人気子供服・Lee Kidsのデザイナーを務めるネルソン彩子さん。11歳、9歳、2歳の男の子3兄弟の育児に奮闘中とは思えぬほど、飾らないかわいい笑顔が印象的です。アーティストのパパの都合で、数年前にアメリカに移住し、約2年間海外での子育てを経験。ファッションはもちろん、自然体で実践する英語教育も気になります!
雑誌でのスタイリング経験あり。おしゃれママの気になるファッション事情をチェック!
「子供服が大好き!」というネルソンさんは、キッズファッション誌でスタイリングをした経験もあるそう。
ネルソン彩子さん(Lee kidsデザイナー)・士温(しおん)くん(2歳)
Q.今日のコーディネートを教えて!
A.「色味を息子と合わせて、ゆるっとリンクコーデに。元気いっぱいに走り回る3男と一緒のときは、動きやすいパンツスタイルが基本です。カジュアルながらもどことなく女性らしさが感じられるよう、足元はキレイめのパンプスを合わせました」
<ママ>
アウター:ZARA
トップス:STUNNING LURE
パンツ:FRAMe WORK
靴:PIPPICHIC
バック:MAISON BOINET
<士温くん>
アウター:TOWN&COUNTRY
トップス:DENIM DUNGAREE
オーバーオール:ZARA
靴:New Balance
Q.子供服はどこで買ってる?
A.「定番ですが、GAP KIDSやZARAはやっぱり使える!LEE Kidsのアイテムもデイリーに愛用してます。特にパンツは動きやすくてオススメ!おでかけ用の服はDENIM DUNGAREEやSAINT JAMES、STELLA McCARTNEYが好きで、よくチェックしています」
Q.今、注目のキッズブランドは?
A.「デビューしたばかりのMediamというブランド。こなれ感が演出できる大人顔負けのデザインがかわいくて、ネットでチェックしてます。ママのアイテムもおしゃれ!」
子連れでの海外生活ってどんな感じ?英語教育ってどうしてる?
3男の士温くんが生まれる前、2年ほどアメリカのサンフランシスコで生活をしていたネルソンさん一家。パパのご両親はアメリカ在住ということで、今でも年に1回は家族で海外に行くそう。そこで、子連れ海外のコツや英語教育について、聞いてみました!
Q.移住のきっかけは?海外生活に不安はなかった?
A.「アーティストを目指していた夫の仕事の都合で移住することになりました。知り合いも誰もいない土地、ましてや海外で生活するなんて、もちろん不安だらけ!でも、何よりも家族が一緒にいることが大切だと思って決断しました。当時長男は6歳で、ちょうど小学校に上がるタイミング。大変なこともたくさんあったけど、アメリカでの生活は、子供たちにとってとてもいい経験になったと思います」
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Q.言葉には困らなかった?
A.「実は私、帰国子女なんです。父の仕事で幼少期の3年間を海外で過ごしたので、英語はそれなりに話せました。とはいえ、子供たちはもちろん話せないので、はじめは大変でした。まずは聞けるようになって、次は相手の言っていることがわかるようになる。そして、最後に話せるようになる。この3つのステップを踏んで、子供たちは半年程度でコミュニケーションが取れるようになりました。英語を習得するための対策は特にしていません。よく『どのくらいで話せるようになった?』と聞かれますが、外国人が日本に来て、いきなり日本語を話せる人っていませんよね?それと同じで、英語を話せるようになるにも段階が必要。焦らず、子供の力を信じることが大事だと思います」
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Q.帰国後の英語教育ってどうしてる?
A.「帰国後はSkypeでレッスンしていた時期もありましたが、わが家には合わず、辞めました。個人レッスンの場合、子供のレベルに合わせて先生が教えるというスタイルが多いと思いますが、海外で生活していたら、自分のレベルに合わせて英語を話してもらえるようなことはありません。なので、ときには崖から突き落とすようなやり方も有効。わが家では夏休みにサマーキャンプに参加させたり、アメリカに住む親戚の家に行くなど、外国人ばかりの環境に送り込む機会をあえて作っています」
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「あとは、家庭内の会話を英語にしたり、好きなアニメを英語で観たりすることも。今は英語の塾に通っていますが、とにかく話す機会をたくさん作ることが大切だと思います。そして、これは強く言いたいのですが、いちいち文法を気にしないこと!海外ではそんなこと、誰も気にしません。一生懸命伝えようとすれば、相手は理解しようとしてくれる。義務ではなく、楽しくやる!そうでなければ続きません。長男も次男も現地にいたときよりも今の方が話せるし、読み書きもどんどん上達しています」
Q.3男・士温くんの英語教育は?
A.「3男は海外生活の経験はないですが、私がひたすら英語で話しかけていたので、保育園に入るまでは英語が優勢でした。入園してからは園で過ごす時間が長くなったので、自然と日本語もレベルアップして、今では日本語がメイン。でも、話していることはわかるので、アメリカの親戚たちと過ごしていても、彼らの話はきちんと理解できています。話せなくても理解できるってやっぱり大きい。この先、彼が英語を話せなかったとしても、言葉を理解できる現状はキープしたいと思っています」
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Q.子連れ海外旅行の移動をスムーズにするコツが知りたい!
A.「わが家は海外に行くときは夜便派。そうすると機内で眠れて、移動時間に子供たちが暇を持て余すこともないし、着いたらすぐに遊べてスケジュールに無駄がなくなります。時差ボケ対策は、やはり寝ないのが一番!とはいえ、そうもいかないのがおチビの3男。あまりリズムを気にしすぎるとこちらも大変なので、寝たいときは寝る、遊びたいときは遊ぶ!という具合に、無理なく自由に過ごすようにしています」
instagram→@himecyan