和田明日香さんが『家事ヤロウ!!!』の2022年ベストレシピを紹介!「料理以外の家事は苦手!ていうか嫌い」

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2022年レシピ本大賞に入賞を果たし、25万部も売り上げた人気の著書「10年かかって地味ごはん。」(主婦の友社)の発売から約2年、新たな著書を発売する和田明日香さん。前回の記事では、明日香さんの主婦としての一面を垣間見ることができました。今回は、子ども達の食事についてリサーチ。新作本からレシピも紹介します。

料理以外の家事は苦手!ていうか嫌いです(笑)

家の中の汚れって、私以外の誰かの汚れが多いので、洗濯も掃除も完全に誰かのためにやっていること。しかも、家族はそれをやってもらって当たり前だと思っているところがあって、本当に報われないんですよね(笑)

料理は自分のためでもあるし、子ども達が順調に育っているとか、風邪をひきにくいとか、手ごたえを感じることができるんですけど、それ以外の家事は苦手だし、正直なところ嫌いです(笑)。

最近お手伝いをしてくれる息子に助かっています。

だけど、家はきれいであってほしいので、掃除はまめにしているんですよ。使った掃除機が出しっぱなしだったりもするんだけど……。

掃除や洗濯をやらないと、どれだけ汚れが溜まるか、家の中のことが滞るかってことを分かってほしくて、たまにやらないでいるんですけど、私以外の誰も気にしなくて、結局自分で掃除や洗濯をしちゃうんです。やらなくてもいいって思っている人たちのためにやる家事って不毛だと思いません?

でも最近、息子がお小遣い稼ぎのために、自ら排水溝掃除やトイレ掃除みたいな難易度の高い場所の掃除をしてくれるようになって、ありがたいんですよね。「あーそろそろやらなきゃ!」って思って排水溝を開けるときれいになってて感動!みたいな。まぁ、月末にお小遣いとして一括請求されるんですけどね(笑)。

子ども達が保育園で教えてもらった「赤・黄色・緑」の栄養素

以前HugKumの記事でもお話したことがあるのですが、我が家の長女は好き嫌いなし、長男は海の生き物全般、次女は肉が苦手なんです。

しかも、長男は最近、YouTubeか何かで「アニサキス」の存在を知って、余計に魚を警戒しています。産地に近いところに行って新鮮な魚を食べることはあっても、流通を信用していないのか、スーパーで売られている魚は食べない。次女も揚げたてのから揚げとか、出来立てのものは食べるけど、お弁当には入れないでとかね。二人とも自分なりの理由があって食べないんでしょうね。

でも、子ども達は保育園で教えてもらった「赤(たんぱく質)、緑(ビタミン・ミネラル・食物繊維)、黄(糖質)」の栄養の話をよく覚えているんですよね。それぞれ好き嫌いはあるけど、「今日は赤が足りてないから豆食べよう」「黄色ばっかりだから明日は緑を食べよう」とか、私が何も言わなくても自分たちで気にしています。

鉄分とたんぱく質は積極的に子ども達に食べさせたい

成長期真っ盛りの小6の長女。「ようこそこちらの世界へ」とうれしく思う反面、栄養のことも気になって、いろいろ調べました。大人はサプリメントで補うという方法もあるけど、子どもにはできるだけ食べ物から鉄分やたんぱく質を摂ってもらいたい。鉄分を効率的に摂取するためには、ビタミンCも一緒に摂ったほうがいいから、食材の組み合わせについて考えてたり。たんぱく質を摂らせるために大豆パウダーをスープに溶かしてみたり。新しいことも試してはみたんですけど、あまりおいしくなかったり、面倒だったりして続かなくて……。結局はいろんな食材をバランスよく食べていれば大丈夫!ってところに落ち着きました。

子どもたちにはできるだけ食べ物から必要な栄養を摂ってもらいたい。

私が妊娠中の時、悪阻で何も食べられなかったことがあったんですけど、切り干し大根だけは戻し汁まで飲みたくなるくらい食べたくて。そうしたら、助産師さんが「切り干し大根は栄養豊富だから、それが食べられているなら安心!」と言ってくれたことがずっと残っていて、切り干し大根の煮物はよく作っています。あとは、パウチタイプのサラダ豆は手軽にたんぱく質を摂取できるので、サラダやスープなどにも使っています。

家事ヤロウ!!!の2022年ベストレシピになったレシピを紹介

特別に「楽ありゃ苦もある地味ごはん。」の中でも紹介していて、家族からも好評なレシピを紹介します。

子どももおいしく食べられるのはもちろん、お酒を飲んだ時の〆や、ダイエットをしていてラーメンを控えている方なんかにもおすすめできるので、ぜひ、作ってみてくださいね。

味噌ラーメンの麺なし

【材料】

A水……1200㎖
Aだし昆布……1枚(5×5㎝)
A豚バラ肉しゃぶしゃぶ用……200ℊ
もやし……2袋(400ℊ)
※多すぎじゃない?って思うかもしれないけど、信じて入れてほしい。このもやしの量が大事
なのです。
B味噌……大さじ5
Bみりん……大さじ2
Bにんにく……1片
Bすりごま……大さじ5
生キクラゲ……3枚

【下ごしらえ】

・Bのにんにくはすりおろす。
・キクラゲは気になれば石づきを切り落とし細切り。

【作り方】

1.鍋にAを入れて中火にかける。沸いたらアクをとり、もやしを入れて、蓋をして15分ほど煮る。
2.Bを加え、さらに15分煮込む。
3.最後にキクラゲを加えてさっと煮る。

和田さんのインタビューはこちら

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楽ありゃ苦もある 地味ごはん。

前作「10年かかって地味ごはん。」の大HITを経て、今回も和田明日香さんが日常で作っている料理のレシピを公開している新作「楽ありゃ苦もある地味ごはん。」(主婦の友社)は3月3日に発売したばかり!

お話を伺ったのは…

料理家・食育インストラクター

和田明日香(わだ・あすか)さん

1987年4月17日生まれ。東京都出身。料理愛好家・平野レミさんの次男と2010年に結婚。現在、12歳、10歳、8歳の3児の母。料理家・食育インストラクターとして、各メディアでのレシピ考案やコラム執筆、CM出演などで幅広く活躍中。2018年にベストマザー賞を受賞。自身初の冠番組であるRKB毎日放送『和田明日香のア・レシピ』は毎週土曜日オンエア。著書は『10年かかって地味ごはん。』(主婦の友社)など。

取材・文/本間綾

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