料理家・和田明日香さん、小学2・4・6年生の子どもたちの食事、お弁当作りどうしてる?「家族の顔を思い浮かべながら…」

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2022年レシピ本大賞に入賞を果たし、25万部も売り上げた人気の著書「10年かかって地味ごはん。」(主婦の友社)の発売から約2年、新たな著書を発売する和田明日香さん。毎日、仕事・家事・育児と奮闘する明日香さんの主婦としての一面をクローズアップします!

新しい料理本を発売するタイミングで、和田明日香さんに新作のことや、ご家族との普段の生活について話を伺いました。

仕事をバリバリこなしているイメージの明日香さんが、主婦・母に切り替わる瞬間ってどんな時なんでしょう?

毎日のスーパーでの買い物や献立の考え方など、気になる話を聞かせてもらいました。

15時に発動する体内時計「夕飯、何にしよう?」

毎日15時くらいになると、自然と「今日の夕飯何にしよう?」って考えてしまうんですよね。

昨日はあれ食べたな~、子どものお弁当にはあれを入れたな~、暑い・寒いな~とか、一周考えるんですけど、結局のところ「私、何食べたいかな」ってことを優先して考えています。

それで、「今日は生姜焼きの気分」ってなったら、他のおかずはあれとあれ、野菜室に残っていたあれはみそ汁にして。くらいのことを想像しながら、毎日スーパーに行くんですよ。

スーパーの有機野菜コーナーで旬を感じながら夕飯のメニューを考えます。

私が行っているスーパーは、入ってすぐのところに有機野菜コーナーがあるんですけど、有機野菜って旬がすごく反映されているんですよね。あとは、見たことがない“なんとか菜”みたいなものもあって、見ているだけでも楽しい! 「あ、菜の花いいですね。今日はメインが生姜焼きだから、副菜はバランスとっておひたしかな~」なんて、スーパーに行って気が変わって、それまで考えていたものとは全然違うところに着地することもしばしば。

夕方のスーパーにあふれ出ている生活感って妙に落ち着く

基本的に毎週金曜日の夕飯は外食と決めているので、それ以外の日はほぼ毎日スーパーに行って、その日に食べるもの買っています。時間や気持ちに余裕がある時は、一週間のうちにどこかで豆や豆腐も食べさせたい、海藻もそろそろ食べさせたい、乾物も使いたいなんて考えていますが、時間にも気持ちにも余裕がない時は「よし、焼きそば」って決めたら、焼きそばのことしか考えていません。

夕方のスーパーって、みんな「どうしようかな~」って考えながらブラブラ歩いていて、リアルな生活感みたいなものであふれているじゃないですか。その中に身を置いているのが落ち着くし、好きです。

家族の顔を思い浮かべながら「何食べようかな」ってスーパーを回る時間は、私にとって仕事とプライベートの切り替えの時間。仕事のことで頭がいっぱいになっていても、スーパーに行くと、すっきりするんです。

新作本に掲載されている「牛のしぐれ煮 all the single ladies」

私は、本当に計画性がないので、まとめ買いとか、冷凍保存とか絶望的に苦手なタイプ。なので、冷蔵庫の中は、基本的にいつも空の状態。「10年かかって地味ごはん。」に出てくる「ぶりかけ&ブリトニー」と今作に出ている「牛のしぐれ煮all the single ladies 」をたまに作り置きしておくくらいですね。

最近、我が家のお弁当事情に変化がありました

我が子は現在小学2・4・6年生。運動会も授業参観も3人分なので、めちゃめちゃ忙しいんです。そして、全員毎日お弁当を持って行っています。お弁当は買い出しから作るところまで夫の担当だったのですが、時と共にいろいろ変わってきています。

子どものお弁当は夫と臨機応変に手分けしています。

現在は、私が夕食用の食材と一緒に買い出しをし、メインのおかずは夕食の時に一緒に作り、残っている野菜などで夫が副菜を朝作るということが多いですね。時に「お弁当用に〇〇を買ってきたから、朝よろしくね」と言うこともあるし、100%夫が作る日もあります。

いろいろ試してみたけど、臨機応変な現在の形が一番効率的なんですよね。冬は温かいスープをジャーに入れて持って行くことも多いので、汁物を夜のうちに作っておいて、ジャーに入れるだけとか。長女はもうすぐ卒業なので、夫は残りのお弁当回数をカウントダウンしています。

前作のレシピ本に届いた嬉しい声の数々!

ファン待望の新作レシピ本「楽ありゃ苦もある地味ごはん。」(主婦の友社)

約2年前に「10年かかって地味ごはん。」を発売し、なんと25万部も手に取ってもらえたことは本当に嬉しいことです。ありがとうございます。

「子どもがたくさん食べました」という声や「定年退職したので、これからは妻にごはんを作ってあげたい」というおじ様の声、「一人暮らしを始める娘や息子に持たせたい」という子を送り出すお母さんの声などなど、たくさんの声をいただきました。

「明日香さんがとなりに立っていて、『ここはもうちょっとこうした方がいいんじゃない?』ってアドバイスされているみたい」という声は、まさに本の狙い通り! なので、今回もほぼ前回と同じ構成にあえてしました。

毎日のごはんって淡々と作り続けるもの。いつものおうちごはんってそうだよねっていうのが伝わったら嬉しいです。

和田明日香さんの新作の中からレシピを紹介!

約30分ほどの取材でしたが、常に笑いと共感にあふれていました。和田明日香さんの飾らない人柄がにじみ出た、愛情あふれる新作をみなさんも読んでみてくださいね。

次の記事では、新作本の中から特別に1レシピを紹介しています。こちらもぜひ!

和田明日香さんが『家事ヤロウ!!!』の2022年ベストレシピを紹介!「料理以外の家事は苦手!ていうか嫌い」
料理以外の家事は苦手!ていうか嫌いです(笑) 家の中の汚れって、私以外の誰かの汚れが多いので、洗濯も掃除も完全に誰かのためにやっていること...

楽ありゃ苦もある 地味ごはん。

前作「10年かかって地味ごはん。」の大HITを経て、今回も和田明日香さんが日常で作っている料理のレシピを公開している新作「楽ありゃ苦もある地味ごはん。」(主婦の友社)は3月3日に発売したばかり!

お話を伺ったのは…

料理家・食育インストラクター

和田明日香(わだ・あすか)さん

1987年4月17日生まれ。東京都出身。料理愛好家・平野レミさんの次男と2010年に結婚。現在、12歳、10歳、8歳の3児の母。料理家・食育インストラクターとして、各メディアでのレシピ考案やコラム執筆、CM出演などで幅広く活躍中。2018年にベストマザー賞を受賞。自身初の冠番組であるRKB毎日放送『和田明日香のア・レシピ』は毎週土曜日オンエア。著書は『10年かかって地味ごはん。』(主婦の友社)など。

 

取材・文/本間綾

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