【子連れ旅行】でもう悩まない!新幹線・飛行機・車…「子連れ移動のコツ」を旅好きライターが伝授

子連れ旅行の心配事といえば・静かにできない・じっとしていられない・食事やお昼寝をどうとるか・宿泊先や施設での周囲の目 などではないでしょうか。
たくさん旅をしてきたライターKが移動手段ごとにおススメの過ごし方をご紹介します!

子連れ旅行、悩みの種が「移動」!親子ともに楽しく快適に過ごすコツを伝授

GWに長期休暇、久しぶりに旅行の機会も増えてきました。でも子連れでの移動には気を遣うシーンがたくさん。今回は旅を楽しむため、移動手段別に旅行のコツをまとめてみました。

飽きたり、はしゃいだり、子連れ旅行の移動にはパパママの「困った」が多発!

【移動手段:列車編】子どものテンションがあがる列車を選んでみよう!

乗るだけで楽しめる観光列車を移動手段として組み込んでみる

日本各地で、限定の列車がたくさん運行されています。中には子どもたちの大好きなキャラクターに囲まれて、楽しく過ごせる列車も。

例:ポケモンwith you トレイン(JR東日本)・アンパンマン列車(JR四国)・鬼太郎列車(JR西日本)・トーマス号(大井川鐡道)・ドラえもん列車(西武鉄道)など

土讃線あかいアンパンマン列車 © やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV

大好きな車両を選んで乗ってみる

列車が大好きな子どもなら、憧れの新幹線やSLに乗れるだけで、時間を忘れて楽しんでくれるかもしれません。
また、子ども向けの設備や個室がある列車を選べば、子どもに優しい設備もあり、周囲の目も気になりません。

例:はやぶさ+こまち 500系こだま(子ども用運転席あり) SLばんえつ物語(JR東日本) あそBOY(JR九州) スーパービュー踊り子(伊豆急行)など

子どもたちのお好みと目的地に合わせて、利用してみてはいかがでしょうか?

<おすすめの過ごし方実例>東海道新幹線[東京~新大阪]退屈しないポイント

新幹線内の過ごし方の具体例として、筆者が実践している子連れ旅行のポイントをご紹介します。

乗車前に食事を用意。飽きないおもちゃやおやつも準備

できれば食事の時間に合わせた時間帯を選び、多目的室の近くやトイレ近くの席を確保できるとベストです。スケジュールが合えば、JR東海のお子様連れ専用車両も選択肢に加えてみては?

乗車前には食事を用意。新幹線や電車の形の駅弁もあります。必ず食べてくれるメニューを用意できると、食事のストレスもなくなります。
さらに対象年齢に応じた、ふろくや工作が付いた少々豪華な雑誌や絵本を準備。音が出ないシールブックやぬり絵、折り紙の本などもおススメです。小腹が空いた時用に、小分けにできるおやつもあると便利です。

紙を使って遊べるムック。小学館 ぺぱぷんたす005

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小学生以上なら、車窓でリアルに地図の勉強ができる、地図や路線図のついた時刻表もおススメ。乗り物酔いの危険もあるので、小さすぎる文字のものは避けましょう。

乗車後、まずは食事タイム

東京を出発後しばらくは見慣れた景色やトンネルが多く、車窓も楽しめません。そこで乗車後はすぐに食事時間に充ててしまえば、退屈しません。大好きなメニューやキャラクターのお弁当を、ゆっくり味わって食べてもらいましょう。

工作や折り紙で楽しんで

少し気分転換したら、付録や工作作りに取り掛かります。高難度の折り紙に親子で挑戦するのもおススメ。スマホはお休みして、パパママも一緒に頑張ってみてください。

車内販売でお買い物

新幹線のお楽しみ、車内販売も子どもにとっては魅力的。気分転換に、子どもにお買い物を頼んでみてはいかがでしょうか?

新幹線名物と言えば「カッチカチ」のアイス!

食べるのに時間がかかるので絶好の暇つぶし♡

そして車内販売でぜひゲットしてほしいのが、新幹線名物「カッチカチ」のアイス。このアイス、とにかくカチカチに凍っていて固いのが特徴。食べるのに悪戦苦闘しているだけで30分ほど経過してしまう優れものです(笑)。誰が一番早く食べ終わるか?挑戦してみても楽しいかも。

富士山からは絶景続き、景色を楽しんで

富士山の大きさを車窓から体感してみては?

車窓には富士山や海、琵琶湖など、普段滅多にみられない景色も続々と登場します。
地図がある場合はぜひ活用を。景色を見ながら位置を確認したり、富士山や琵琶湖は大きさを知ることで勉強にもなりますね。

最後に動画やゲームの出番

眠くなってきたら、小さい子はお昼寝タイム。
小学生以上なら子ども用のヘッドホンを用意し、お気に入りのDVDやゲームの時間にしても。車内での暇つぶしグッズはいくつか用意しておいて、徐々に出すのがポイントです。一気に出してしまうと、好きなものを選んでしまい、他のものに興味を示さなくなってしまいます。名古屋、京都、と聞いたことのある地名が聞こえてきたら、目的地までもうすぐです。

【移動手段:飛行機編】乗る前に思いっきり楽しませるのがコツ

まずは空港を遊びつくそう!

早めに空港に行って楽しむのもおすすめ

主要な空港には、キッズスペースや子連れ用の食事スペース、有料の遊び場や展望エリアなど、子ども連れにうれしい設備もたくさん。列車に比べて本数が少ない飛行機ですが、待ち時間も退屈知らずで楽しめます。
利用する空港の設備を事前にチェックしておき、飛行機に乗る前に思いっきり遊んでおけば、移動中は疲れてぐっすり、なんてことも。

【これがおすすめ】特別塗装機でみんな笑顔に

列車と同じく、飛行機にも子どもたちが大好きなキャラクターとコラボした特別塗装機が多数運行されています。

期間限定の塗装機は子どもだけでなく大人もテンションが上がりますね。お気に入りのキャラクター塗装機のフライトスケジュールをチェックしてみては?

子ども向けのサービスも充実

パシネットがあると便利!

1歳以下の赤ちゃんがいる場合は、バシネット(簡易ベッド)を予約しておくと便利。子ども用の機内食やベビーカーの貸し出しなどが利用できる場合もあります。
利用する航空会社に事前に問い合わせておくと安心です。子どもだけのプレゼントやサービスもあるので、子どもたちが「自分だけの特別感」に浸れることもあるかも。

座席は後方が安心!

後方の席は、乗降や食事の提供が遅くなるため、前方に比べて空いているイメージです。トイレも近く、大きなエンジン音にかき消されて、子どもの声が目立ちにくいというメリットも。子ども連れには、後方でゆったり、がオススメです。

【移動手段:フェリー編】意外?子連れ旅行にありがたい設備が満載!

動く豪華ホテル?子連れ旅行の「神手段」フェリー!

フェリーの航路に目的地があるならラッキーです。子連れ旅行にとってありがたい設備が満載のフェリー。

フェリーは子連れ移動におすすめ!

【例えば】

・屋外に出られるので、子どもが泣いても安心
・巨大なフェリー内を探検すれば、運動にもなり退屈知らず
・車ごと乗船!荷物が多くても安心。
・個室もあり、授乳や夜泣きでも人目を気にせず安心。もちろん横になってゆっくり眠れる
・カフェやレストランもあり、大人もリラックス
・翌日も早朝から元気に遊べる
・キッズルームやゲームセンター、制服での記念撮影など、アミューズメントも充実
・夜は星空を観察したり、早起きして朝日を見たり、と普段できない経験も

とフェリーのメリットはこんなに。フェリーも様々で、設備は異なりますが、車で乗船出来て、荷物を持たずに移動できるフェリーはまさに家族向け!

まさかの屋外ブランコや船上遊園地がある船も!

おりんぴあどりーむせとのデッキにはなんとブランコが!海に向かって漕げば、空と海の世界が楽しめます。

日程に余裕があれば、フェリーもぜひ検討してみては?

【移動手段:車編】SA・PAを目的地のひとつにしてスケジュールを組もう

観覧車にも乗れる!遊園地みたいなサービスエリアを、最初の目的地に

車ならではのお楽しみ、サービスエリア・パーキングエリア。ご当地グルメや限定スイーツなど、最近はデパートでも買えない品ぞろえが自慢のサービスエリアも。中には観覧車に乗れちゃうサービスエリアまで。(淡路SA下り)

淡路SAの大観覧車

期間限定のコラボなど、楽しいイベントもいっぱい

せっかくなら気になるサービスエリアを1つ目の目的地にして、余裕を持ったスケジュールで移動してみませんか?
キッズコーナーがあるSAなど、家族旅行にオススメのSA、PAは以前の記事でもご紹介しています。

運転する大人たちにとっても、限定スイーツや絶景を見ながらの食事タイムはリフレッシュできること間違いなし。
渋滞のストレス解消にもオススメです!

NEXCO中日本

NEXCO西日本

持ち物やホテル選びについてはこちらもチェック

子連れ旅行に持っていくと便利なグッズ、ホテル選びのポイントについてはこちらの記事でも紹介しています。

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便利なグッズや設備もうまく使いながら、思い出に残る旅行を楽しみましょう。

アンパンマン列車についてはこちらの記事をチェック!

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文・構成/kidamaiko

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