おすすめ「ごはん」の絵本6選
【1】『ごはん』
平野恵理子/著者, 編集 福音館書店
◆こんな本
ずらりと並んだ「ごはん」。さあ、何から食べましょう?「たきこみごはん」「がいこくごはん」「おちゃづけ」など、それぞれ13種類もあって、どれもとってもおいしそう!小さい人からお年寄りまで、美味しい絵本はみんなで一緒に幸せな気持ちになりますね。1年を通して楽しめる作品です。
◆対象年齢
2歳~
【2】『ごはんたべよ(福音館あかちゃんの絵本)』
大阪YWCA, 大塚いちお/著者, 編集 福音館書店
◆こんな本
なんて幸せなタイトルなのでしょう?思わずニッコリします。ごはん、おみそしる、卵ときゅうりにソーセージ。エプロン、おはし、ファークとスプーン。身近で簡潔な言葉を聞きながら、温かみのある絵を見ていると、準備が整ってゆく食卓にいるようです。赤ちゃん絵本「もののえほん いちにち」セットの1冊。
◆対象年齢
0歳、1歳、2歳
【3】『いろいろごはん』
作・絵:山岡ひかる くもん出版
◆こんな本
絵本の世界では、いろいろなモノが擬人化されます。この絵本では、満面の笑みを浮かべるお茶漬けや、涼しい顔をした雑炊が登場します!
「ほかほか ごはん ふっくら ごはん なにに なるかな いろいろ ごはん」。言葉にリズム感があるので、そのまま誰が読んでも楽しく読めます。「ごはんよ ごはん なにに なる?」のようにキーワードとなる何回も出てくる言葉は、ほかの文よりやや丁寧に読むとメリハリがついてよいでしょう。
◆対象年齢
1歳~
◆ママパパの口コミ
『0・1・2歳児の保育』2014年春号
【4】『きょうのごはん』
加藤休ミ/作 偕成社
◆こんな本
「今日のごはんは何?」絵を見るだけでおなかがすく本 あらすじ 一匹のネコの目を通して描かれる、ある日の夕ごはんどきの風景。見開きいっぱいに描かれた焼きサンマやコロッケ、オムレツ。何度も見返したくなる1冊。
なんてリアルな食事の絵本。いい匂いがしてきそうです。見開きで文章が短いページは、作者が絵にたくさんの思いを込めています。お子さんが納得ゆくまで絵を見せて、ごはんについて、会話を楽しみましょう。
◆対象年齢
3歳、4歳、5歳~
『edu』2015年5・6月号
【5】『おべんとうばこの うた』
さいとうしのぶ/構成・絵 ひさかたチャイルド/チャイルド本社
◆こんな本
「♪これくらいの おべんとうばこに」の歌に合わせて、おかずたちがおべんとうばこに飛び込んでいきます。にぎやかに、思い思いに踊りながら、みんな楽しそう!
子どもたちが大好きな「おべんとうばこ」のわらべうた絵本です。初めてうたう子どもでも、絵本を見ながら、すぐに覚えられますね。手ぶりは何回か読み、歌を覚えてからでもよいでしょう。場面ごとにお弁当箱、おにぎり、おかず、それぞれが手ぶりをしています。最終ページには譜面もついていますが、どちらも参考程度に考えましょう。
◆対象年齢
0歳、1歳、2歳
◆ママパパの口コミ
『新幼児と保育』2014年10・11月号
【6】『おにぎり ぎゅっぎゅっ』
きむらゆういち/作 西内としお/絵 世界文化社
◆こんな本
今日は遠足。くまくんは、お弁当に大好きな鮭の入ったおにぎりを作りました。仲よしのさるくんとぶたさんもおにぎりを作りました。自分の作ったおにぎりがいちばん! というみんな。ところがみんなのおにぎりが混ざってしまって大げんか……。さて、仲直りできるかな?
子どもたちが大好きなおにぎり。定番のロングセラー絵本もありますが、ときにはこんなしかけ絵本もいいですね。読む前におにぎりを作る見立て遊びをしたり、絵を描いたりすると、主人公の気持ちに沿いやすくなることでしょう。
◆対象年齢
0歳、1歳、2歳
◆ママパパの口コミ
『新幼児と保育』2015年8・9月号
教えてくれたのは
JPIC読書アドバイザー 台東区立中央図書館非常勤司書。日本全国を飛び回って、絵本や読み聞かせのすばらしさと上手な読み聞かせのアドバイスを、保育者はじめ親子に広めている。鎌倉女子大学短期大学部非常勤講師など、幅広く活躍。近著に『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』(小学館)。