昔はあった「座高測定」 今は制度の変更で廃止に
学校で年に2度行っている身体測定。昔は実施していたけれど、今は行っていない項目がいくつかあります。
その一つが座高測定です。身長、体重とともに測定されてきましたが、身長と体重の成長曲線で発育の過程を見ることができるようになったため、2015年度に廃止されました。
そもそも座高測定は、1937年(昭和12年)から、徴兵制度を意識して導入されてきたものです。当時は胴が長いほうが内臓の発育が良いとされていたようです。戦後も子どもの発育測定の一つとして継続されましたが、実際にはほとんど活用されることはなく廃止されました。
ほかに、寄生虫検査や背筋力測定なども今は行っていません。
お話を伺ったのは・・・
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1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子ども達各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載し、HugKumの監修もつとめています。
『小学一年生』2023年9月号別冊『HugKum』
イラスト/かまたいくよ
構成/天辰陽子