子どもの熱中症対策は5月から!
5月になると最高気温30度以上の真夏日になることも! また4月と比較すると、気温25度以上の夏日は3倍以上になりますが、暑い日、心がけて欲しいのが熱中症対策です。
とくに子どもは、体の水分調整機能が大人と比べて未熟で、水分(汗やおしっこ)が早く体の外に出ていくので、大人よりも水分補給をしないと熱中症になりやすい傾向が。
さらに水分は代謝を活発にしたり、体温調整の役割も担っているので、熱中症を防ぎ、元気に夏を過ごすにはこまめな水分補給がカギとなります。
そこで小児科医・首里京子先生に、熱中症を防ぐ水分補給のコツを教えてもらいました。
小児科医がすすめる!水分補給を習慣にする3つのpoint
大人は適度に水分補給ができますが、子どもの水分補給は意外と難しいもの!「水分補給って、どのぐらい飲ませていいのかわからない」「遊びに夢中になったり、気分が乗らなかったりすると水分補給をしてくれない」など悩むママやパパは少なくありません。
アサヒ飲料は小児科医・首里京子先生監修のもと、子どもたちが自ら水分補給を習慣化できるようにするトレーニング方法「ゴクトレ」を提唱。「ゴクトレ」のポイントを紹介します。
「ゴクトレ」で水分補給を習慣にしよう!
1)自分のコップを決めよう
コップ選びは、できるだけ子どもの意見を取り入れてあげて。お気に入りのマイコップを用意すると、水分補給が楽しくできます。
2)水分補給はこまめに。1回2~3口が目安
1回の水分補給の目安は2~3口(50~100ml)が目安。のどが渇いているときは、もちろんそれ以上飲んでもOK。
水分補給は、①起床時、②散歩や外遊び、③食事・おやつ、④お昼寝の前後、⑤入浴後、⑥就寝前などこまめに誘って。
3)水分補給はカフェイン・糖分ゼロのお茶か水に
水分補給は、こまめに行って欲しいのでカフェイン・糖分ゼロのお茶か水にしましょう。カフェインは緑茶、ほうじ茶、ウーロン茶などにも含まれているので注意を。
水分補給以外の熱中症予防は!?
●おしっこの量や回数をチェックする
おむつの濡れ具合やトイレに行く回数をチェックして、おしっこの量がいつもより少なくないか確認を。少ない場合は、意識して水分補給を心がけてください。
●体内に熱がこもらない快適な衣類を着せる
子どもは体温調節が苦手で、体内に熱がこもりやすいので、暑かったり、湿度が高かったりする日は、吸湿性、吸水性に優れた風通しの良い衣類を着せて。
●クーラーを上手に活用
室内や車内では、直接、風が当たらないようにクーラーをつけましょう。設定温度は、ママが快適と思う温度で大丈夫です。心配なときは、背中を触って汗をかいていないかなどチェックを。
●外では、涼しい場所でこまめに休憩をとる
夢中になって公園などで遊んでいても、水分補給を兼ねて日陰などの涼しい場所でこまめに休憩をとりましょう。温度、湿度が高い日の長時間の外遊びは控えるのがベター。
教えてくれたのは
サニーガーデンこどもクリニック院長 首里京子(しゅり・きょうこ)先生
日本小児科学会、小児科専門医、認定指導医/周産期新生児学会専門医/日本医師会認定スポーツ医。東京女子医科大学医学部卒業。
3人のお子さんのママでもあり、お母さん、お父さんの気持ちに寄り添った丁寧な診察が好評です。
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またアサヒ飲料では、子育て中のママ・パパを応援する「子育てサポート事業」を展開中。幼稚園などで水分補給の大切さを親子に伝える「ゴクトレ活動」などを行っています。
協力/アサヒ飲料株式会社 取材・構成/麻生珠恵