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千葉銘菓とは
首都圏の東側に位置する千葉は、太平洋に突き出た半島になっている県です。海や山などの自然が多く、都心からの小旅行を楽しむ人が多く訪れる場所です。そんな千葉にはどんな銘菓があるのでしょうか? この記事で、順にご紹介していきます。
千葉といったらまずチェック!│千葉銘菓【定番編】
まずは千葉を代表する銘菓から。定番中の定番を見てみましょう。
まるごとびわゼリー
名前の通り、びわがまるごと1粒ごろっと入った贅沢なゼリーです。甘く柔らかい果肉の食感が魅力的です。
銘菓ポイント
びわの産地として有名なのが千葉の南房総です。そこで育ったびわを使ったさまざまなスイーツが生まれていますが、これはその代表格的存在です。
「まるごとびわゼリー」
びわから丁寧に果実をとって、ゼリーの中に入れています。よく冷やして食べるのがおすすめです。
鯛せんべい
房州名物の鯛せんべいは、クッキー生地を鯛の形にかたどった型に流し込み焼き上げています。薄焼きのため、サクサクポリポリと食べられます。
銘菓ポイント
この地域で大正時代から食べられているという鯛せんべい。以前は別の材料で作られていましたが、大正時代から昭和初期にかけて、上質の小麦粉、砂糖、卵などを使って鯛の形にする現在の製法になりました。
「鯛せんべい」
プレーンのほか、シナモン、チョコレート、桜葉の4つの味がラインアップしています。
くじらあげまん
くじらをモチーフにした、かりんとう風味の和風まんじゅうです。カリッと揚げているため、サクサクの食感を楽しめます。
銘菓ポイント
南房総は、全国でも数少ない捕鯨基地がある場所。そんなくじらをモチーフに生まれたお菓子です。
「くじらあげまん」
揚げてすぐ瞬間冷凍しているため、できたてのおいしさが残っています。電子レンジで軽く温めると、おいしくいただけます。
花菜っ娘
「花菜っ娘(はななっこ)」は、黄味餡をバター生地で包んだボイル焼き乳菓。ふっくらしっとりした食感で、バターの香りが口に広がります。
銘菓ポイント
千葉県館山市を拠点に、大正12年の創業から和菓子や洋菓子を作り続けている「房洋堂」でもっとも人気なのがこのスイーツです。発売から40年以上愛されているロングセラー。
「花菜っ娘」
黄身餡は、千葉県の県花でもある「菜の花」をイメージしているそう。レトロなパッケージも魅力的です。
びわの栞
びわのジャムを間にはさんだ、しっとり&ふんわりのブッセ。甘酸っぱいびわの味わいをお菓子で味わえます。
銘菓ポイント
千葉の名産品であるびわをジャムにして使用したスイーツ。ちょっぴり贅沢な午後のひとときになどにピッタリです。
「びわの栞」
ふんわり軽いブッセは、思わず笑みがこぼれるおいしさ。楽天ランキングで1位にもなったことがあり、味は折り紙付きです。
名産品を使ったスイーツ│千葉銘菓【ピーナッツ編】
千葉は落花生の生産が多いことで有名です。こちらではピーナッツを使った銘菓をご紹介しましょう。
轟太鼓
「轟太鼓(ごうだいこ)」は、落花生を使ったせんべいや豆菓子などを取り揃えている「こば屋本店」の看板商品です。落花生とおかきを、大きめのせんべいのような形に仕上げています。
銘菓ポイント
自社農場「こばこば農園」で栽培した落花生を使い、生産から販売まで一貫して行っている「こば屋本店」。千葉の落花生の味を存分に楽しめるお菓子です。
「轟太鼓」
ザクザク食感があって、食べ応えがあります。
ぴーなっつ最中
中央がくびれたピーナッツ形の「ぴーなっつ最中」。ピーナッツの甘煮を最中に詰めています。
銘菓ポイント
千葉といえばピーナッツ。千葉の有名な銘菓のひとつがぴーなっつ最中です。ピーナッツ味の餡は、とろっと&まったりとして美味しいと人気があります。
「ぴーなっつ最中」
ぴーなっつ最中の化粧箱はピーナッツ型です。ユニークでかわいいボックスに入っているから、お土産だけでなくギフトにも喜ばれます。
ピーナツキング
「ピーナッツの王様」を意味する、迫力あるネーミングが印象的なお菓子です。サクサク生地の上に、ピーナッツがゴロゴロとのっています。
銘菓ポイント
ピーナッツは100%千葉県産。これをクッキーにのせて焼くことで、香ばしい味に仕上げられています。
「ピーナツキング」
一度見たら忘れられない、いかつい顔のピーナッツキングのイラストが目印。個包装のパッケージ一つひとつにも、ピーナッツキングの絵が描かれています。
ピーナッツサブレ―
職人が一枚一枚作り上げていくサブレ―に、千葉特産のピーナッツをのせて丹念に焼き上げました。
銘菓ポイント
太陽の恵みを受け、元気に育った千葉県産の半立落花生をふんだんに使用。サクッとした歯触りとピーナッツの香ばしさを楽しめます。
「ピーナッツサブレ―」
パッケージを開けると、ピーナッツの芳ばしさがふわっと広がります。
千葉落花生まんじゅう
白餡の中に、細かく砕いた落花生が入ったまんじゅう。落花生がいいアクセントになっています。
銘菓ポイント
落花生のような形に作られていてとてもキュート!千葉へ旅行したらお土産に買って帰りたいお菓子です。
「千葉落花生まんじゅう」
しっとりとした白餡で、地元自慢の味。老若男女に喜ばれるお菓子です。
楽花生パイ
千葉県産の落花生を主役にしたパイです。落花生の蜜煮入り特製餡を、パイ生地で包んで焼き上げています。
銘菓ポイント
千葉県産落花生を100%使用。落花生のまろやかな甘さが引き立つ餡に仕上げられています。
「楽花生パイ」
パイ生地には発酵バターをたっぷり使用しており、落花生の甘みとベストな組み合わせになっています。
これもはずせない│千葉銘菓【和菓子編】
最後は、和菓子編です。羊羹、最中などの銘菓がずらりと並んでいます。
さざえ最中
サザエの貝殻に見立てた最中で餡を包んだ一品。小倉あんや白あんのほかに、海の香りがする青のりあんもあります。
銘菓ポイント
千葉の南房総ではサザエがよく獲れます。そんなサザエをイメージしてできたのがこのお菓子。南房総の名物です。
「さざえ最中」
ゴツゴツとした見た目とは裏腹に、やさしい味。つい手に取りたくなる可愛らしさです。
栗むし羊羹
栗が贅沢にぎっしりと詰まっていて、食べごたえのある羊羹です。
銘菓ポイント
成田山新勝寺は、千葉でもよく知られている名勝です。1000年以上の歴史があり、年間1,000万人を超える参詣者が訪れる全国有数の寺です。そんな成田山の参詣で有名なのが、この栗むし羊羹です。
「栗むし羊羹」
自社で餡から製造しており、甘さ控えめ。見た目にも食欲をそそるお菓子です。
枇杷ようかん
千葉名産のびわを使ったようかんは、オレンジ色の見た目も美しい逸品です。
銘菓ポイント
千葉はびわの栽培が盛んに行われていて、全国2位の生産量を誇ります。そんな名産品を使った和菓子です。
「房州 枇杷ようかん」
びわには、免疫力アップが期待できるβカロテンなどの栄養素が豊富に含まれています。そんなびわをようかんにしました。
房総瓦(瓦せんべい)
屋根瓦のような形で、素焼きした瓦せんべい。千葉では「房総」の名前がついた、シンプルな瓦せんべいが銘菓としてあります。
銘菓ポイント
瓦せんべいには、千葉県の形と「CHIBA」の文字や、「勝浦の朝市」といったイラストや文字が刻印されています。千葉の話題をするときにもピッタリです。
「房総瓦」
初めて食べた方でも、どこかなつかしさを感じる素朴な味わいが魅力です。
びわやピーナッツなどを使った銘菓は千葉土産にもおすすめ!
千葉は、首都圏から気軽に日帰り旅行できる場所。海岸線やビーチも美しく、気軽に自然に触れられる場所が多くあります。そんな千葉へのお出かけの際は、ここでご紹介した銘菓もチェックしてみませんか? 名産品を使った、家族や友だちに贈って喜ばれるお菓子がきっと見つかりますよ。
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文・構成/HugKum編集部