小学生の作文おすすめ練習法とは?テーマの決めや文章の組み立て方、原稿用紙のルールを知ろう!

小学校では作文の課題が頻繁に出ます。「何を書いたらいいのかわからない」と、作文を嫌う小学生は多いもの。しかしながらコツをおさえれば、すらすら書けるようになります。この記事では、作文の書き方のコツをご紹介します。まずは、小学生の作文の書き方の基本であるテーマ決め、文章の組み立てを解説。また、原稿用紙の書き方・ルールも確認しましょう。さらに、作文コンクールやおすすめの練習法などもお伝えしていますので、参考にしてみてくださいね。

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小学生の作文の書き方にはコツとは?

小学生の作文の書き方【1】|まずはテーマを決める

作文の「テーマ」に頭を悩ませる子どもはたくさんいます。ですが、テーマを決めるのは作文を書く上で欠かせませんし、まず最初にやることです。ここでは、作文のテーマの決め方のヒントをお教えします。

小学生が書きやすいテーマとは?

小学生が書きやすいジャンルは、「イベント」や「体験」です。いつもと違うことがあれば、書きやすいのです。たとえば、遠足や運動会、夏休みに遠くへ出かけたなどがそれらにあたります。
これらのジャンルは書きやすいのですが、大きなイベントや、普段とは違う体験がないと作文が書けないと思いがちです。ですが、毎日小さなイベントや体験はしているはずなのです。周りを見回してみてください。たとえば、「今日食べたおやつがおいしかった」、「下校中にこんなものを見た」などの小さなイベントや体験でも作文のテーマになります。そういうことにも目を向けて、テーマを探してみましょう。

小学生低学年のテーマの決め方

喜怒哀楽は低学年におすすめのテーマです。なぜかというと、感情をそのまま文章にしやすいからです。たとえば、「うれしかったこと」なら、どのようにして喜んだのか、なぜうれしかったのかを、「怒ったこと」なら、なぜ怒ったのか、どのくらい怒ったのかを書きましょう。書くときは、そのときの気持ちをよく思い出してくださいね。
また、近くにいる「人」のことをテーマにするのも書きやすいでしょう。たとえば、家族や担任の先生、お友だちなどです。それらの人の「なに」を伝えたいかを決めましょう。お母さんの「料理」や、おじいちゃんの「趣味」、お友だちの「すごいところ」などです。

小学生高学年のテーマの決め方

高学年なら、今1番興味があることや、熱中していること、好きなことをテーマにするのをおすすめします。なぜかというと、興味があることや熱中していることは、関心があるので、情報をたくさんもっているからです。たとえば、サッカーやゲーム、お菓子づくりなどでもいいですし、関心のあるニュースでもよいでしょう。好きなことになると、誰でも饒舌になります。それを作文というかたちで、ほかの人に知らせるようにして書くといいですね。

小学生の作文の書き方【2】|文章を組み立てる

文章の組み立て方も作文を難しく感じさせる要因のひとつです。どのように組み立てたらよいのでしょうか。ポイントをお教えします。

起承転結の4つに分ける

作文は、「起承転結」で書くのが基本とよく言われます。4コママンガでもこの起承転結に即したものが多くありますね。起承転結は、
起:はじまり
承:それから
転:ところが
結:最後に
という流れです。起承転結を4つのブロック(段落)に見立てて書くようにしてみましょう。

1つ目のブロック「起」では、書きたいテーマのことを簡単に紹介します。これから、こんな話をしますよ、という感じです。

2つ目のブロック「承」では、「起」で書いた話を進めていきます。テーマに関するトピック(できごとや話題)を書くといいでしょう。

3つ目のブッロック「転」では、テーマに関する意外なことを書いてみましょう。ここで、読む人に「え? そんなことが!」と驚かせるようなことを書くといいですね。

4つ目のブッロック「結」では、今まで書いてきたことをまとめます。このとき、自分の意見や考えを書くと、作文がぐっとよくなります。

序破急の3つに分ける

「序破急」という言葉をご存知ですか。これは、舞楽や能楽の構成の形です。この構成を、作文にも応用することができます。序破急とは、
序:はじめに(導入)
破:展開
急:終わりに(まとめる)
です。「序破急」のメリットは、「起承転結」に比べてコンパクトにまとめることができるところにあります。「起承転結」で構成するのが難しいと感じるのであれば、「序破急」の3つに分けて、作文を書いてみるといいでしょう。

時系列で組み立てよう

時間経過の順に文章を書くのが「時系列」です。時系列なら、文章を組み立てやすく、また、読みやすくなります。
たとえば、
朝はこうだったけれど、お昼はこうなった、学校から帰ったらこうなっていた、夜はどうなるのだろう。
のように、時間の流れに沿って書きます。時系列だと、頭がこんがらがることもなく、順番に書き進めることができるのでおすすめです。

小学生の作文の書き方【3】|原稿用紙の書き方とルール

原稿用紙は縦20文字、横20行の400字詰が一般的です。その原稿用紙に文章を書くときは、いくつかルールがあります。必ず守るようにしましょう。

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原稿用紙の書き方・ルール

題名は2〜3字あけてから

原稿用紙の1行目に題名を書きます。このとき、2〜3字あけてから書き始めましょう。2行目に名前を書きます。名前は、苗字と名前の間を1ます空け、名前の下も1マス空けるようにします。

段落の最初は1文字空ける

段落の最初は必ず1マス空けましょう。段落を変えたときも必ず1マス空けてから、文章を書くようにしてください。

句読点やかっこは、行頭につけない

句読点は、1字として1マス使います。句読点やかっこが行の最初にくるときは、そこに書かず、前の行の最後の文字といっしょに書きます(欄外に書いても問題ありません)。

小学生の作文、書き方のコツ

ここでは、作文の書き方のコツをお教えします。作文コンクールの入賞作品を読むことも、作文上達につながります。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

コンクール入賞作品の例を参考に

作文コンクールの入賞作品には、作文が上手になるヒントがあります。たとえば、「ドラゼミ全国作文コンクール」の入賞作品を読んでみてください。

「ドラゼミ全国作文コンクール」は、国内外のドラゼミ会員の方が応募できる作文コンクールです。毎年テーマが発表され、そのテーマに沿った作文を応募します。ちなみに、2018年のテーマは「大好きな人、尊敬する人、目標としている人」でした。受賞作は、ホームページで読めるようになっているので、どんなふうに構成しているのか、どんな表現をしているのか、題名の付け方などにも注目してみましょう。また、審査員の方の総評も参考になります。

第4回 ドラゼミ全国作文コンクール 結果発表

最初からきれいに書こうとしない

原稿用紙に向かって、最初の行から書こうとしても、なかなかうまくいかないこともあるでしょう。そういうときは、メモ用紙やチラシの裏紙などに、決めたテーマのことについて思ったことや、起こったこと、自分がどのように行動したかなどを短い文章でどんどん書き出していきましょう。

文章を膨らませよう

短い文書を書いたら、それらを膨らましていきます。膨らますときは、どうしてそう思ったのか、なぜそのようなことが起きたのかを思い出して書いていきます。
また、単語に修飾語やオノマトペなどを付け加えると、文章が生き生きしてきます。たとえば、「がははと笑った」、「白い犬」などのように膨らましましょう。

構成を決めよう

ある程度文章を膨らますことができたら、構成を決めます。「起承転結」や「序破急」の構成で書くなら、それらの文章がどの部分に当てはまるかを仲間分けしてみましょう。その仲間をひとつの段落(かたまり)になるように整理します。整理するときは、時系列で整理するとやりやすいでしょう。そして、原稿用紙に、構成の順番に書いていきます。

小学生の作文、おすすめ練習法

作文教室やワークシートを使うと、作文を上達させることができます。また、作文が上達すること請け合いのおすすめの本もご紹介します。

作文教室なら、添削してもらえる!

通信添削、オンラインで作文を学べる教室もあります。教室に通うメリットは、添削してくれることです。作文を添削されることで、どの部分をどのようにしたら作文がよくなるのかがわかります。

主語、術後、修飾語などを理解するなら作文ワークシート

作文ワークシートは、販売されているものもありますし、インターネット上にも無料で使えるものもあります。ワークシートは短い文章を書くことを練習するものが多く、文章の元となる主語、述語、修飾語などを理解するのも助けてくれます。また、語彙も増えるところがポイントです。

15ステップですらすら書ける 出口汪の作文講座(小学館)

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15ステップですらすら書ける 出口汪の作文講座(小学館)

2020年度以降、大学入学共通テストに記述式問題が大幅に導入され、大学の個別試験でも小論文を課す大学が増えていく傾向にあります。高校入試、中学入試でも記述式問題や作文が多く出題されることになります。この本は、それにいち早く備える本です。ポイントは、独自の15ステップで、ひとつひとつじっくりと日本語の規則を身につけながら、論理的な文章を書く練習できること。かわいいパンダ先生と一緒に、学べます。

15ステップですらすら書ける 出口汪の作文講座(小学館)

つらいことから書いてみようか名コラムニストが小学校5年生に語った文章の心得(幻冬舎)

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つらいことから書いてみようか名コラムニストが小学校5年生に語った文章の心得(幻冬舎)

著者の近藤勝重氏は、練馬区の開進第四小学校にて、5年生を相手に文章教室を開いた方です。この本ではその90分の「魔法の授業」を再現しながら、大人向けのさらなる解説も加えた文章読本です。 いい文章とは何か、どうすればいい文章が書けるのか、書くことでどんな変化が起こるのかが、やさしくわかりやすく解説されています。

マンガ・書きたくなる作文教室(PHP研究所)

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マンガ・書きたくなる作文教室(PHP研究所)

小学生むけに作文教室をおこなっている双子の作家かおり&ゆかりさんの本です。なんと教室は半年待ち! そんなお二人が、作文を書くコツをマンガで教えてくれます。
この本のポイントは、文章の構造や作りかたをラーメンに例えて説明しているところです。作文や文章が嫌いな子どもたちも、思わず作文を書きたくなるはず!

作文は、自分の気持ちや考えを丁寧に書けばいい

作文は、「立派なこと、正しいことを書かないといけない」と思っていませんか。作文には間違いはありません。もっと気持ちを楽にして、作文に取り組んでみてください。自分の気持ちや考えを、丁寧に書くだけで、素敵な作文になりますよ。

 

文・構成/HugKum編集部

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