最適なおかゆの保存方法|4つの水加減とおすすめの保存容器、リメイクまで

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体調の悪い時だけでなく、温かくて消化の良いものを食べたい朝や、胃腸の不調を感じる時にうれしいのがおかゆです。保存方法や、作り置きのコツなどについてまとめました。
炊き方も難しくありません。水分量を調節することで、固さが調節できますから、好みの固さに炊く方法もあわせてご覧ください。

おかゆは炊き立てが一番おいしく、時間が経つごとに食感が変化していく食品です。これは水分をお米が吸い取ってしまうことに原因がありますが、上手に保存することでおいしく食べられます。保存にはどんな方法が最適なのでしょうか?  ご一緒に探っていきましょう。

おかゆの保存

炊き上がったおかゆはの水分は、時間が経つほどお米に吸われて減り続けるため、食感が柔らかく変化していきます。また、常温で保存できるのは、ほんの数時間のみと、心がけてください。

ラップはNG! おすすめの保存容器

ラップを使うと水分がこぼれますから、保存には使えません。フリーザーバッグや、タッパーを使用してください。

できるだけ薄く冷凍しておくと、割り出せて便利です。
できるだけ薄く冷凍しておくと、割り出せて便利です。

冷凍する場合は1膳分ずつ小分けにし、薄く平らな形状になるよう準備します。これで冷凍、解凍が早く進み、比較的味の変化が穏やかに抑えられます。

粗熱がとれたら冷蔵庫へ

冷蔵庫に入れて保存する場合は、粗熱のとれたおかゆをタッパーなどの容器に移し入れ、フタをして冷蔵庫に保存してください。

 

おすすめは冷凍

おかゆの保存は冷凍が最適です。フリーザーバックやタッパー、または離乳食用のカップなどを利用して冷凍する方法を下の記事で詳しくご案内していますので、ご利用ください。

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保存期間

常温での保存は、その日のうちに食べ切るように心がけます。

冷蔵保存の場合は2日以内です。水分を吸って食感や風味が変化していくことを念頭に置いてください。

冷凍したお粥なら2週間程度の保存ができます。

保存食としてのおかゆ

基本のおかゆの炊き方と保存方法を確認します。さらにトッピングで味に変化をつけたい時のアイデア、またはアレンジ方法をご紹介します。生活に取り入れてください。

基本のおかゆ

炊いたお米と重湯の割合が半分ずつの場合は「五分がゆ」、重湯が多いと「三分がゆ」と呼ばれます。

食欲がない時は米を減らして柔らかいおかゆに仕上げるとよいでしょう。逆に重湯が少ない「七分がゆ」、さらに、重湯がほとんどない全粥があります。ここでは、全粥の炊き方をみていきます。

・材料

(表記は1膳分の分量です。保存する場合は分量を増やしてもかまいません)

お米 50g(1/3合)
水 250㏄

※水の量は同じのままで、米を35gに減らすと七分がゆ、25gで五分がゆ、13gで三分がゆを、目安にしてください。

・作り方

【1】お米を洗って30分程度水に浸けておきます。

浸水すると芯が残りません。
浸水すると芯が残りません。

【2】鍋に【1】と水を入れて強火にかけます。

吹きこぼれには要注意。
吹きこぼれには要注意。

【3】沸騰したら弱火にして、ときどき全体をかき混ぜながら、20分程度加熱します。

おかゆは、非常に吹きこぼれやすいことから、フタをせずに炊くか、フタをずらして被せることが必要です。また、フタをしない場合は蒸発する水分を補うため、途中で大さじ1程度の水を足します。

【4】お米が柔らかくなったら火を止めて、フタを完全に閉めて10分程度蒸らします。

このまま食べる場合は、最後に塩を適量加えるとおいしくなります。

・あんかけがゆへのアレンジ

水の代わりに出汁を用い、薄口しょうゆとみりんで味をつけた後、水溶き片栗粉でとろみをつけると、あんかけがゆです。味があるので、食べやすくなります。

トッピングの例

保存したおかゆは温め直して口にします。その際にトッピングできる食材を挙げました。定番のネギや梅干しの他には、どんな工夫ができるでしょうか?

・しらす、おじゃこ

しらすや、乾燥したおじゃこをトッピングすると塩味が効いているのでおいしく食べられます。

・卵

温め直したおかゆに、溶き卵を回し入れて卵がゆにすると、栄養面から体を支えます。

・白身魚の刺身

あっさりとした白身魚の刺身をみじん切りにして、おかゆと一緒に加熱してください。少量のしょうゆか、塩で味をつけるだけで食べられます。遅い時間の夜食にするなら、海苔やごま油をプラスするのも、ご参考にしてみてくださいね。

おかゆのリメイク

中国で朝食として食べられるのが中華がゆ。鶏や魚介の出汁で炊いて、ごま油で風味を足すのがポピュラーな食べ方です。今回は風邪の回復期など、食欲が戻ったときに食べたくなるような、薄味に仕上げます。

・材料

(1膳分)

冷凍保存したおかゆ 1膳分
水 200㏄
鶏ガラスープの素 小さじ1

鶏ささみ 1/2本
ザーサイ 少量
ネギ 少量
白いりごま 少量

酒 小さじ1
塩 適量

・作り方

【1】鶏ささみの筋を除きます。厚さが均一になるように包丁で開いて、塩と酒を振りかけておいてください。

【2】鍋に冷凍保存したおかゆと、水、鶏ガラスープの素を入れて加熱します。

薄く平らに冷凍したおかゆは、少し解凍するとパキパキと割れました。
薄く平らに冷凍したおかゆは、少し解凍するとパキパキと割れました。

【3】おかゆがほぐれてきたら、【1】のささみを入れてさらに加熱を続けます。

【4】ささみに火がとおったら一旦取り出し、小さくほぐしてください。もう一度鍋に戻してよく混ぜます。

【5】出来上がったお粥を器に盛り付け、みじん切りにしたザーサイとネギ、白いりごまをトッピングしてください。

買い置きできるおかゆ

急な体調不良の際、買い置きがあれば安心です。普段から揃えて、備えておくと心強いですね。

味の素 おかゆ 3種×6個

ダイエット、体調不良時、備蓄用、離乳食に使えるおかゆのセットです。小腹がすいた時に、そのまま食べられる手軽さはありがたいものですよね。

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出汁や素材にこだわった、高級おかゆの詰め合わせです。ちょっとした心遣いとして、贈り物に選んでも。

普段の生活に取り入れて

体が温まり、消化によいおかゆは、ダイエット、夜食などにも最適です。作り方も簡単なので、サッと作れると体がつらい時でも助かりますよね。保存もできるので、取り入れてください。また、備蓄や非常食への活用もおすすめですから、もしもに備えて普段から扱いに慣れておくと役立つことでしょう。

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構成・文・写真(一部を除く)/もぱ(京都メディアライン)

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