【体験レポ】帰りたくないほど楽しい!レゴ®スクールのプログラミングは、正解がないから豊かな感性がめばえる

「遊びながらプログラミングが学べる」教室は増えていますが、特に人気なのが、レゴ®︎ブロックを使ったプログラム。今回は、レゴ®︎スクールの体験レッスンに参加してきた様子をお届けします!

レゴ®ブロックで学べるプログラミング

レゴ®スクールでのレゴ®ブロックを使った小1以上向けのプログラミングレッスンで制作した乗り物。

小一の娘にプログラミングを学ばせたいと思っていたところ、レゴ®ブロックで遊びながら学べるレゴ®スクールがあるということで授業を体験してきました。

今回体験したレゴ® エデュケーションでは、「目的のある遊び」とハンズオンの体験型学習を通して、STEAM知識を習得できるプログラムが用意されています。

※STEAM教育とは、Science (科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts( 言語、歴史、地理、芸術など)、​Math (数学)の頭文字で、教科横断型学習を意味します。

年齢別の発達に合わせたカリキュラム

教材は、年齢別に分かれています。

プログラミングのクラスは3歳から。実際にタブレットと連動したプログラミングは5歳から始まり、小学二年生以上のクラスでプログラミングアプリのScratchを使ってロボットを制作します。年齢別に細かく分かれていて、子どもたちの成長に寄り添ったプログラムになっています。

上の教材の写真は、黄色の箱がプログラミング教材です。青色の箱は物理学を重点に置いた教材です。中でも、小2以上の教材は空気力学などを使い、穴のあるペグという細かいパーツが含まれ、より複雑な構造を制作することが可能になります。

遊園地の遊具の組み立てにチャレンジ

少人数制のレッスン(小1は定員が8名)。教えるというより一緒に楽しむ姿勢が子どもたちを夢中にさせています。(今回は取材の為、個別指導で、特別に室内を撮影させて頂きました。通常保護者は教室の外からの見学となります。)

今回は、小学一年生以上 の「インベスティゲーター」という授業を体験しました。小学一年生は社会とのつながりを強く意識し始める学年。新しい世界に踏み出したばかりの子どもたちにピッタリの、達成感を刺激する学習要素を取り入れたレッスンを展開しているそうです。

内容は「テック スポーツ シティ」というプログラム作成とモデル製作を行いながら、コンピュータサイエンスを理解するというもの。観覧車などの遊園地の遊具を数パターン組み立てる夏の新作プログラムを体験しました。

間違えても大丈夫!

色別に分かれていて小さなお子さんでも分かりやすい教材のレゴ®ブロック。

絵は大好きなのですが、レゴ®などのブロックを使って立体的なものを組み立てる遊びにはあまり慣れていない娘。初めはどうするか分からず戸惑っています。

真面目で完璧主義の娘は間違えることを怖がります。できるようになるまでコツコツ積み上げていく姿勢は彼女の強みなのですが、失敗を恐れて尻込みしてしまうことも。

担当のインストラクターはそんな娘に優しく接し、答えを見出せるきっかけを与えていきます。遊びを通して学んでいくので「間違えても大丈夫!」と間違いを失敗とは感じさせない声かけをしてくれます。正解はすぐには出ないのですが、癇癪を起こすことなく、自分で発見する楽しさを覚えたようで、すぐに夢中になって組み立てていきました。

正解のないやりとりから学ぶ

車椅子に乗ったミニフィギュア。レゴ®ブロックを通して多様性に触れることができます。

プログラミング以外にも物理、空間、数学的な学びも多く入っています。今回、遊園地の乗り物を使ったのですが、自分でレゴ®ブロックを使い組み立てる事で構造を理解することができます。

また、登場人物は、背の高い子、小さな子、車椅子に座った子もいて、それぞれのストーリーに注目することで、多様性についても考えを巡らせる機会になります。

授業の中には「支点」や「重心」など数学や物理の少し難しい言葉も含まれ、自然と語彙力も身に付きます。また、先生の質問には「Yes」か「No」で答えられるものだけではありません。「オープンエンド方式」で正解のない答えのやり取りの中で豊かな感性が芽生えていくように感じました。

帰りたくない楽しさ!

最後に保護者に向けて今日習ったことをプレゼンテーションします。

今回は体験レッスンという事で、50分の予定だったのですが、帰りたくないというのをまた来るからとなだめてようやく終了。時間を忘れて夢中になって取り組んでいました。

何歳からがオススメ?

プログラミングでブロックが好きな色に光が点灯するようになります。

小学1年生でプログラミングを始めるのは少し早いかなと思ったのですが、実際体験してみると、もう少し早く来ればよかったと思うほどでした。というのも、小学一年生くらいになると思考力は高くなりますが、「答え」を求めて失敗を恐れるようになってしまうそうです。年齢が幼いほど純粋に遊びを楽しみ、より自由な発想が生まれるとのこと。3歳から4歳の年少、年中からがスタート時期としては理想だそうです

気になる費用

六本木ヒルズスクールの教室内。6名から8名までの少人数制のクラス。

気になる費用ですが、初期費用として教材(レゴ®ブロック+テキスト代)、入会金、月謝、施設料がかかります。教材費が高額には感じられますが、兄弟で使う場合は、ブロック教材はシェアできるとのこと。また、教材はスクールオリジナルで他店では手に入らないので、レゴ®ファンにはたまらないと思います。

  • <六本木スクールの料金の目安>
  • 入会金:2万円
  • 月謝:9,300〜14,300円
  • 施設料:1000円
  • 時間:50〜90分
  • 回数:月2〜4回(学年により異なる)

一年通ったと仮定して、費用を1ヶ月ごとに割って換算すると約1万円〜2万円以上になります。(*スクールにより異なります。)

サマースクールだけの参加も可能

正式な入会は迷っているという方には、夏に単発のサマースクールもあります。入会金が無料になるキャンペーンもあるので、興味のある方はぜひ単発のサマースクールを体験してみるのもおすすめです。夏の自由研究として取り組むこともできるので、上手に活用してみてくださいね。

遊びを通して学べるユニークさが魅力

ピンクのスティックなど子どもが喜ぶ可愛らしいアイテムもあります。

レゴ®スクールは男女関係なく楽しめるというのも素晴らしい点です。基本的には男女の偏りのないデザインですが、魔法のスティックなど可愛いパーツもあって娘も楽しんでいました。

遊びを通して学ぶということで、失敗しても楽しい!と思えること、また試行錯誤をしやすい教材という点がレゴの魅力。他では学ぶことのできないユニークなプログラムであることは間違いないので、ぜひ、一度、体験レッスンを受けてみてはいかがでしょうか。

レゴ®スクール

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文・写真/Rina Ota

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