藤本美貴さん、ドラえもんのキャラで私が似ているのは?『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』

2023年3月3日(金)に、シリーズ42作目となる、『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』が公開!物語に登場する、誰もがパーフェクトになれる夢のような楽園<パラダピア>の学校の先生役を務めた、藤本美貴さんに映画の見どころや子育てについてインタビューしました。

『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』に出演の藤本美貴さんにインタビュー♪

―映画ドラえもんに出演が決まった時のお気持ちはいかがでしたか?

お話をいただいたときに、本当に?って驚きました。旦那さんに、「映画ドラえもんの声やるんだ」って伝えたら、「やったじゃん!」ってすごい喜んでくれました。

子どもたちも、ずっとドラえもんを観ているのですごく喜んでいましたね。子どもたちは、ドラえもんとママが結びつかないようで、ドラえもんにママの声が出てくるっていうのが、不思議な感覚のようです。

―藤本さんご自身のドラえもんとの出会いや思い出を教えてください

多分ほとんどの人がそうだと思うんですけど、気がついたらドラえもんがいるという状況ですよね。そんな中で育ってきたので、ドラえもんはずっとそばにいる身近な存在です。

私の実家はリビングで過ごす時間が多い家族だったので、テレビの前にみんなで集まって、小さい頃からドラえもんを観ていたので“家族団らん”というイメージがあります。

―ママになってからドラえもんとの関りの変化があれば教えてください

今回の映画も観させていただいて、感動して泣きました。子どもの頃の視点とは違う、親の気持ちになって観る部分もあるので、心に染みる素敵な映画でした。
子どもの頃は映画を観て泣くことってあんまりないじゃないですか。自分が小さい時に観ていた映画を観返してみると、また違った感情が出て着そうですね。

―『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』に登場するキャラクターの中で自分と似ている人物はいますか?

ユートピアにはいないかな。登場人物の中なら……のび太君のママが近い気がしますね。ガミガミもおこるし(笑)、でも息子のことをすごい心配したり…。

旦那さんと私の関係で考えると、私がドラえもんで旦那さんがのび太君かな(笑)。信頼し合ってるので、嫌いなところも好きっていう感じはありますね。

遊びも勉強も一生懸命!藤本美貴さんの子育て

―子育てで大切にしていることは?

遊びも勉強も、なんでもやるときは一生懸命やる!ということです。大事にしていることで言うと、成功体験をさせるというのは意識していますね。例えば、縄跳びや逆上がりも最初からできないけれど、練習すればできるようになるので、ちょっと頑張ったら乗り越えられる目標を決めたら、子どもと一緒に目標をクリアできるように一生懸命になる。諦めそうになったときに、もうすこし頑張れ!あきらめるな!あきらめたら終わりだ!って言いながら、とことん付き合います。

―子どもがくじけそうになったときは、どのようにサポートしますか?

そっとは見守らないですね(笑)。くじけそうになった時に、親もそこでじゃあもういいよってなりがちじゃないですか。うちはそれがないです。挑戦している間は、とことん待つし、応援する。ある意味超スパルタでとことん付き合うみたいな感じですね。

―現在、子育てしている中で気になることや悩みは?

子育てでいうと、自分の子どもとは言っても他人じゃないですか。彼には彼の性格があって思いがあるので、親の思い通りにならないのが当たり前ですよね。でもそれがやっぱりもどかしかったり、私だったらこうするのにとか、こうしたらいいのにって感じてしまうんです。それを積み重ねてその人ができあがるのかなって思うと、やっぱり見守るしかないよねって感じですね。

―子どもたち、それぞれの個性伸ばすために意識していること

興味を持ってやりたい!と思ったことはなんでもやらせてあげます。あとは、子どもたちに合わせて自分も使い分ける。子どもたち3人それぞれ性格や個性も異なるので、この子は褒めたほうがいいとか、喝を入れるとか、ちゃんと怒らないと聞かない子とか…子どもに合わせて対応を変えています

―ご主人との子育ての話しについて

子育てについての話しは……、子どもが寝た後にしていますね。ほぼ毎日。

子どもによってその日に起こる出来事もちがうし、日によって子どもたちの気持ちや対応も違うんですよね。だからその都度、こういう時はどうしたらいいんだろう?って話し合いはしています。

「今日学校で子どもにこんなことあって、私はこうだと思うけど、どう思う?」って感じで聞くと、「それってこうなんじゃないの?」と、旦那さんが違う視点から意見をしてくれたりします。

2023年大河ドラマを手掛ける人気脚本家の古沢良太がドラえもんに初参戦

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2023

『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』の監督を務めるのは、TV アニメ『ドラえもん』の演出を数多く手がける 堂山卓見。脚本には、『 ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ、『リーガルハイ』シリーズ 、『コンフィデンスマン JP 』シリーズなど数々のヒット作を手掛け、 2023 年放送の大河ドラマ『どうする家康』の脚本を手掛けるなど、幅広いジャンルで活躍し続ける 脚本家・ 古沢良太が映画ドラえもんシリーズに初参戦!

理想とはなにか?親子の心に響くストーリー

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2023

空に浮かぶ、誰もが幸せに暮らせて何もかもが完璧な理想郷<パラダピア>を舞台に、ドラえもん達が空をかける大冒険へと飛び立ちます!

もしもどこかに何でも叶う夢のような場所が存在していたら―??
誰もがユメミル、幸せの楽園に隠された秘密とは…!?
空に謎の三日月型の島を見つけたのび太は「あれこそが僕が探していたユートピアだ!」と言い張り、ドラえもんたちと一緒にひみつ道具の飛行船『タイムツェッペリン』で、その島を探しに出かけることに!色々な時代・場所を探してやっと見つけたその正体は、誰もがパーフェクトになれる夢のような楽園<パラダピア>だった!
そしてそこで出会ったのは、何もかも完璧なパーフェクトネコ型ロボット・ソーニャ。すっかり仲良くなったドラえもんたちとソーニャだが、どうやらこの楽園には大きな秘密が隠されているようで…。
はたしてのび太たちは、その楽園の謎を解き明かすことができるのか!?
空に浮かぶ理想郷(ユートピア)での大冒険が始まる――!!

藤本美貴さんが『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』の見どころを紹介

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2023

―映画を観た感想は?

理想って何だろう?って考えましたね。母親の視点だと、確かに自分の子どもになんでもまんべんなくできるようにって意外と無意識に求めてしまっている部分があるなぁと思いました。映画を観たあとに反省というか、いろんな人がいて得意不得意があっていいんだ!と改めて感じました。

―映画の中で好きなシーン

パラダピアでドラえもんとのび太くんがずっとプンプンプンってやってるシーンが好きです。すごくかわいいし、その裏には信頼関係があるからこそずっと意地を張り合えたり、絶対に仲が悪くならないっていう自信があるからこそできる、わがままな言い合いにも感動します。

親子それぞれの視点で楽しめるストーリー


―親目線でおすすめのポイント

自由に育てばいいと思っていたことを全て忘れて、子どもにすべての希望を託してしまう親心をもう一度考え直して、振り返るきっかけになると思います。自分もなんかそうだなと思うので…。
大人になっても自分のことで落ち込むことがありますよね。でもこの映画を観たあとは、こんな自分でもそれはそれで素敵なんだなって思えると思うんです。子どものダメなところもすべて愛すべきところで、完璧じゃないからいいんだという考え方にしてくれるきっかけにもなると思います。

―子ども目線でおすすめのポイント

学校に行くといろんなお友だちがいて、嫌な気持ちになったり楽しい気持ちになったりすると思います。でも、いろんな人がいるのが当たり前で、それぞれの距離感をもって愛すべき人を見つけるっていうのが、人のダメなところも好きになるっていう感じなのかな。

友達だとしても好きな人もいれば苦手な人もいるけど、それでいいかなって思ってもらえたらいいなと思います。まわりの人も自分も同じである必要はなくて、自分らしくいられることが大切なんだということに気づかせてくれる映画です。

子どもから大人まで楽しめる『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』


3児の母でもある藤本美貴さんのインタビュー、子育てのエピソードも参考になりますね!親の視点、子どもの視点で楽しめる『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』を観たら、きっとあなたの心に響くメッセージが届くはず。ぜひ、映画館でご覧ください!

 

『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』公式HPは>こちら

撮影/横田紋子、スタイリスト/JURIKA.A、ヘアメイク/太田年哉 (maroo nbrand)、取材・文/やまさきけいこ
©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2023

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