子育てって、分からないことばかりですよね。
中でも、母乳やミルクを飲ませて育てていた赤ちゃんに、今度は「食事を食べさせて」と言われても何をどうしたらいいのか、とまどってしまうはず。そんな時、役に立つのがプロが教えてくれている「離乳食」の本。離乳食の作り方、進め方、コツなどを、分かりやすく解説してくれています。
編集部セレクトの本と、HugKumでも連載を執筆中の離乳食インストラクター・中田馨さんセレクトのおすすめ本をご紹介します。
目次
離乳食づくりの基本が分かる本
まずは、新米ママ&パパにおすすめの離乳食本です。「離乳食の基礎知識」「離乳食レシピ」、忙しいママに向けた「離乳食のフリージング」「離乳食の作り置き」レシピまで様々な角度から書かれた離乳食ブックを、編集部がピックアップしました。
【1】最新決定版『はじめての離乳食』(暮らしの実用シリーズ)1
監修・指導/小池澄子
1,404円(学研)
200ページを超える大充実の情報量(とじ込みシート付き)
離乳食の役割や意味合い、栄養バランスのとり方、調理方法など、離乳食の基礎知識とレシピをまとめた1冊。
月齢別に離乳食を紹介し、簡単に作れるようフリージングや電子レンジ、ベビーフード(BF)を活用した離乳食や大人の料理から取り分けて作れる離乳食など、手間なしテクも満載。初心者の「困った!」と思うことも、「お悩みQ &A」として、まとめてあります。「とじ込みシート」には、一目で分かる月齢別の離乳食の食材の固さ・大きさが分かる一覧を写真で掲載。食べられるもの・食べられないものは「○×方式」で分かりやすくなっています。
★ママパパの口コミ
【2】はじめてママ&パパの離乳食 (実用No.1シリーズ)
監修/上田玲子
1,404円(主婦の友社)
献立例や簡単レシピは300品(切り取って使える便利シート付き)
スタートのおかゆの作り方から、月齢別の進め方や献立例、よく使う食材別のメニューなどをオールカラーで紹介。はじめての離乳食にとまどい乗り越えてきた現役ママ編集者チームが、人気育児誌『Baby-mo』読者の疑問や悩みの声を集めて、知っておきたい「基本」を完全網羅。
「切り取って使える便利シート」は、「時期別・1回あたりの食べる量・早わかりシート」&「食べていいもの・悪いものオールガイド」 が掲載されています。
【3】初めてママ&パパのための『365日の離乳食カレンダー』
監修/太田百合子
1,296円(ベネッセ・ムックたまひよブックス)
「カレンダー式」に離乳食の献立を紹介(チェック表・二次元コード付き)
離乳食の基礎知識や作り方、献立を「カレンダー式」にまとめてあります。カレンダー式だから、離乳食開始の5,6カ月ごろから1才~1才6カ月ごろまでの約365日、毎日使え日々の献立はマネするだけなので、迷うこともありません。
「チェック表」は、食べていいもの・ダメなものが一覧表になっています。「二次元コード」をスマホで読み込むと、動画で作り方を見ることもでき、便利。
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【4】改訂版 食物アレルギーをこわがらない! はじめての離乳食
監修/伊藤 浩明
監修/上田 玲子
1,320円(主婦の友社)
わかりやすく大好評な離乳食本の改訂新版
卵、乳製品、肉、魚介類などの気になる食品の「食べていい・悪い」を詳しく解説。「卵を食べるから食物アレルギーになると思うのはカン違い」「アレルギーを悪化させないために湿疹を治すことが大切」など、はじめての離乳食にも安心なアドバイスを収録。離乳食の下ごしらえのコツやレシピも満載の、最新アレルギーガイドライン&授乳・離乳支援ガイドです。
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【5】最新版らくらくあんしん離乳食 (よくわかる)
監修・指導/小池 澄子
料理/検見﨑 聡美
1,430円(学研プラス)
発達月齢別のレシピを345点収録
赤ちゃんの成長に合わせた「うちの子に必要な」メニューがすぐにわかり、すぐに作れる愛情たっぷりのレシピを345点収録。大事なところにはアンダーラインを引いてまとめてあるのでわかりやすく、赤ちゃんに食べさせやすくする方法や、下ごしらえの手間を省くなどの裏ワザも収録しているので離乳食をマスターできる1冊です!
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「冷凍」や「作り置き」テクニックが分かる本
続いて、忙しいママ&パパに、ぴったりの離乳食本を編集部から紹介します。掲載されている「離乳食レシピ」は、毎日、作らなくても週末にまとめてフリージングし、当日レンジでチンすれば、OKのものばかり。
【1】『フリージングで作りおき離乳食』
著書/松尾 みゆき
1,188円(新星出版社)
「離乳食フリージング」テクが満載
5カ月~1歳6カ月まで使える、冷凍保存テクをフル活用した離乳食レシピ。類書と決定的に異なるのは、1日2~3食になる離乳食中期・後期にも完全対応したレシピであること。週のはじめに冷凍ストックを作れば、朝・昼・晩の赤ちゃんの1週間分のごはんが、レンチンで作れます。大きな写真、大きなアイコンでかわいく、見やすいのも特徴!
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【2】忙しいママ&パパのための『フリージング離乳食』
監修/太田百合子
1,080円(ベネッセ・ムック たまひよブックス)
1週間分「まとめて作りおき」アイデア(チェック表・二次元コード付き)
5カ月から1才半ごろまでの離乳食を、1週間の献立で紹介。マネするだけで栄養バランスのとれた離乳食が簡単に作れます。毎日の調理の手間が省ける上、必要なときに小分けで使え、バリエーションも豊富。離乳食作りの負担がグッと軽くなります。
「チェック表」は、食べていいもの・ダメなものが一覧表になっています。「二次元コード」をスマホで読み込むと、動画で作り方を見ることもでき、便利。
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【3】まとめて冷凍! →アレンジするだけ! 『スグでき! 離乳食アイデアBOOK』
監修/太田百合子
1,080円(ナツメ社)
毎日の離乳食作りをできるだけカンタンに
離乳食について、分かりやすく紹介。レシピは、週末にまとめてフリージングし、当日レンジでチンすれば、すぐ完成するものばかり。また、 献立はカレンダー方式で紹介しており、考える必要がありません。そのまま作れば、栄養もバッチリ。もちろん、赤ちゃんの発達に合わせた離乳食を作ることが大前提なので、月齢ごとの離乳食作りのポイントや、栄養バランスのことなど、「離乳食の基本」もしっかり解説。初めて離乳食を作る人でも安心です。
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【4】『ママ がんばらないで 離乳食』
著者/森崎友紀
1,296円(トランスワールドジャパン)
離乳食に関するママの3大悩みを解決
初めての育児は分からないことがばかり。それに加えて 離乳食も始まると、ますます悩みが増えるばかり。 「食べてくれない」「手が回らない」「栄養足りてる?」 とママたちの「3大お悩み」を解決する、フリージング&レンチンで手間をかけずに愛情たっぷりの離乳食ができる、がんばらない離乳食を紹介しています。
頑張らなくても大丈夫!と背中を押してくれる本
編集部ではこんな本もチョイス。「離乳食は、手作りにこだわる必要なし」と教えてくれている、小児科医のママが著者の本です。料理が苦手なママの心強い味方になること間違いなしの離乳食本。
【1】小児科医のママが教える『離乳食は作らなくてもいいんです。』
著者/工藤紀子
1,404円(時事通信社)
小児科医の論理的なアドバイスで離乳食手作りから解放
離乳食の時期は、疲れもイライラもマックスになる時期。そんな大変な時期に、さらに大変な思いをして離乳食を手作りしなくてもいいんです! 離乳食作りから解放されれば、ママの笑顔が増えます。ママの笑顔が増えれば、子どもはもっと笑うようになり、夜もよく眠るようになります。
実は、手作りの離乳食は、栄養面が不足していることもあるんです。市販のベビーフードを上手に活用し、栄養が満たされれば情緒が安定しやすくなり、元気で賢い子が育ちます。
★ママパパの口コミ
月齢が進んだら読む離乳食本
編集部セレクトの最後は、こちら。離乳食に慣れてきたら、試してほしいのが、大人のごはんから取り分けて作る離乳食作り。「取り分け離乳食」とは、大人の料理を作る途中で味つけをする前に、食材を取り出し赤ちゃんの月齢に合わせた離乳食に変身させること。時短にもなりますし、同じ食材を食べることができるので赤ちゃんも喜んで食べてくれるはず。
【1】『おとなごはんと一緒に作る あかちゃんごはん』
レシピ/フードコーディネーター高橋若奈
編集/現役ママの編集チーム「まちとこ」
1,404円(日東書院本社)
離乳食は大人ごはんにつながるもの
本書は、乳幼児のママたちのチームが助産婦の高木先生の指導のもとで作成。「離乳食って難しくない! わざわざ赤ちゃんのために離乳食フルコースを作る必要なんてない!」と自分たちの経験で気づいたことを、これから離乳食を迎える赤ちゃんのママたちに伝えたいという思いから誕生。“大人のごはんから食べられるものを取り分ける”と赤ちゃんも大喜び。簡単でおいしいレシピをたくさん紹介しています。
【2】赤ちゃんもママもうれしい『とりわけ ごはん』
著者/熊谷しのぶ
1,620円(北海道新聞社)
札幌の人気子連れカフェのオーナーが伝授
「Pop Spoon Cafe」を主宰する著者による時短・アイデアレシピ集。大人と赤ちゃん、キッズメニューがいっぺんにできる「とりわけ」、ベースの1品をアレンジする「作り置き」、困った時に役立つ「お助け」、時短がうれしい「特急レシピ」など、しあわせな食卓づくりを応援する全45品を紹介。ポイントが「メモ」立てしてあるので、迷うこともありません。
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【3】和の離乳食 本物の味を赤ちゃんから(NHKすくすくネットワーク)
著者/
1,620円(NHK出版)
日本料理店「分とく山」の料理長の離乳食本!
食材は、それぞれ個性的で、自然の恵みにあふれたおいしさがあると、「同じ素材で、大人も赤ちゃんも楽しめる食卓作り」をテーマに掲載。食材のおいしさを次の世代に伝える、離乳食の数々を紹介しています。
離乳食インストラクターおすすめの本
HugKumでも連載を執筆中の離乳食インストラクターの中田馨さんが、ご自身のお子さんの離乳食の時に、参考にした本をご紹介します。「多くの情報が書かれていてページ数が多く、写真やイラストでの説明もあり、パッと見てすぐ分かる点を重視して選びました」と教えてくれました。
【1】いちばんやさしい『きほんの離乳食』 (はじめてBOOKS)
料理/新原恵子
1,404円(成美堂出版)
病気や食物アレルギーなどの離乳食レシピも(らくらくフリージング離乳食BOOK付き)
誰でも短時間に作れる簡単レシピや大人の食事からの取り分け、ベビーフードを利用したメニューなど、アイデア豊富な離乳食レシピをたくさん紹介。
また、病気や食物アレルギーなどの特別に配慮を必要とする食事も丁寧に示し、さらに、離乳食がマンネリ化しないように、アレンジレシピもあわせて掲載されています。
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【2】赤ちゃんとお母さんのための『おいしい離乳食』 (池田書店の妊娠・出産・育児シリーズ)
監修/堤ちはる
1,404円(池田書店)
「主食」「主菜」「副菜」別で、献立作りが簡単!
5~6か月頃、7~8か月頃、9~11か月頃、1歳~1歳半頃と月例で解説し、「幼児食の進め方」や「おやつの食べ方」、「基本のおかゆ・だし基本の調理法」など基礎を分かりやすく説明。
また、「主食」「主菜」「副菜」と離乳食レシピを紹介してくれているので、献立が立てやすいところも魅力。「離乳食の気がかり」として、「離乳食のQ&A」「食物アレルギー」「歯の成長とケア」「具合が悪いときは」なども掲載されているので、初心者ママの困ったも網羅されています。
★ママパパの口コミ
【3】世界一簡単な『赤ちゃんごはん』 離乳食の手間、困ったがなくなる!!
1,296円(主婦と生活社)
大人ごはんから食卓でそのまま取り分けられて簡単!おいしい!
出産から育児・食事まで一貫したナチュラルケアが人気を集める「松が丘助産院」の提案する赤ちゃんごはん。(1)大人ごはんから食卓でそのまま取り分けらる。(2)元気で落ち着いた子になる。(3)おっぱいがおいしくなる。(4)家族全員が健康になる。といいことだらけ。何より、油や砂糖を使わず、薄味で仕上げるため、野菜がもつうま味が味わえるため、大人も赤ちゃんもおいしく食べられます。
たくさんのお母さんたちをサポートしてきた「松が丘助産院」院長・宗先生による離乳食や子育てが楽しくなる知恵やアイディア、先輩ママからのアドバイスなども満載で、離乳食作りのプレッシャーから解放される1冊です。
【4】簡単なのにちゃんとおいしい!『おとなごはんと一緒に作れる、9ヵ月からの離乳食』 スプーンセット
1,636円(河出書房新社)
「カミカミ期」頃からの簡単離乳食レシピ集
固形物も食べられるようになってからの簡単離乳食レシピ集。家族のごはんと一緒に作れる手軽さに加え、栄養バランスを考えた朝昼晩のメニュー構成だから安心&ヘルシー!
★ママパパの口コミ
お気に入りの「離乳食本」を見つけよう!
「離乳食本」が、手元にあると「基礎知識」や「困ったとき」に役に立つはず。お気に入りの1冊を見つけて、安心して離乳食をスタートしてくださいね。お気に入りの「離乳食本」は、出産祝いのプレゼントにも最適。赤ちゃん用の食器と一緒にプレゼントしたら、とても喜ばれそうです。
文・構成/HugKum編集部
編集部おすすめ!「bebemeshi for family」おそとごはん(たべるとくらすと)
忙しいときや外出のときに便利!無農薬・減農薬栽培、有機栽培の野菜と、国産のお魚、宮崎県の鶏ささみを中心に使用したこだわりの無添加離乳食。味付けは一切せず、丁寧にとった出汁の旨味を大切にしているママにもベビーにもやさしい&おいしい離乳食です。7ヶ月、9ヶ月、12ヶ月と赤ちゃんの成長に合わせて選んで。ギフトセットもありプレゼントにもおすすめ!