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算数が好きな小学生は半数以上!意外にも算数好きは多い
算数は好き?
まず聞いてみたのは、「算数は好きですか?」という質問。「好き」「どちらかというと好き」といった算数への積極的な回答の割合は55%と半数以上の結果になりました。
意外にも算数好きな小学生は多いようです。
小数や分数が登場する小学4年生から算数は難しくなる!
算数が難くなるのは何年生から?
次に、小学生算数を一通り経験した高学年キッズに対象をしぼったアンケートも実施。3割以上の小学生が4年生から難しくなったと感じてくるようです。
苦手な単元は?
苦手と感じる単元は、「速さ」につづき、「分数や小数の計算」、「割合・比」、「立体図形の展開図」が上位を占めます。
算数が難しいと感じたお子さんが多い時期と重ねると、小学校4年生から登場する小数・分数、立体図形の単元で最初に苦手を感じるのかもしれませんね。
また、近頃は中学受験の勉強をしているお子さんもたくさんいるため、流水算、旅人算、通過算、時計算といった「速さ」を使った応用問題でつまづくこともあるようです。
算数に関しては悩みがいっぱい!特に多かった悩み5選
つづいては、親御さんの悩みにフォーカスをあてた質問です。なかでも特に多かった回答をご紹介していきます。
設問:算数に関して、お子さんがつまずいていること、お子様に訊かれてどう教えて良いか困っていることはありますか?
対象:2017年以降に生まれたお子さんをもつ保護者の回答544人(2023年10月・HugKum調べ)
親が子どもの頃に習った解き方とは違い、教えるのが難しい
昔の教え方と今の教え方が全然違うので、親が勝手に教えると子供が混乱するので安易に教えれない。[小学3年生/男の子]
自分が習ってきた事と、現在の授業で違いがあるので、戸惑う時もある 。[小学2年生/女の子]
学校の教え方と自分が習った時のやり方が違う。[小学6年生/女の子]
特に多かったのが、親世代と子世代では解き方が違うという声。なかには、ひっ算の方法から違うとの声も。学校や塾にお任せしている親御さんも多そうです。
文章題のような応用問題の理解が良くない
計算問題は出来るが、文章題になると正解率が下がる。[小学3年生/女の子]
基本はできていますが応用が苦手なようで、テストの裏側の点数がいつも低めで困っています。[小学4年生/男の子]
計算よりも、問題の文章をきちんと読んだり、答え方(単位や、式を書くかなど)で間違えることが多い。[小学1年生/男の子]
次に多かったのが、文章問題などの応用問題への悩み。文章問題の言葉の理解が難しいと感じてしまう場面や、長い文章を読むことに苦戦するケースがよくあるようです。
大人は既成概念として理解していることの質問への回答に困る
何でそうなるのか聞かれても、これはこうなってるからとしか言えないことが多く、根拠を示すのが難しい。 [小学3年生/男の子]
大人は当たり前のこととして理解していて教えるが、子供は理解できていないで聞くので、話の内容が理解してもらえないことがある。[小学6年生/男の子]
公式や小数など、概念的なものへの説明に頭を悩ませる親御さんも。問題の正解はわかるけれど、教えられないといった声も多数ありました。
図形や体積、単位などの感覚的なものを教えるのが難しい
図形などは感覚的なものが大事なので、わからない時に理解させるのに苦労します。具体物がないと難しいです。[小学2年生/女の子]
図形で直角がわからないと言われた時にどう言えばいいか困った。[小学5年生/男の子]
想像しずらい単位や数字が苦手のようです。[小学5年生/女の子]
感覚的なものは言葉や図で説明するのが難しいですよね。具体物をつかって理解を促したいと考える親御さんもいるようです。
子どものイライラが大人にも伝染してしまう
すぐケンカになってしまって困っている[小学4年生/女の子]
わからないところを教えようとしても、お互いヒートアップしてしまい、冷静に教えられていない。[小学4年生/女の子]
「教えて!」と言われたので普通に教えていたら、なぜか息子は「そんなの分かってるよ!」と怒ってしまいます。どうやって説明したら怒らないのか、知りたいです…。[小学3年生/男の子]
特に文章問題などの難しい問題は、読むことにも解くことにもストレスがかかり、お子さんもイライラしてしまいがちな様子。
間違いが続いてしまうと嫌になってしまい、親御さんとのハレーションが起きてしまうこともあるようです。
つまづきやすいポイントや時期は注意してみて
今回は、算数学習について、現役小学生のパパママ544名に実態を教えてもらいました。多くの小学生が難しいと感じる時期や、苦手意識のある単元がみえましたね。
気がつけば授業についていけなくなっていた、という状況を避けるためにも、つまづきやすい単元や時期を親御さんも理解しておくと良いかもしれません。
HugKumでは、親御さんのお悩みを解決できるヒントになる記事も多数掲載しています。そちらも参考にしながら、お子さんに合った学習のサポートができるといいですね。
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文・構成/HugKum編集部