手作りの粒マスタードソースが絶品すぎる! 混ぜるだけで簡単♪ スパイスシードも紹介

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手づくりの調味料は添加物が少なく、素材の味をストレートに味わえます。手間はかかりますが、嬉しい節約効果ももたらします。その中でもマスタードソースは、メイン食材の引き立て役として、抜群の効果を発揮する調味料。驚くほど簡単に作ることができるんですよ。マスタードについて詳しくご紹介します。

マスタードとは

マスタードとは、芥子(からし)のこと。春先に咲く菜の花から採れる実を、乾燥させて食します。

原料植物

セイヨウカラシナ

マスタードソースの原料となる植物は、アブラナ科のセイヨウカラシナ、シロガラシが多いそうです。この種に酢やワインを加えて、爽やかなスパイスとして使用し、「洋がらし」とも呼ばれています。

一方、日本で馴染みが深いのは「和からし」で、こちらはからし菜の種が原料です。すり潰した種を、ぬるま湯で練って作ります。ツンとした辛味を持ち、納豆やおでんに添えられます。

マスタードシードの購入

購入できるマスタードシードと、種類をご紹介します。

売り場と種類

大き目のスーパーで、スパイス売り場を探してみてください。ブラックペッパーなどと一緒に並んでいます。使い切りサイズのものが手に入りますよ。または、輸入食材が揃うカルディで揃えることもできます。

マスタードシード

芥子の粒を乾燥して瓶詰にしたものがマスタードシードとして販売されています。

使い方は、炒めるか、水や酢で戻すだけで口にすることができます。シードの酵素が働くことで香りや味が出現することから、乾燥したままでは味がしません。また、乳化作用があるため、ドレッシングに入れると分離しづらくなり、とろみのある液体となります。

マスタードといえば黄色を思い浮かべますが、イエローの他、ブラウン、ブラック、オリエンタルが販売されています。

イエローマスタード

日本では白からしと呼ばれ、辛味などの刺激はありません。マクドナルドではケチャップと一対でセットされ、ターメリックによる色付けが施されたイエローマスタードがお馴染みです。

イエロー マスタード シード  業務用  (100g)

ブラウンマスタード

辛味も苦味も強いのがブラウンマスタード。粒を粉に挽くと、黄色い中身が出てきます。欧州ではソーセージやポトフの薬味などとして添えられます。

ブラウン マスタード シード  業務用 (100g)

ブラックマスタード

マスタードの中でも最強の辛さを持つのが、ブラックマスタードです。ステーキに黒胡椒と一緒に振りかけたり、エスニック系の辛い料理と合わせたりすると、相性が良い調味料です。インドでは、フライパンで炒め、風味を油に移して食べる、「テンパリング」が主な調理法です。この場合、香ばしさが主な風味として感じられます。

有機ブラックマスタードシード 20g【エヌ・ハーベスト】インド産

オリエンタル

日本の和からしの原料となるのが、オリエンタルシードです。ツンとした辛味は酵素によるもの。加熱に弱いので、食材につけてすぐに食べる薬味として使います。

オリエンタルマスタードシード 100g カナダ産 

マスタードソースの購入

マスタードシードに調味料を加えたものが、マスタードソースです。練りマスタード、とも呼ばれます。西欧料理に欠かせない調味料のため、多くの商品が販売されており、国内でも手軽に手に入れることができます。

マイユ ディジョンマスタード

フランスブルゴーニュ地域、ディジョンの街の名前がつけられたマスタードは、世界中で確固たる人気を得ています。その中でも、マイユブランドは、主原料の芥子をワインビネガーではなく、ブドウ果汁で溶き、辛味が強い特徴があります。

ファロ Fallot ディジョンマスタード

同じディジョン地方で、昔ながらの石臼挽き製法を守って生産しているのがファロ。地元での人気が絶大で、上品な酸味が格別です。

ハインツ イエローマスタード

イエローマスタードといえば、ハインツ。アメリカやカナダなど、北米でポピュラーなブランドです。ケチャップやデミグラスソースでお馴染みですよね。爽やかな酸味と香りのバランスが絶妙です。

手づくりのマスタードソース

手作りのマスタードソースの作り方は、とても簡単で、材料を揃えて混ぜるだけ。一度、作ってみませんか。サンドイッチやソーセージに添えるだけで、五感が花開くような刺激があります。

マスタードソースの作り方

お子さん向けに、はちみつを多めに入れて仕上げました。メイプルシロップに変更してもおいしいです。大人用なら、半分に減らしてもかまいません。

◆材料

イエローマスタードシード 30g
ブラウンマスタードシード 10g

はちみつ 大さじ1
白ワインビネガー(または米酢) 50㏄
塩 ひとつまみ

◆作り方

【1】マスタードシードはイエロー、ブラウンをお好みで混ぜます。ブラウンシードは黒胡椒のようなピリピリした辛味が加わります。イエローだけなら辛味はなく、爽やかな風味を感じますから、お子さん向けです。

今回はご紹介も兼ねて、ブラウンを全体の1/4量、混ぜました。

【2】容器にマスタードシードを入れて、はちみつ、白ワインビネガー、塩を混ぜてください。このままフタをして、3日ほど馴染ませると食べごろです。

ブレンダーなどでつぶすとなめらかなソースになります。

マスタードソースを味わうレシピ

マスタードソースは、料理のアクセントとして添えると、香りと食感だけでなく、酸味、甘味が加わることで、とても複雑な味覚となって食材を引き立ててくれます。

今回はお子さんが大好きなチキンナゲットに合わせてみました。お弁当の主役にもなるメニューです。

チキンナゲット

◆材料

鶏ささみ肉(または、胸肉でも) 200g
酒 小さじ1

マヨネーズ 大さじ2
片栗粉 大さじ1
塩 ひとつまみ

◆作り方

【1】ささみの筋を取り、粗みじん切りにカットします。お酒を振りかけて10分程、冷蔵庫で馴染ませます。

【2】【1】のささみに、他の材料を混ぜてください。

【3】フライパンに油を熱し、具材をスプーンですくって落としていきます。

【4】裏返して加熱して、完成です。マスタードソースとケチャップを添えて、お召し上がりください。

世界の味と、ご家庭の味を食べ比べ

世界各国で親しまれているマスタードソースは、手に入りやすく、食べ比べてみる楽しみがあります。また、ご家庭で簡単に作ることができるので、さらにご自分のお好みに調整しても面白いかも知れません。分量によって、酸味、甘味、香りのバランスが変わります。

手作りの調味料は、素材の魅力を再認識することも多いので、ぜひ試してみてくださいね。

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構成・文・写真(一部を除く)/もぱ(京都メディアライン)

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