぽ』

五味太郎/作 偕成社

◆こんな本

ぽぽぽぽぽと、煙を吐きながら機関車がやってきます。野を越え、山を越え、トンネルを越え …あれ? 「ぽ」と「ぼ」でほとんどのページを語る音遊びのシリーズ絵本です。

◆対象年齢

0歳、1歳、2歳

『0・1・2歳児の保育』2018年冬号

2歳におすすめの電車の絵本

リズミカルな短い文章で、ストーリー性も楽しめる電車の絵本は、2歳児へのプレゼントにも喜ばれること間違いなし! おすすめの2冊をご紹介します。

【1】『でんしゃにのって』

作・絵:とよたかずひこ アリス館

◆こんな本

うららちゃんが乗る電車が駅に着くたびに、とっても個性的なお客さんが乗ってきます。「ここだ」駅で物語は終わるけれど、次の「おばけだ」駅まで行ってみたくなります。電車は混めば混むほど不快なはずなのに、うららちゃんの乗る電車は、混めば混むほどよい雰囲気に。それがこの作品の最大の魅力です。

◆対象年齢

2歳~

『0・1・2歳児の保育』2014年春号

【2】『でんでんどん』

作:井上よう子 絵:渡辺有一 ひさかたチャイルド/チャイルド本社

◆こんな本

次々と目の前を通りすぎる電車、それぞれの車窓から、実に個性的で楽しそうな乗客たちの様子がうかがえます。一番最後の見開きに、意外なオチが用意されています。

2歳~

『0・1・2歳児の保育』2014年春号

3歳におすすめ!電車の絵本

細かい描写をじっくりと観察したい子にもおすすめの科学絵本は3歳から長く楽しめる1冊です。

【1】『はこぶ』

鎌田歩/作・絵 教育画劇

◆こんな本

「たくさん、遠くまで運びたい!」という願いが籠という道具を生み、牛車を発明し、バス、電車、果てには飛行機を、そしてロケットまで!子どもと一緒に感心しましょう。輸送の歴史や働く車を紹介する科学絵本ですが、車が描かれているので1・2歳児が一緒でも楽しめます。

◆対象年齢

3歳~

『新幼児と保育』2014年10・11月号

5歳におすすめの電車の絵本

ただ電車が走っていくだけでなく、電車に関係する音をクローズアップしたり、電車の先に想像の物語の世界が広がっていく絵本など、5歳ならではの好奇心を刺激する2冊です。

【1】『でんしゃは うたう』

三宮麻由子/文 みねお みつ/絵 福音館書店

◆こんな本

ある私鉄沿線の駅から駅の間の電車や信号、踏切などの音をすべて、作家の三宮麻由子さんが聞いたとおりを文字にした作品です。

◆対象年齢

3歳、4歳、5歳、6歳

『新幼児と保育』2018年8・9月号

【2】『がたごと がたごと』

内田麟太郎/文 西村繁男/絵 童心社

◆こんな本

「子どもは怖い思いを楽しみたいのであって、怖い思いをしたいわけではないのよ」と、うたうように教えてくださったのは、長年幼児教育に携わっていらした藤田浩子さん。『がたごと がたごと』のように、日常生活のすぐ横に、いつの間にかある、不思議の世界を子どもたちが楽しむのも、そんなゆえんなのでしょう。

◆対象年齢

3歳、4歳、5歳、6歳

『新幼児と保育』2016年6・7月号

教えてくれたのは


児玉ひろ美さんさん

JPIC読書アドバイザー 台東区立中央図書館非常勤司書。日本全国を飛び回って、絵本や読み聞かせのすばらしさと上手な読み聞かせのアドバイスを、保育者はじめ親子に広めている。鎌倉女子大学短期大学部非常勤講師など、幅広く活躍。近著に『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』(小学館)。

HugKum編集部おすすめ!電車の絵本

編集部からおすすめしたいのは、電車の絵本の中でも、ロングセラーの大人気絵本3冊。短い文章で読み聞かせできるものばかりです。この3つの電車の絵本があれば、寝かしつけがスムーズになったり、ハミガキ習慣の定着にもひと役買ったりするかも! 上手に活用してみてください。

【1】『しゅっぱつしんこう!』

山本忠敬/作 福音館書店

◆こんな本

大きな駅から特急列車に乗って、山の麓で急行列車に乗り換えて、そしてまた普通列車に乗り換えて…山の中の小さな駅に着くまでを、電車の走る道や車窓からの景色まで、丁寧に描いた作品です。電車好きにはたまらない細かい描写は、図鑑も顔負けの精度。文章は短くテンポよく進むので、小さい子どもとの実際の電車旅の前に読んであげるのもおすすめです。

【2】『でんしゃにのったよ』

岡本雄司/作 福音館書店

◆こんな本

電車好きの男の子が、お母さんと一緒にいとこの家に向かいます。ローカル線、新幹線など、大好きな電車に乗り換える道中、車窓からいろいろなものが見えたり、鉄橋を渡ったり、お弁当を買ったり。お話の中の出来事ひとつひとつが、電車好きな子どもにはうれしいことの連続です。温もりのある版画タッチの絵で、のんびりと電車旅を楽しんでいる気分になれる1冊。

【3】『はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!』

くぼ まちこ/作 アリス館

◆こんな本

「シュッシュ」という歯ブラシの音は、電車の音にも聞こえますよね。歯磨きがきらいな子どもに手を焼いているというおうちの方に、ぜひオススメしたいのがこの絵本「はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!」。子どもへの歯磨き前に読み聞かせをして、「さあ歯磨きしようか!」と誘えば、手を焼いていたのがウソのように、楽しく歯磨き習慣が身につくはずです!

 

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