人気絵本『ぴょーん』のあらすじと読み聞かせのコツをプロが解説!赤ちゃん向けのおすすめも!

まつおかたつひでの人気絵本『ぴょーん』のあらすじと読み聞かせのコツを、JPIC読書アドバイザーの児玉ひろ美さんが解説。合わせて読みたい、赤ちゃん・乳児向けの絵本もピックアップしました。

人気絵本!まつおかたつひでの『ぴょーん』

まつおか たつひで/作 ポプラ社

◆こんな本

かえるが「ぴょーん」と得意の垂直跳び。すると、ジャンプが得意ではなさそうな動物までも、次々と「ぴょーん」とやってみせる様子に思わず笑ってしまいます。ビッグブックにもなっている人気作品です。

◆読み聞かせのコツ

本の向きを90度変え、下からめくることで動きを表現します。ページをめくりながら次のページの擬声語を読むようにすると、より効果的になります。本は事前に開き癖をつけ、位置(特に高さ)をずらさないようにしっかり持って読みましょう。ビッグブックを使用する場合は、本が重いので持ち方に気をつけて練習をしてください

◆対象年齢

1歳~

『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』

併わせて赤ちゃんに読ませたいおすすめ絵本

【1】『くだもの』

平山和子/作 福音館書店

◆こんな本

身近な果物の絵に、「さあ どうぞ」と、実際に食べる形に描かれた絵に、子どもは反応します。味わった経験があってこそ、の絵本です。味を知らない果物には興味を示さないでしょう。いちごなど、同じページばかり見てもよいのです。何回でも「さあ どうぞ」。

◆対象年齢

1歳~

『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』

【2】『じゃあじゃあ びりびり』

まつい のりこ/作・絵 偕成社

◆こんな本

「なんで、こんなに喜ぶの?」と、若き保育者さんの首をかしげさせるほどの人気者は『じゃあじゃあびりびり』。1983年の初版以来、『いないいないばあ』に追随する一冊です。この絵本、2001年の改訂により、通常版から現在の角丸のボードブック版になりました。より乳幼児の発達に寄り添い、読み継がれています。

◆対象年齢

0歳、1歳、2歳

『0・1・2歳児の保育』2016年夏号

【3】『がたん ごとん がたん ごとん』

作・絵:安西水丸 福音館書店

◆こんな本

「がたん ごとん がたん ごとん」は子どもたちの大好きなリズムです。丁寧にテンポよく、はっきり読んであげましょう。貨物列車が線路を走っていきます。乗り込んでくるのは、哺乳びんだったり果物だったり、ネコだったりで統一感がないのだけれど、最後のページで「こうなるのか!」となります。

◆対象年齢

0歳~

『0・1・2歳児の保育』2014年春号

【4】『がたん ごとん がたん ごとん ざぶん ざぶん』

安西水丸/作 福音館書店

◆こんな本

2012年、『がたん ごとん がたん ごとん ざぶん ざぶん』が出版されました。おはなし会でこれを読んでいたとき、「ざぶんざぶん」に9か月の女の子が身を弾ま せてパチンと手をたたき、ケラケラと笑いだしました。そしてそのまま「もっかい!」とばかりに身を弾ませ待ち構えます。そして再び「ざぶんざぶん」でパチン!と笑顔。こんなふうに、子どもたちの「もっかい!」は、声であったり、笑顔であったり、しぐさであったり、さまざまです。これらは良質な絵本と読み手(大人)と聞き手(子ども)、そして落ち着いた空間。このどれもが心地よく組み合わさった瞬間に起きる、サプライズプレゼントなのでしょう。

◆対象年齢

0歳、1歳、2歳

『0・1・2歳児の保育』2016年夏号

教えてくれたのは


児玉ひろ美さん

JPIC読書アドバイザー 台東区立中央図書館非常勤司書。日本全国を飛び回って、絵本や読み聞かせのすばらしさと上手な読み聞かせのアドバイスを、保育者はじめ親子に広めている。鎌倉女子大学短期大学部非常勤講師など、幅広く活躍。近著に『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』(小学館)。

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