1位は犬?猫? 育児中の家庭が飼っている or 飼いたいペット・ランキング。1000人のママパパに聞いた「人気のペット」を発表!

ペットを家族として迎えると、子どもが日々のお世話を通して命の大切さを学べるほか、責任感やコミュニケーション能力を培うことも期待できます。しかしながら、育児をしながらペットを飼うことは、生き物の種類によっては決して簡単でありません。
では、育児中のご家庭からはどんなペットが「飼いたい」と思われている、あるいはすでに「飼われている」のでしょうか。未就学児育児中のママパパ1000人に「飼っている、あるいは飼ってみたいペット」をアンケートで聞いてみました。

育児中のご家庭から人気の「ペット」をランキング発表!

さっそく以下では、育児中のご家庭から人気のペットをランキング形式でお伝えしていきます。

設問:ご家庭で飼っている、あるいは飼ってみたいペットについて、あてはまるものを3つまでお選びください。
調査媒体:小学館『幼稚園』2024年4・5月号

1位:犬(37.0%)

全体の37%もの票を占め、1位となったのは『犬』でした。

忠誠心があり、愛情が深く、なんといっても可愛らしいワンちゃんは人間にとって最高のパートナー。「ペットを飼う」というより「家族が増える」という感覚が得られることからも、圧倒的に多くの方から支持される動物です。

しかしながら、そのお世話自体は決して楽ではなく、かかる費用も安くはないので、お子さんが小さいうちは難しい場合も。もちろん育児をしながらすでに飼っているご家庭もあることと思われますが、「いつかは……」と憧れる思いを込めて投票してくださった方も多いのではないでしょうか。

2位:飼いたくない・飼えない(34.1%)

34.1%と、同じく多くの票を集めて2位となったのは『飼いたくない・飼えない』でした。

お子さんが幼いうちは、とにかく子育てだけで手いっぱい。精神的・体力的・費用的にも「ペットを飼う余裕なんてない」と多くの方が感じているようです。中には、マンション住まいでそもそもペットが飼える環境ではない場合や、お子さんのアレルギーほか怪我などのトラブルを不安に思う場合もあるかもしれません。

3位:猫(18.5%)

人気の『猫』は3位にランクイン。自由気ままでマイペースな猫は、お家で丸まっているだけでも、家族に癒しを与えてくれます。

他のペットと同様にお世話は決して簡単ではありませんが、鳴き声が大きくなく、毎日の散歩の必要がなかったりと「比較的手がかからない」と言われる生き物でもあります。そのかわいらしさから、いつかはお迎えしたいと考えているご家庭や、赤ちゃんが生まれる前からすでに飼っているご家庭も少なくないようです。

4位:金魚など魚(13.7%)

4位には『金魚など魚』が挙がりました。

魚のペットは、水槽を泳いでいる姿を眺めているだけでも気分が穏やかになります。種類によってはお世話が簡単なので、餌やりや水槽の掃除のようなお世話をお子さんと一緒に楽しむご家庭もあるのではないでしょうか。

5位:ハムスター(6.2%)

『ハムスター』は5位に。可愛らしく、飼育スペースも幅を取らない『ハムスター』も、子育て中のご家庭から人気のペットです。

お世話にあまり手がかからないため、学校の教室で飼われる場合もありますよね。人間に懐きにくく、寿命が短いものの、犬猫に比べると飼うハードルが低いといえる動物です。

6位:ウサギ(5.4%)

『ウサギ』は6位にランクインしました。ふわふわの毛並みに長い耳、大きな目が特徴的な『ウサギ』は、子どもたちからも大人気の動物です。お子さんから「飼いたい」とねだられることもあるかもしれませんね。

鳴き声がなく、感染症の心配も少ないので、マンション住まいでも飼いやすいと言われます。

7位:インコなど鳥(2.9%)

7位は『インコなど鳥』。基本的にはケージの中で飼う鳥は、育児をしながらでも比較的飼いやすいペットです。

『インコ』のようなおしゃべりする種類の鳥なら、「インコにおしゃべりを教える」というていで、お子さんの会話力も育めるかもしれません。

8位:カメ(2.6%)

8位となったのは『カメ』でした。怪獣のようなカッコいい見た目の『カメ』も、子どもたちから人気のペット。体が丈夫で、性格も穏やかな個体が多い『カメ』には、初心者でも飼いやすい種類が多いようです。

ただし、よく飼われるミドリガメでも体長30cmくらいまで成長するといわれるため、気軽に衝動買いするのはNG。本当に飼い続けられるのか、入念な下調べをしましょう。

9位:カメ以外の爬虫類(2.2%)

『カメ以外の爬虫類』は9位に挙がりました。

ヘビやトカゲなどの爬虫類は、特に男の子を育児中のご家庭から支持されているようです。「いつかは飼ってみたい」と感じさせられるミステリアスな魅力があります。

10位:モルモット(1.7%)

10位は『モルモット』でした。動物園などでもふれあえる機会が多い『モルモット』は、子どもにとっては身近な存在の動物です。

犬猫に比べると「飼いやすそう」なイメージがありますが、環境の変化に非常に敏感で、意外にも飼うのが難しい動物なのだとか。お迎えする場合は、まずはその生態や性格についてしっかり学びましょう。

「その他」としても、さまざまな動物の名前が!

カブトムシやクワガタ

特に人気だったのは、『カブトムシ』や『クワガタ』などのカッコいい虫たち! 幼虫から蛹になり、強そうな見た目に進化する生態にロマンを感じている子はきっと多いはず。中には、自分で捕まえた虫を飼っている子もいるのではないでしょうか。

ウーパールーパー

『ウーパールーパー』との回答も散見されました。ユニークな見た目と、飼育がしやすいことから人気の『ウーパールーパー』。子どもたちの“共通言語”とも言えるゲーム『マインクラフト』に登場することが、人気を後押ししているのかもしれません。

ハリネズミ・リス

『ハリネズミ』や『リス』などのげっし類の名前も挙がりました。『ハムスター』と同様に、小さくて可愛らしく、鳴き声も小さいので室内で飼いやすい点が魅力です。しかしながら、どちらもデリケートな生き物のため、飼育にはかなり気をつかう必要があるのだとか。

▼こちらの記事も参考に

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育児とペット飼育の両立はかなり大変。ご家族で話し合って、無理のないお迎えを

今回は、4歳以下のお子さんを育児中のママパパ1000人から寄せられた「飼っている、あるいは飼ってみたいペット」をランキング形式でご紹介してきました。『犬』や『猫』が不動の人気を誇る一方で、飼いやすさを重視した小動物にもたくさんの票が寄せられましたね。

生き物の種類にもよりますが、育児をしながらペットを飼うことは想像以上に大変です。ですが、その分得られる経験や思い出はかけがえのないものでもあります。飼いたい気持ちがある場合は、育児との両立や費用面、飼いはじめるタイミングを考慮しつつ、無理なくお迎えできるようにご家族で話し合ってみましょう。

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文・構成/羽吹理美

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