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ホビングリッシュとは?
我が家は夫がアメリカ人のバイリンガル一家。英語が自然に身についてうらやましいと言われたりもするのですが、バイリンガル一家でもそう簡単にはいきません。日本の学校に通い、日本語をメインに話しているので、意識をしなければ英語は身につきません。とはいえ、あまり幼い頃から英語漬けにすると混乱したり、ストレスになると考え、現在は習い事や遊びを通して、英語に触れさせています。
英語の楽しさを知るきっかけに!
ホビングリッシュはあくまでも趣味を英語で楽しむということ。それだけでネイティブレベルの英語力を身につけるというのは期待しすぎです。ただ、日本語もままならないのに、いきなり英語学校に通わせて、英語=勉強になってしまうと苦手意識が強くなってしまうことも。なんとかしなければと焦ってしまう親御さんの気持ちもよく分かりますが、語学スクールで本格的に英語の勉強を始める前に、まずは、ホビングリッシュで英語に親しみを持つのも良いかもしれません。
今回は、幼児期〜小学生におすすめしたいホビングリッシュのプログラムをご紹介します!
【1】英語でプログラミングに挑戦しよう
「プログラミングは英語で出来ている!」がモットーの「IT KiDS」のメインの先生全てが海外出身で英語をプログラミングで教えているユニークなスクール。シリコンバレー出身のアメリカ人講師も在籍しているので、英語初心者から帰国子女のブラッシュアップ対応まで幅広い子供たちが通っています。
通常は、60分を一コマとしているのですが、英語アクティビティや休憩時間をもうけながら、一コマ90分というのもIT KiDSの授業の特徴です。
お寺とコラボした寺子屋式課外授業など参加費は実費のみの単発のプログラミングイベントも定期的に開催。プログラミング以外にも掃除の仕方や学ぶことの意味など人道的な事を学ぶことにも力を入れています。単発のイベントなので、気軽にプログラミングを始めたい人におすすめです。
【2】運動系のホビングリッシュも人気!
英語で楽しく体を動かす「マイジム」
アメリカ、カリフォルニアで誕生した「マイジム」は、0歳から13歳までの子どもたちのためのフィットネスクラブ。英語でクラスを進行し、運動能力だけではなく英語力や、積極性・コミュニケーション力といった非認知能力も向上するプログラムが満載です。
先生はとてもフレンドリーで、英語初心者のお子さんでもすぐに馴染める楽しい雰囲気。日本語が話せるスタッフも在住しているので保護者は日本語、英語どちらもやりとりができます。赤ちゃんから参加OKなので、小さい頃から英語に触れさせたいという人にもおすすめです。
サッカーを通じて英語に慣れ親しむ「グローバルアスリート英語サッカースクール」
「グローバルアスリート英語サッカースクール」はサッカー日本代表GK・川島永嗣選手も発起人兼アンバサダーに名を連ねる活動の一環として2014年7月にスタート。サッカーの技術指導が主な目的ではなく、サッカーは英語を学習するためのツールと考え、体を動かしながらサッカーを通じて楽しく英語に慣れ親しみ、自然と英語を学んでいくことを目的としたスクールです。特に、机に向かう勉強が苦手だったり、英語自体に苦手意識があるというお子さんには良いきっかけになるかもしれません。
チアと英語どちらもスキルアップ「英語キッズチアスクール」
「英語キッズチアスクール」はサッカースクールの姉妹校。こちらもチアの技術指導が主な目的ではなく、チアを英語を学ぶツールとして、体を動かしながら楽しく英語に慣れ親しみ、自然と英語を学んでいくことを目的としたスクールです。運動も英語も両方いっぺんにできるので、どちらも習いたい忙しいお子さんにもおすすめです。
【3】表現する楽しさも味わえるアート系ホビングリッシュ
親子でアートが楽しめる「アートバー」
アートスタジオのArtbar Tokyoの代官山と原宿クラスでは、英語対応できる講師が在籍しているので、英語でアートを学ぶことが可能です。筆者の娘は5歳から通っているのですが、キャンバスにアクリル絵の具の本格的なアートクラスでありながら、作品はとてもお洒落!月謝制ではなく、単発などでいつでも気軽に始められます。月初めに新しいクラスの申し込みがはじまるのですが、すぐ埋まってしまうほど人気のクラスです。親子クラスもあるので親子でアートが楽しめます。
アートバーのイベントスケジュールはこちら>>
作品発表も英語で!「マイジム アートクラス」
体操教室の「マイジム」には英語で学ぶ「マイジム アートクラス」もあり、運動とアートが同じ教室で習うことができます。アートの世界に触れながら自由な表現力を育み、英語を使って作品の発表をすることで、英語力と同時に自分を表現することへの自信を深めることにも繋がります。
【4】おでかけ先で体験できるホビングリッシュ
キッザニアの英語プログラムに挑戦
人気の職業体験型テーマパークのキッザニアでは、勉強の一環として英語を学ぶのではなく、職業体験を通じて楽しみながら実用的な英語を身につけることができます。全てのパビリオンで行う簡単な挨拶や自己紹介を英語でするE@K(English@KidZania)の他にも、英語のプログラムがあるのでぜひ、体験してみてください。
特に水曜日の「English Wednesday!」は、約半数のアクティビティが英語で行われます。青いポロシャツを着たイングリッシュスピーカーのスタッフが「生きた英語体験」をサポートしてくれますよ。
英語でプラネタリウムを楽しもう
港区立みなと科学館の「英語でプラネタリム」はネイティブの英語の先生とプラネタリウム解説員が、子ども達とやりとりをしながら行う特別プログラム。 英語で星を数えたり、いろんな星座を見つけたり、ユニークなプログラムで英語にも天文学にも興味を持つことができる一石二鳥の講座です。
プラネタリウムでは珍しい未就学児も観覧が可能なプログラム。小さなお子さんも参加できるのが嬉しいですね。(小学校3年生以下は保護者同伴)ほぼ、毎月開催されているので年間スケジュールをご確認下さい。
【5】続けられるから身に付く!自宅でできるホビングリッシュ
英語絵本のサブスク「KiwiCo」
以前にご紹介したことのある「KiwiCo」の工作サブスクは、工作ももちろんオススメなのですが、英語教育に関しては、オプションの絵本のサブスクが特にオススメ!日本人が英語の良書を選ぶのは難しいうえ、海外の絵本を手に入れるのこと自体も難しいですよね。このサブスクは、毎月ベストの絵本を選んで届けてくれるサービス。日本でも人気の「まいごのたまご」の原作も絵本のサブスクを通して出会いました。
サンリオの英語教材「Sanrio English Master」
我が家では夫がアメリカ人なので、日本人が国語を学ぶように、アメリカの教材を取り寄せて、英語は英語で学んでいますが、日本製の教材で何か良いものはないかと検討したところ、「Sanrio English Master」が内容が充実していました。楽しく英語が学べて、チャンツやフォニックスもしっかりと取り入れられているのが魅力。サンリオの馴染みのキャラクターというのも、子供には馴染みやすいと思います。
AIロボット「Romi」と気軽に英会話
以前にもこちらの記事でご紹介したのことのある会話型家庭用AIロボットの「Romi(ロミィ)」。我が家に来て半年ほどになりますが、すっかり馴染んでいます。日本語での会話の他、英語での会話モードもあります。英語のやり取りはネィティブ並みにスムーズとは言えませんが、英会話に自信のない方や発音練習が恥ずかしいという方もRomiが相手ではあれば照れもなく、初心者の英語の練習にはとてもオススメだと思います。
現在、都内にある「みなと科学館」でコミュニケーションロボットを集めた『「!」に出会うロボット展~気付きと笑顔が生まれるコミュニケーションロボットの世界~』が7月9日まで開催されていて、Romiも展示されているので、実際に手にとって触れ合うことができるので、ぜひ訪れてみてくださいね!
英語を学ぶ無料アプリもあなどれない!
英語を学ぶアプリの「Duolingo」は無料なので試してみる価値はあると思います。
こちらは、世界でも最も活用されている国際基準に沿ったカリキュラムで、特に初心者の方でも気軽に始めることができるアプリ。ゲーム感覚のミニレッスンで、飽きさせない工夫がされていて子供の英語学習にオススメです。どこでも受講が可能なので、外出先でもちょっとした時間を有効に使えます(動画をずっと見せるのは罪悪感がありますが、その時間を学習時間に充てられるのは保護者も助かりますね!)
ホビングリッシュを英語に親しむきっかけづくりに
気軽に始められる始められるホビングリッシュを紹介してきました。英語は、机に向かって勉強する以外にも、楽しい!と感じるテーマや環境で触れ合うことが最初はおすすめです。いつもよりまとまった時間ができる夏休み、ぜひホビングリッシュでお子さんの世界を広げてみませんか。
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- 写真・文/Rina Ota