YouTube登録者41万人『へんないきものチャンネル』の作者ろうさん「幼少期から図鑑をじーっとながめていた」。学べる動画で駆け込み自由研究もできる!

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2020年に発売し、子どもから大人気!ロングセラーとなっている、生き物図鑑『キモイけど実はイイやつなんです』。この本がハダカデバネズミの魅力を倍増させたことは間違いありません。この作者ろうさんはへんないきものチャンネルを運営し、たくさんの生き物の魅力を配信してくれています。自由研究のヒントもいっぱいですよ!

作者のろうさんが運営する、YouTubeの大人気チャンネル『へんないきものチャンネル』は、最新のおもしろい生きもの、話題の生きものなど、子どもたちが楽しく学べるチャンネルです。

図鑑と、YouTubeの動画で、お子さんの好きな生きものを見つけて、自由研究にするのはいかがでしょう?自宅から出かけなくても、ワクワクできる動画がたくさん!チャンネル運営をする ろうさんのこだわりの動画をヒントに自由研究のタネを探してみませんか?

キモイけど実はイイヤツ。怖いのに何だかかわいく思えてきちゃう生きもの図鑑

2020年に発売したこちらの本は、学校の図書館でも大人気、子どもも大人も楽しく読める生きもの図鑑です。見開きごとに、かわいくリアルなイラストで個性的な生きものがたくさん紹介されています。

裸で出っ歯でブサイクなハダカデバネズミ、吸血鬼みたいにぶきみなナミチスイコウモリ、ホルモンのようにグロテスクなシワヒモムシなど、珍しくて面白い生きものが勢揃い!

見開き毎に面白い生きものが登場!

かわいくリアルなイラストは子どもにもわかりやすく、興味をかきたててくれます。へんないきものチャンネルに登場している、きつねさんとたぬきさんも登場。気になった生きものを詳しくYouTubeで見てみましょう。もちろん、動画から入ったお子さんも本を楽しめます。

へんないきものチャンネルを盛り上げるのは きつねさんとたぬきさん

2人?のゆるいやりとりがまた楽しい!きつねさんとたぬきさんは、本でも動画でも大活躍です。

きつねさん

たぬきさん

自由研究におすすめ!身近な生きものや植物、動画のおすすめはこちら

あと一日しかない!という緊急事態の自由研究も動画でバッチリ。子どもに身近な生きものや植物、知っている動物、もしくは子どもが大好きな「最強」「レア」生きものなどをテーマにセレクトすると、やる気も倍増します。我が家でも身近なたぬきの自由研究に取り組みました。動画で学び、図鑑やインターネットで、情報や気になったことをリサーチ、たぬきのイラストを描いてみたりと、一気に自由研究が進みました。「YouTubeを見ていいよ」という魔法の言葉のおかげ?やる気もUPして自然に探求学習ができました。

公園などでも服にくっつく、オナモミの秘密は?

意外と身近に感じている「たぬき」はレアな生きものだった?!

最強!というワードに弱いお子さんにおすすめの動画はこちら!

へんないきものチャンネルを運営 ろうさんってどんな人?

たぬきさんときつねさんが登場するへんないきものチャンネル、運営者のろうさんってどんな人?インタビューをお願いし、さまざまなお話を伺いました。

――いつから生き物が好きですか?チャンネルはどのようなきっかけでスタートされたのでしょうか。

物心ついたときには好きだったと思います。
といっても昆虫採集に出たり犬や猫とベタベタ触れ合うようなタイプではなく、図鑑の写真をじーっと見て静かに知識を深めるタイプでした。生き物系で活動しているため生き物とべったりな人物を想像されるのですが、実は虫を触るのも動物を撫でるのも苦手だったりします(笑)

ただ、生き物の種類の多さや生態の面白さなどの魅力は嘘偽りなく「好き」でした。専攻分野や前職などは特に生き物に関係のない職種でしたが、大人になってからも変わった生き物について趣味で調べる事が多く、こんな面白い生き物がいるんだよ!と、自分の「好き」を発信する手段として動画投稿を始めたのが始まりでした。

――ろうさんが小さなころ、どんなお子さんでしたか?

図鑑を静かに見ているような子どもだったので、引っ込み思案で内向的なタイプでしたね。
広い公園に行っても走り回ったり遊具で遊ぶよりも、隅っこで木の下のアリの巣や行列を眺めていました。

人に迷惑をかけるようなタイプではなかったのですが、実は中学以降不登校気味になり、半分以上欠席したり、そういった面では親に迷惑をかけてしまいました。
その間、自宅でパソコンを触る趣味の一環で動画編集や画像編集など、いろんなソフトを使っていた経験が幸いにも今の自分のスキルとなっています。

――ご家族は生きもの好きでしたか?

母親は田舎出身で生きもの好き、父親はやや虫嫌い。自分は3人兄弟の次男でしたが、兄や弟の方がややアクティブなタイプでした。
小さい頃は気づいた時には色んな絵本にはじまり、図鑑などが身近にあった気がします。
動物園や水族館にもよく行っていた記憶があるので、生きものを観察する楽しさはその頃に気づいたのかもしれません。

――ろうさんのチャンネルは、解説がゆっくりとわかりやすく、安心して子どもに見せられます。動画を編集するうえでのこだわり、注意していることはなんでしょうか?

生きものは歳や性別を問わず身近に触れ合える存在です。
うちのチャンネルの視聴者さんも下は小学生、上は60代以上など幅広いため、小さいお子さんでも分かりやすい表現、親御さんが見ても安心できる言葉遣い、大人でも楽しめる新たな学びの3つを意識して動画を制作しています。
私も2歳の息子がいるので痛感しているのですが、育児とYouTubeは切っても切り離せない存在であり、言葉遣いが汚い動画は見せたくないという親心も理解しています。
チャンネル開設当初から「蔑称を使わない」「差別的な表現をしない」「人を不快にさせない」などの言い回しにはとても気を配っています。

へんないきものチャンネル© おだやかな口調でゆっくり説明してくれるのでわかりやすい!

――普段はどのように生きもの情報を仕入れているのでしょうか?フィールドワークはどれくらいしていらっしゃいますか?

主に本や論文、気になったニュースなどから生きものの情報を仕入れています。
ネット上には個人の方がまとめた情報などもたくさんあるのですが、できるだけ正確性を担保するために一次情報などを調べて裏取りをしながら情報を整理しています。
他の生きもの系YouTuberさんと違い、紙芝居のような形式で解説をしているのでフィールドワークに行くことは少なく、図書館や博物館で資料を探すことが多いですね!

――今一番好きな生きものはなんですか?

今も昔も好きなのは、ニュージーランドに生息している「カカポ」という大型の鳥ですね。
体長60センチとかなり大型の鳥ですが、長年天敵の居ない島で暮らした結果飛べなくなり、警戒心がゼロになってしましました。
それにより、人を見つけても求愛をするという無防備っぷりで、人間が島に持ち込んだ犬や猫などによって数を減らしました。
一時は50羽まで激減したのですがその愛らしさによって保護が進み現在は300羽ほどまで数が増えました。野生とは思えない無防備さで好きになるお子さんもいるんじゃないかなと思います。

ろうさんが今一番好きないきもの「カカポ」はこちら。面白い生態に夢中に!

また、100℃の高温から絶対零度、真空から75000気圧、宇宙に放り出されても死なない最強生物「クマムシ」も人気です。
最強というのは子どもたちにとって夢中になるワードであり、僕自身もこのクマムシから生き物に深く興味を持ったので、ぜひ教えてみて下さい。どちらもうちのチャンネルで紹介していますよ!

――ろうさんが生き物に興味を持ったきっかけ「クマムシ」はこちら

――最近の子どもたちは、自然で遊ぶ機会が減っていますが、へんないきものチャンネル、本を通してファミリーに伝えたいメッセージをお願いします!

危険や対策を知って、楽しみながら遊ぶ

最近では夏場は熱中症や水難事故などあり、子を持つ親としては危険な場所で遊ばせたくないという気持ちがあると思います。
そんな場合「◯◯には行っちゃダメだよ」と単に行動を制限するのではなく、なぜ危険か、どう対策すべきかなどを親御さんも一緒になって調べて学び、足を運んで、楽しさとリスクを共有することが大事だと思います。

自然や生き物を大切にする心を育むためには親の姿勢が大事

フィールドワークを一緒にする時も、虫が近づいてきて闇雲に「危ない!」と反応するのは危険です。
お子さんは親の反応などをとてもよく観察しているので、親が慌てたり怒った反応をすると「虫=危険なもの」と刷り込まれて恐怖を感じてしまい、生き物と触れ合う機会を奪うことに繋がりかねません。
「刺されるかも」「毒を持っているかも」という不安もすぐに子どもたちに伝染します。

現代は都市化により身の回りに緑が少なくなり、特に自然と触れ合う機会が減っています。
お子さんの自然や生き物を愛する慈愛の心を育みたいと考えているのであれば、親御さん自身も生き物の知識を身に着け、興味を持つ姿勢を子どもたちに示していくことが大事だと私は考えています。

パパクリエイターだからこそ、安心の動画&子どももわかりやすい表現が魅力

ろうさんは、お子さんがいるパパということもあり、子どもが見ても安心な動画づくりを意識されていました!

我が家でも、へんないきものチャンネルは大人気。どの動画も安心、尚且つ子どもも大人も気になる新しい情報だらけなので、ついつい見ています。動物の小ネタを仕入れた息子は得意げに私にトリビアを紹介してくれます。図鑑だけではなかなか興味を持てないお子さんも動画をきっかけに魅力にドはまり!ということもあるのでぜひご覧くださいね。

 

 

作・ろう|角川書店|1210円

キモイしコワイのに何故か愛おしくなってくる! 驚きのキモカワ生物大集合
見た目がへんな生きもの大集合!総視聴回数1億5千万回のユーチューブチャンネル「へんないきものチャンネル」が、新登場の生きものも加え、図鑑になって1冊に。
気持ち悪い見た目に引いてしまわず、それぞれの生き物にじっくり目を向けると、すごい能力や一面を持っていることがわかるよ!!
動画チャンネルの人気キャラクター、きつねさんとたぬきさんのコンビも登場。子どもも大人も楽しめる、生きものエンタメ本です。

 

作・ろう|角川書店|1210円

YouTubeでますます人気の「へんないきものチャンネル」書籍化第2弾!もふもふだったり、目がくりくりしていたり、愛くるしい生きものたち。でも、かわいいからって侮っちゃダメ! 生きるために、みんな一生懸命なんです。
好きな相手とつがいになるため、強い子孫を残すため、自分や群れの安全を守るため…時に驚くほどの凶暴さやしたたかさ、あざとさを発揮します。そんな生きものたちの素顔を知ると、驚きと発見がたくさん!
前作『キモイけど実はイイヤツなんです。』からコラムページ増量&まんがページも収録。生きものの世界って、やっぱりますます面白い!

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文・構成/HugKum編集部

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