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トラベルインフルエンサーぐりぐらママさんに子連れ旅行のコツを聞いてみた!
学生時代から海外旅行にはまり、過去に52カ国を旅行。現在2歳と4歳になる子供が生まれてからは、月に3、4回国内旅行を楽しみつつ、SNSで子連れ旅行やお出かけ情報の発信を行っています。
SNSで発信をする中でフォロワーの方から子連れ旅について質問を受けることが多く、需要の高さを感じたことから、昨年末には子連れ旅行・お出かけのPR事業会社を設立。まだ知られていない子連れ宿や子連れ向けイベントの情報をもっと多くの家庭に届けたいと活動しています。
子連れ旅行での宿泊施設の選び方は?
____子連れで旅行をするのは大変だと思いますが、気を付けていることや宿泊施設の選び方を教えてください。
子供を連れての旅行は荷物も多くなったり、配慮が必要だったり、大変ではあります。特に赤ちゃん連れの場合はオムツや離乳食など、持って行くものが多くなりますよね。大変さを減らしてくれるところで言うと、「赤ちゃん応援プラン」があるところや「ウェルカムベビーのお宿」に認定されたところなど、赤ちゃんに配慮していることを打ち出している宿泊施設が実はたくさんあります。オムツが無料で使い放題だったり、離乳食が用意してあったりすることもあって荷物が減るので、そういうものを利用するのもいいと思います。
また、月齢の低い赤ちゃん連れは移動時間が長いと大変なので近場での旅行がおすすめ。2時間以内で行ける場所がベストですね。
宿泊施設に事前連絡をしておくのがおすすめ
また、私はいつも宿泊施設に事前連絡を入れています。赤ちゃんプランがなくても事前に相談すると配慮してくれることも多いです。ベッドガードやパジャマ、ベビーカーの貸し出しなど用意してほしいものの確認をしたり、部屋にある壺や花瓶などの割れ物をあらかじめなくしておいてもらったりしておくと安心です。
あとは、赤ちゃん連れだと急に熱が出たり体調が変わったりするのが心配な方も多いと思いますが、そういった方は旅行キャンセル保険に入っておいたり、前日までキャンセルが無料のプランを選ぶのもいいかもしれません。
未就学児、小学生連れの旅行選びのポイントは?
____赤ちゃん連れの旅行も事前の準備で負担が軽減されますね。もう少し大きくなってきた未就学児の場合はどうでしょうか。
食事とお風呂がホテル選びがポイントだと思います。食事は部屋食があるところが理想ですが、そうなると値段が高くなってしまうこともあるので、食事処でも個室を用意してくれるようなところや、ブッフェなどでも子連れが多くて気を遣わずに食事ができるようなところを選ぶといいですね。
またお風呂は、オムツがとれていないと大浴場に入れないところもあったり、大人ひとりで子供たちをお風呂に入れるのが大変だったりします。貸し切りのお風呂が無料で使えたり、部屋に露天風呂が付いていたりするところはいいですね。
____小学生を連れての宿泊施設の選び方はありますか?
小学生も満足できる宿を教えてほしいという相談もたくさんきます。小学生はキッズスペースなどではなかなか楽しめないので、ホテルにアクティビティがついているところをおすすめしています。プールやカラオケ、ボーリング、外で遊べるアクティビティなどいろいろとできるところがあるので、そういった宿を提案しています。
ぐりぐらママさんのおすすめする子連れに優しいホテル
基本的には「赤ちゃんに優しい宿」を選ぶと赤ちゃんでなくても子連れに優しいことが多いので、そういったところを選んでいます。あとはアクセスのいいところ、東京からだと行きやすい熱海・湯河原・箱根エリアや、東京から直行バスの出ているホテルもあります。
おすすめ①星野リゾートのリゾナーレ系列
個人的におすすめなのは、星野リゾートのリゾナーレ系列。子供向けのアクティビティがとても豊富で、子供も親も楽しいプランがたくさんあるので安心です。
おすすめ②新潟県 あてま高原ベルナティオ
他に私が好きなのは、ウェルカムベビーのお宿にも認定されている、新潟県のあてま高原ベルナティオ。アクティビティが充実しているのと、各年齢に応じたサービスがいろいろあって、どの年代でも楽しめます。
おすすめ③蓼科グランドホテル滝の湯
長野県の蓼科グランドホテル滝の湯も、ウェルカムベビーの認定宿でおすすめです。2022年3月にキッズパークや子連れ用のお部屋もオープンして子連れ向きになっていて、特に未就学児の子供が楽しめるすごくいい宿だと思います。
ぐりぐらママさんが「旅育」のためにしていること
____「旅育」という言葉がありますが、子供にとって旅行はどのようなものでしょうか。
「旅育」というのは字の通り、旅行を通して精神的に育つことと解釈しています。旅行は普段できない非日常の体験をして、素敵な景色や新しい文化などとの出会いからたくさんの学びがあると考えています。子どもの知識や経験、興味が広がることで、その後の成長につながるかなと思っています。
____「旅育」のためにしていることを教えてください。
いつも子どもを巻き込んで一緒に計画を立てるというのは我が家で大事にしていることですね。ホテルやアクティビティの写真を見せて、旅行で何をやりたいかというのを子どもに聞いて、決めています。
あとは親としては子どもにどういう成長をさせたいかということを、夫とよく話しています。例えば自主性を育てたい、コミュニケーション能力を育てたい、異文化に触れさせたいなど、そういったところを考えて、子ども主体のアクティビティができるところを探そうとか、普段できないことを体験できるところに行こうとか相談しています。
また、「この旅行中はがんばって野菜を食べてみよう」「諦めずにこたのアクティビティに参加してみよう」「移動中に大きな声を出さないようにしてみよう」などの小さな目標を子どもと一緒に決めてチャレンジしています。
他に我が家では、お風呂に日本地図や世界地図のポスターを貼って、次の旅行先について話すようにしています。そうすると子どもたちも覚えていたり、会話のきっかけになったりするので学びにもなっているかなと思います。
実際にたくさん旅をされていて、お子さんの成長を感じられたことはありますか?
うちは長女が恥ずかしがり屋で内向的だったところがあって、行動力や自主性、自信をつけてあげたいといったところを旅に求めていました。どこに行っても自分を出せる自信をつけてもらいたくて、なるべく娘が自分から参加できるアクティビティやイベントを取り入れるようにしています。
旅行を通して実際にとても子供の成長を感じています。そもそも旅行に慣れてきて、新しい場所に行ってもおどおどしたり不安にならなくなったり、現地の人にもしっかり自分から挨拶ができてコミュニケーションを取れるようになったり、アクティビティにも自分から積極的に参加できるようになったりしたのはすごくいいことだなと思います。
子連れ旅行で心がけていること
一番大事なのは家族で楽しく過ごすことです。親が楽しむこと、子どもが楽しめるようにサポートしてあげること、旅行での体験を家族で共有していい思い出作りができることが大切だと思っています。旅行中は初めて体験することもたくさんあって、 その時の子どもの感情や表情を見ることができるのも旅の醍醐味だと思うので、そういったことも楽しむようにしています。
子連れ旅行はハードルが高そうに見えますが、行ってみると意外と大丈夫だったり楽しかったりするので、その最初のハードルを越える手助けを私のSNS などの情報発信でできればいいなと思っています。
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文・構成/酒井千佳